雲脚・雲足(読み)くもあし

精選版 日本国語大辞典 「雲脚・雲足」の意味・読み・例文・類語

くも‐あし【雲脚・雲足】

〘名〙
① 雲の流れ動く様子。また、その速さ。くものあし。うんきゃく。
歌舞伎小袖曾我薊色縫十六夜清心)(1859)四立「雲足早き雨空も、思ひがけなく吹晴れて」
② 低くたれ下がった雨雲。うんきゃく。
読本椿説弓張月(1807‐11)残「泥に塗(まみ)るる雨後の場(には)雲脚(クモアシ)近くまだはれぬ」
③ 机や台の脚の、雲形にかたどってつくったもの。
浄瑠璃傾城酒呑童子(1718)四「花の時節杉折の雲足(クモアシ)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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