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電離度 でんりど degree of electrolytic dissociation

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

電離度
でんりど
degree of electrolytic dissociation

分子が解離してイオンを生じる割合。主として電解質水溶液について用いる用語。食塩,水酸化ナトリウム,塩酸のような強電解質は水溶液中で完全解離していると考えられるが,弱電解質ではそのうちの一部のみが解離してイオンを生じ,他は中性分子としてそのまま溶液中に存在する。

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デジタル大辞泉の解説

でんり‐ど【電離度】

電解質が溶液中でどれだけ電離しているかの割合。電離する前の物質全量に対する、電離した量の比。

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百科事典マイペディアの解説

電離度【でんりど】

電解質を溶媒に溶かしたときの電離の程度を表す数値。溶けた電解質分子の数をN,電離した分子の数をnとすると電離度αはn/N。一般に溶液の濃度が低いほど,また温度が高いほど増大。
→関連項目オストワルトの希釈律電解質

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大辞林 第三版の解説

でんりど【電離度】

電離前の物質の全量に対する、電離した物質の量の比。電解質の種類、同じ物質でも濃度・温度によって異なる。例えば、食塩などでは大きくて一に近く、酢酸などでは小さい。また一般に、薄い溶液ほど大きくなる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

電離度
でんりど
degree of electrolytic dissociation

電解質を溶媒(通常は水)に溶かして溶液をつくったとき、その電解質全量のうち、どれだけが解離してイオンになるか(電離するか)の割合をいう。電離度は電解質の種類によって異なり、塩酸、硝酸などのような強酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムのような強塩基、塩化ナトリウム硫酸カリウムなどのような塩類は大きくて1に近く(強電解質という)、酢酸のような弱酸、アンモニアのような弱塩基では小さい(弱電解質という)。電離度はこのほか、溶媒の種類、温度により変化するが、また共存イオンの有無、種類、量によっても変化する。[戸田源治郎・中原勝儼]

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世界大百科事典内の電離度の言及

【解離】より

…電離定数が大きいほど電離の程度は大きく,たとえば酸の電離定数が大きいほど酸として強い。解離平衡において,解離した割合を解離度といい,電離平衡の場合にはとくに電離度という。解離度は直接測定によって求められ,これから解離定数が求められる。…

【電離】より

…多くの電解質が水によく溶けてイオンに解離するのは,水和によるイオンの安定化のためである。電解質MXの溶液において,加えたMXの量から求めたMXの全濃度をc,溶液中で解離しているイオンM(またはX)の濃度をc′とするとき,MX全体に対するイオンの割合を示す量,すなわちα=c′/cをMXの電離度(または解離度)という。【玉虫 伶太】。…

【電離説】より

… NaCl⇄Na+Cl CH3COOH⇄H+CH3COOこれらのイオン解離の現象が〈質量作用の法則〉に従うものとすると,2個のイオンに解離する電解質の解離平衡の条件が次式で与えられる。 α2c/(1-α)=Kここで,cは電解質の濃度(解離したものと未解離のものとの和),αはイオンに解離した割合を示す電離度,Kは電離定数(または解離定数)とよばれる平衡定数で,近似的には濃度には無関係な定数である。酢酸のような弱電解質の場合には以上の関係がよく成立するが,塩化ナトリウムのような強電解質では,上式による電離定数の値が一定にならず,質量作用の法則からのずれが著しい。…

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