頼豪(1)(読み)らいごう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「頼豪(1)」の解説

頼豪(1) らいごう

1004-1084 平安時代中期-後期の僧。
寛弘(かんこう)元年生まれ。天台宗近江(おうみ)(滋賀県)園城(おんじょう)寺の心誉にまなぶ。白河天皇皇子誕生を祈願し効験をあらわす。その賞として園城寺に戒壇院建立をねがうが延暦(えんりゃく)寺の反対でゆるされず,断食して応徳元年11月4日死去。81歳。死後,怨霊(おんりょう)が皇子に祟(たた)ったり,無数の鼠(ねずみ)となって延暦寺経典をくいやぶったりしたという。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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