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飛鳥山 あすかやま

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

飛鳥山
あすかやま

東京都北区南部の景勝地。山手台地が荒川の沖積地にのぞむ地点にあって眺望がよく,江戸時代以来のサクラの名所飛鳥山公園は,1873 (明治6) 年太政官布告で日本最初の公園の1つに制定された。園内には佐久間象山の「桜花賦」のや勧農家船津伝次平の碑などがある。

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デジタル大辞泉の解説

あすか‐やま【飛鳥山】

東京都区南部にある台地。江戸時代からの桜の名所で、明治6年(1873)に公園となる。→飛鳥山公園

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百科事典マイペディアの解説

飛鳥山【あすかやま】

東京都北区,王子駅西側の台地。武蔵野台地末端に当たり標高27m。中世は豊島氏の領知で,江戸時代上野,隅田と並ぶ桜の名所で,王子稲荷参拝客や遊山客でにぎわい,1738年水茶屋54軒を数えた。
→関連項目王子北[区]

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世界大百科事典 第2版の解説

あすかやま【飛鳥山】

東京都北区の小丘陵。武蔵野台地東縁が荒川低地に接する崖上にあり,北東側直下にJR京浜東北線王子駅がある。地名は元亨年間(1321‐24)に豪族豊島氏が居城の守護神として熊野の飛鳥明神をここに勧請したことに由来する。標高は27mにすぎないが,台地末端の急崖上から荒川低地を眼下に見下ろし,晴れた日には遠く筑波山や日光連山まで見通せた。徳川8代将軍吉宗は,当時旗本野間氏の所領であったこの地を石神井(しやくじい)川のすぐ北の王子権現に寄進し,1000本をこえる桜を植えて一般に公開したため,上野,向島と並ぶ桜の名所となり,紅葉の滝野川とともに江戸の郊外行楽地として親しまれた。

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大辞林 第三版の解説

あすかやま【飛鳥山】

東京都北区南部にある台地。1873年(明治6)飛鳥山公園となる。江戸時代以来の桜の名所。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

飛鳥山
あすかやま

東京都北区南部、山手(やまのて)台地の末端にある丘。JR京浜東北線王子(おうじ)駅の西側にあり、急崖(きゅうがい)となっている。かつてこの地の豪族豊島(としま)氏が居城鎮護のため元亨(げんこう)年間(1321~1324)飛鳥明神を祀(まつ)ったのが地名の由来。江戸時代、上野、向島(むこうじま)と並ぶサクラの名所(サクラは将軍徳川吉宗(よしむね)の寄進)であった。眺望もよく江戸市民に親しまれた。1873年(明治6)には太政官(だじょうかん)布告による東京府五大公園の一つとなる。北側に石神井(しゃくじい)川(音無(おとなし)川)が曲流し、氾濫(はんらん)をたびたびおこしたので、山の下をトンネルで抜ける工事が行われ、1983年(昭和58)完成。現在、飛鳥山公園となっている。都電荒川線の飛鳥山停留場がある。[沢田 清]

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