日本歴史地名大系 「金乗院」の解説
金乗院
こんじよういん
金乗院
こんじよういん
狭山丘陵の一角、南に多摩湖(現東京都東大和市)、西に狭山湖を見下ろす景勝地にある。通称山口観音。吾庵山金乗院放光寺と号し、真言宗豊山派。本尊千手観音は秘仏で、三三年に一度開帳される。行基作とも伝え、江戸時代には金乗院が別当を務める観音堂の本尊であった(風土記稿)。観音堂は弘法大師開山と伝えるが(「山口観音略縁起」金乗院文書など)、金乗院・観音堂とも創建の時期は不明。中世以来観音霊場として有名で、天正一九年(一五九一)一一月徳川家康から朱印地一〇石を金乗院宛に寄進された(「徳川家康朱印状写」同文書)。寺領は田園簿では
金乗院
こんじよういん
金乗院
こんじよういん
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報