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集団指導 シュウダンシドウ

デジタル大辞泉の解説

しゅうだん‐しどう〔シフダンシダウ〕【集団指導】

集団の各成員が一つの目標に向かって共同して学習する状態の中で行われる指導。
重要な方針の決定を複数幹部合議によって行うもの。共産主義における政治指導原則の一。

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世界大百科事典 第2版の解説

しゅうだんしどう【集団指導】

一般的には組織・団体を運営するに際し,複数の指導者の合議によって意思を決定することを指す。より特殊には宗教運動やとくに共産主義,社会主義の運動・体制において,単独の支配者・指導者による排他的な独裁=個人崇拝を否定するという含意を有する。有能なカリスマ的な指導者が不在となった場合に,複数のサブリーダーが組織の集団指導を継承するような例は,宗教や思想運動上みられるが,この指導原理は共産党による支配体制,とくにソ連の歴史過程で確立された。

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大辞林 第三版の解説

しゅうだんしどう【集団指導】

集団を対象とし、また集団生活を通じて行われる指導。
複数の首脳や幹部の合議によって行われる組織運営。権力が個人に集中するのを防ぐ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

集団指導
しゅうだんしどう

共産主義政党において指導の集団的あり方を示した政治用語。個人崇拝と対置して、集団指導と個人責任制の結合、などとして用いられた。一般に共産主義政党は、民主集中制とよばれる組織原則をとり、その中央集権制の強調は、「上級の決定の下級における無条件的実行」「鉄の規律」「一枚岩的団結」などとして指導部への権力集中を招きやすく、スターリン時代に典型的にみられるように、最高指導者の絶対的権限掌握、個人崇拝に結び付く傾向を内在していた。集団指導は、このような組織原則のもとで、一個人ないしグループへの指導の集中を抑制し、指導部全体の集団的英知と経験の結集、批判と自己批判の積み重ねにより政治的誤りを最小限にとどめようとしたものである。レーニンがこれを強調したとされるが、スターリン時代に有名無実のものとなり、スターリン批判後ふたたびフルシチョフ政権下の合議制として復権した。[加藤哲郎]

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