日本歴史地名大系 「馬追丘陵」の解説
馬追丘陵
まおいきゆうりよう
「うまおい」ともいう。馬追の地名は山川地理取調図にみえる「マヲイトウ」(マヲイ沼)にさかのぼる。夕張山地の西縁に前山として北北西から南南東方向に、西側に緩い弧状を描き、長さ約三〇キロに及ぶ。東側は
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
「うまおい」ともいう。馬追の地名は山川地理取調図にみえる「マヲイトウ」(マヲイ沼)にさかのぼる。夕張山地の西縁に前山として北北西から南南東方向に、西側に緩い弧状を描き、長さ約三〇キロに及ぶ。東側は
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
北海道中南部、夕張山地の西側にある丘陵。「まおい」ともいう。南北に長く約30キロメートル、東西の幅5~6キロメートルで、東方の由仁(ゆに)、安平(あびら)低地を石狩平野から分断する。最高点は北部の馬追山(273メートル)で、自衛隊のミサイル基地が置かれる。基地設置をめぐって合違憲が争われた長沼裁判が行われ、世人の注目を集めた。丘陵北部はジャガイモ畑、牧草畑が多く、南部は火山灰地に多くの牧場が展開し、山麓(さんろく)周辺を含め道央最大の酪農地帯となっている。1981年(昭和56)開通のJR石勝線(せきしょうせん)の一部として、東の追分(おいわけ)駅から本丘陵を横断して千歳(ちとせ)空港(現、南千歳)駅に至る鉄道が完成し、道東への主要ルート上に位置することになった。
[柏村一郎]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…〈うまおい〉ともいう。北海道,石狩平野の南東方に位置し,北は空知支庁長沼町から,南は胆振(いぶり)支庁早来(はやきた)町に至る延長約30km,幅5~8kmの北高南低のなだらかな背斜丘陵で,最高点の標高は273m。南部をとくに早来丘陵ともいう。北部はジャガイモなどの畑作やリンゴ栽培,南部では酪農が行われる。北部山麓に馬追(うまおい)温泉(単純硫黄泉,16℃),南麓に鶴の湯温泉(純食塩泉,11℃)がある。…
※「馬追丘陵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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