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革命暦 かくめいれきCalendrier révolutionnaire; Calendrier républicain

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

革命暦
かくめいれき
Calendrier révolutionnaire; Calendrier républicain

共和とも呼ばれる。国民公会によってフランス革命中の 1793年 10月 24日に施行された暦法。 92年9月に王制廃止の宣言が出されたが,翌年国民公会は西暦を廃止し,カトリック的色彩を一掃するために,公共教育委員長 C.ロンムに改暦をまかせた。 G.モンジュ,J.ラグランジュらの数学者,F.デグランティーヌらの文学者を含む委員会は,原案として,以前に古代エジプト暦やペルシア暦をもとに案出されていたマレシャールの暦法 (1788) を審議し,ほとんど変更なくそれを採用した。第1年はフランス共和国の成立した 92年9月 22日 (共和政成立の日) から始る (第1年は実際には存在しない) 。1年を 12ヵ月,1ヵ月を 30日とし (12× 30=360日) ,年間5~6 (閏年) 日の残り (太陽暦に比べて) は,年末におき,「サン=キュロットの日」として共和政祝典の儀式にあてた。各月の名称は,秋の3ヵ月はぶどう月,霧月,霜月,冬の3ヵ月は雪月,雨月,風月,春の3ヵ月は芽月,花月,草月,夏の3ヵ月は収穫月,熱月,実月とされた。 1805年まで用いられ,06年1月1日にこの革命暦は廃止され,グレゴリオ暦に復帰した。

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デジタル大辞泉の解説

かくめい‐れき【革命暦】

フランス革命の際に、国民公会制定した暦。共和制を宣言した1792年9月22日を元年元日として、1793年11月から実施。1年を12か月とし、1月を30日、残りの5、6日は祭日とした。月名は、葡萄・霧・霜・雪・雨・風・芽・花・草・収穫・熱・実と命名された。1806年9月廃止。共和暦

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百科事典マイペディアの解説

革命暦【かくめいれき】

フランス共和暦とも。西暦1793年11月24日から1805年12月31日までフランスで使用された暦。フランス革命による共和制成立の1792年9月22日を暦の第1年元日とし,1ヵ月は30日,10日ずつの3旬に分け,余りの5日は〈サン・キュロットの日〉として革命祭にあてられた。
→関連項目紀元国民公会テルミドール9日

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世界大百科事典 第2版の解説

かくめいれき【革命暦 Calendrier révolutionnaire】

フランス革命から第一帝政初期まで使用された暦法。共和暦C.républicainともいわれる。国民生活の世俗化・非キリスト教化をはかるため,詩人で国民公会議員のファーブル・デグランティーヌFabre d‘Eglantine(1755‐94,ダントン派)により考案され,1793年10月5日と11月24日の国民公会の法令により施行された。1792年9月22日(秋分の日)の共和制宣言の日までさかのぼって,その日を革命暦第1年第1日とし,1805年12月31日,ナポレオン1世により廃止されるまで約13年間施行された。

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大辞林 第三版の解説

かくめいれき【革命暦】

フランス第一共和制時代に用いられた暦。国民公会が1793年11月に制定。共和制宣言の日(1792年9月22日)を第一年元日とし、一年を一二か月に分け、一か月を三〇日に一定。月には農業や天候にちなんだ新名称をつけた。1805年廃止。共和暦。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

革命暦
かくめいれき

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世界大百科事典内の革命暦の言及

【暦】より

…この新暦が現在すべての国で共通に用いているグレゴリオ暦と名付けられる暦法である。 常用暦としてのグレゴリオ暦の欠点を改良しようとする試みは多くの人によってなされてきたが,もっとも注目すべきものは革命暦(フランス共和暦)と世界暦であろう。フランス革命に際しては他の多くの革新的変革とともに,時法,暦法にも急進的な案が採用された。…

※「革命暦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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