(読み)ナタ

デジタル大辞泉の解説

なた【×鉈】

幅のある厚い刃物に柄をつけたもの。まき割り、樹木の枝下ろしなどに用いる。
相撲で、立ち合いにひじを曲げて相手ののど、または胸を攻めること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典 第2版の解説

なた【鉈】

厚みのある短冊形鉄片の一側を刃とし,短い木柄をつけた工具の総称。両刃のものや,長柄のものなどもある。鉈は草,篠などを伐り払う,薙断(なぎたち)の略といわれる。また,割る,削るということから,庖丁という地方もある。木工具であるとともに山樵具(杣(そま)具),農具でもあり,その形状,用途の種類は多い。木工用としては,桶師,屋根葺きの柿師(こけらし)用の割鉈,薄板剝(は)ぎ用の剝(へ)ぎ庖丁,山樵具または農具として枝打ち用の鉈鎌,鼻付き鉈などがある。

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大辞林 第三版の解説

なた【鉈】

幅が広く厚い刃物に短い木の柄をつけたもの。薪まき割り・枝打ち、木工などに用いる。
[句項目] 鉈を振るう

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

なた【鉈】

〘名〙
① 短くて、刃が厚く幅の広い刃物。薪などを割るのに用いる。
書紀(720)天智六年閏一一月(北野本訓)「斧廿六釤(ナタ)六十四刀子(かたな)六十二枚を以て椽磨等に賜ふ」
② 相撲の手の一つ。相手のさし手を上手できめ、その腕で自分のもう一方の手をつかみ、ひじを曲げて相手の胸でおさえる形。ひじを曲げた格好がなた形をするところからこの名がある。

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