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親石元素 しんせきげんそlithophile element

5件 の用語解説(親石元素の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

親石元素
しんせきげんそ
lithophile element

隕石質の物質が融解して金属相,硫化物相,ケイ酸塩相に分離した仮想的な状態において,ケイ酸塩相に取込まれる傾向のある元素。 V.ゴルトシュミットによる元素の性質に関する地球化学的分類 (1922) の一つ。

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百科事典マイペディアの解説

親石元素【しんせきげんそ】

V.M.ゴルトシュミットによる元素の地球化学的分配に伴う元素分類法の一族で,彼はこの一族を地球の表面を形成するケイ酸塩皮殻に主として濃集する元素と考えた。金属元素には酸素と容易に化合する物が多い。
→関連項目親鉄元素親銅元素

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岩石学辞典の解説

親石元素

酸素のグラム当たりで,鉄よりも酸化作用の自由エネルギーが大きい元素.これは石質隕石や地殻に濃集するもので,O, S, P, Si, Ti, Zr, Hf, Th, F, Cl, Br, I, B, Al, Sc, Y, La, Ce, Li, Na, K, Rb, Cs, Be, Mg, Ca, Sr, Ba, Fe, V, Cr, Mn, Nb, Ta, W, U, Sn, Cなど[Goldschmidt : 1954].

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大辞林 第三版の解説

しんせきげんそ【親石元素】

元素の地球化学的な分類の一。地球の地殻およびマントル上・中層に集まる元素の一群。アルカリ金属・アルカリ土類金属・酸素・ケイ素・アルミニウムなど。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

親石元素
しんせきげんそ
lithophile element

親岩元素ともいい、元素分配の第一段階において、ケイ酸塩に富む液相に集まったとみなされる元素。地表から1200キロメートルの深さまでを構成しているものと考えられ、ケイ酸塩岩石をつくっている。いずれも酸素との化合力が強い。たとえば、アルカリ金属アルカリ土類金属希土類元素チタンバナジウムニオブタンタルクロムマンガンアルミニウムケイ素ホウ素などである。[中原勝儼]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内の親石元素の言及

【元素】より

…残りの陽性元素(M)は,自由エネルギーの大小に応じてM+ケイ酸鉄⇄ケイ酸M+Fe,M+硫化鉄⇄硫化M+Feの反応を起こし,Feより弱い陽性元素はFeによって遊離されて金属鉄相に追い込まれ,硫化物相にはSや非金属元素と同極化合物をつくる元素,および非金属イオン濃度の高いイオン性環境に存在しにくい元素が配分された。この化学平衡関係による地球化学的配分によって,元素は親鉄元素,親銅元素,親石元素,親気元素に分類される(表5参照)。以上のほかに,生物圏に集まる親生元素がある。…

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