出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
大分市大字寒田(さむた)に鎮座。祭神は、西寒多大神を主祭神とし、天照皇大御神(あまてらすおおみかみ)、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)、月読尊(つきよみのみこと)、大直日神(おおなおびのかみ)、神直日(かむなおび)神、天思兼(あめのおもいかね)神を配祀(はいし)する。豊後一宮(ぶんごいちのみや)。『三代実録』(901)に「豊後国无位(むい)西寒多神従(じゅ)五位下」とあり、『延喜式(えんぎしき)』(927)神名帳(じんみょうちょう)に「西寒多神社」とある。戦国期には領主大友氏の崇敬厚く、江戸時代は藩主松平氏によって、社殿の造営や改築がたびたび行われた。1871年(明治4)国幣中社に列格、以前は西寒田神社とされていたが、現在、西寒多としている。例祭日4月15日。
[落合偉洲]
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...