デジタル大辞泉 「陶」の意味・読み・例文・類語
とう【陶】[漢字項目]
1 焼き物。「陶器・陶工・陶土/彩陶・製陶」
2 人格を練りあげる。教え導く。「
3 うちとけて楽しい。「陶酔・陶然」
4 もやもやして晴れない。「
[名のり]よし
すえ〔すゑ〕【▽陶】
「


(とう)。
は窯の中に缶(ふ)(ほとぎ)をおいて焼く形。〔説文〕十四下に「再
の丘なり」とし、〔釈名、釈丘〕に「陶
(たうさう)の如く然るなり」というが、その上り窯の形が
である。〔礼記、郊特牲〕「
に陶匏(たうはう)を用ふ」とあって、天帝を祀る郊祭には素焼きのものを用いた。そのような祭器を焼く窯は、聖所に近く設けられるので、神梯の象である
(ふ)に従って、陶に作る。帝尭陶唐氏の堯(尭)は、素焼きの器を積みあげた形。これに火を加えて焼成するを燒(焼)という。陶・堯は関連のある名である。
du、
jiu、窯(窰)ji
は声義近く、
は瓦器。陶の初文。
(よう)は瓦器、窯は陶竈。みな一系の語である。
▶・陶化▶・陶瓦▶・陶器▶・陶漁▶・陶鈞▶・陶均▶・陶穴▶・陶
▶・陶硯▶・陶工▶・陶兀▶・陶室▶・陶者▶・陶蒸▶・陶人▶・陶酔▶・陶成▶・陶染▶・陶
▶・陶然▶・陶誕▶・陶鋳▶・陶暢▶・陶土▶・陶陶▶・陶冶▶・陶練▶・陶錬▶
陶・古陶・作陶・
陶・坏陶・復陶出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
山口市南部の農村地区。旧陶村。近世には東隣の鋳銭司(すぜんじ)村の枝村であったが、その後独立。古代の須恵器(すえき)製造の窯業地に由来する村名で、山田の山麓(さんろく)に残る4か所以上の陶窯跡群は「陶陶窯跡(すえのすえかまあと)」として国の史跡に指定されている。国道2号が通じる。
[編集部]
…耐熱性の強い素地を用いて1000℃以上(1100~1300℃)の高温で焼き上げた,多孔質でない焼物(たとえば備前焼など)は炻器(せつき)と呼ばれる。考古学では,この種のもの(朝鮮半島の新羅(しらぎ)土器,日本の須恵器)も土器に含めるか,あるいは陶質土器と呼ぶことが多い。陶器は,やはり粘土を材料とし,器壁は多孔質だが器表は釉薬(うわぐすり∥ゆうやく)のガラス質に覆われており,多孔質ではない。…
…瓦,土管などの窯業,手袋を主とする繊維や機械器具などの中小工場も立地する。陶(すえ)地区は7世紀から13世紀にかけての窯跡群が所在することで知られる。滝宮の念仏踊(重要無形民俗文化財)は讃岐守でもあった菅原道真の雨乞いにはじまるといわれ,毎年8月25日に天満宮の社殿で奉納される。…
※「陶」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...