陶器・須恵器(読み)すえき

精選版 日本国語大辞典 「陶器・須恵器」の意味・読み・例文・類語

すえ‐き すゑ‥【陶器・須恵器】

〘名〙 主に青灰色あるいは灰褐色の堅く焼いた無釉の土器で、土師器(はじき)とならぶ古墳時代窯器古称斎瓮(いむべ)。ろくろを用い、還元炎焼成によるため、形態が整い、質が堅緻である。古墳時代後半期(五世紀代)頃に朝鮮から伝来、それ以後、奈良・平安時代にわたり用いられた。すえのうつわ。祝部土器

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android