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豊竹麓太夫(初代) とよたけ ふもとだゆう

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

豊竹麓太夫(初代) とよたけ-ふもとだゆう

1730-1822 江戸時代中期-後期の浄瑠璃(じょうるり)太夫。
享保(きょうほう)15年生まれ。義太夫節の初代豊竹駒太夫の弟子。宝暦7年大坂豊竹座で初舞台。寛政6年大坂道頓堀(どうとんぼり)の若太夫芝居で櫓下(やぐらした)となり,大立者として文化14年88歳まで出演。明和4年豊竹座で木札10文の追い出し芝居(立ち見制度)をはじめた。文政5年5月6日死去。93歳。大坂出身。通称は鍋屋宗左衛門。

出典|講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて | 情報 凡例

朝日日本歴史人物事典の解説

豊竹麓太夫(初代)

没年:文政5.5.6(1822.6.24)
生年:享保15(1730)
江戸中・後期の義太夫節の太夫。大坂雑喉場の生まれで,通称鍋屋宗左衛門という素人出身。初代豊竹駒太夫の門弟。宝暦7(1757)年に豊竹座初出座。山の麓と謙遜した名。文化14(1817)年88歳まで出座記録があり,まれなる長寿。声域が広く,腹力は強くて声量もあり,表現力豊かだったようで,「絵本太功記」の「尼ケ崎の」,「日吉丸稚桜」の「小牧山城中の段」,「蝶花形名歌島台」の「小坂部館の段」,「八陣守護城」の「正清本城の段」にその特色が伝わるといわれ,綺麗ごとでなく線を太く語る。派手な東風線上にあり,細部的にはギンの音をにじらせるのも「麓太夫風」。

(高木浩志)

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