西南ドイツ学派(読み)せいなんドイツがくは

百科事典マイペディアの解説

西南ドイツ学派【せいなんドイツがくは】

バーデン学派〉とも。マールブルク学派と並んで,新カント学派の最も有力な学派。創始者はウィンデルバントで,体系的組織者はリッケルト,ラスクなど。文化科学・歴史科学を自然科学に対置させ,カントの哲学を価値哲学の方向に展開してその根拠づけを行った。
→関連項目ラスクリッケルトロッツェ

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

大辞林 第三版の解説

せいなんドイツがくは【西南ドイツ学派】

新カント学派の一。西南ドイツ(バーデン地方)で活躍したウィンデルバント・リッケルト・ラスクなどが代表者。西南学派。バーデン学派。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の西南ドイツ学派の言及

【ウィンデルバント】より

…ドイツの哲学者で新カント学派の一つである西南ドイツ学派(バーデン学派)の創始者。哲学史をはじめて問題史的に扱った哲学史家としても著名である。…

【新カント学派】より

…19世紀後半以降第1次世界大戦の時期にかけてドイツを中心として栄えた哲学上の学派で,カントの哲学を観念論の方向に徹底したうえで復興させることによって,当時盛んであった自然科学的唯物論や実証主義に対抗しようとしたものである。これに属する哲学者としては,その一派であるマールブルク学派のコーエン,ナトルプ,カッシーラー,西南ドイツ学派(バーデン学派)のウィンデルバント,リッケルト,ラスクなどがいる。マールブルク学派はカントに従って自然科学を重視するとともに,論理的構成主義の観念論の方向にカントの観念論を徹底した。…

【ラスク】より

…ドイツの哲学者。新カント学派の一つである西南ドイツ学派に属する。彼は,論理的形式と感性的内容の相互独立性を否定し,両者を認識対象の非独立的な要素とみることによって,対象の中に論理的形式の存在を認め,これこそが対象をして対象たらしめるものであるとする。…

【リッケルト】より

…ドイツの哲学者で新カント学派の一つである西南ドイツ学派の完成者。彼は対象を,非合理的な内容と合理的な形式の結合とみ,対象の認識とは,ある主語(内容)と述語(形式)を結び付けるべきで,そうすることには価値がある,とみなす判断,つまり価値判断であるとする。…

※「西南ドイツ学派」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

余震

初めの大きい地震に引き続いて,その震源周辺に起こる規模の小さい地震の総称。大きい地震ほど余震の回数が多く,余震の起こる地域も広い。余震域の長径の長さは,地震断層の長さにほぼ対応している。マグニチュード...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android