デジタル大辞泉
「騒がしい」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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さわがし・い【騒】
- 〘 形容詞口語形活用 〙
[ 文語形 ]さわが
し 〘 形容詞シク活用 〙 - ① 声や物音などが大きくてうるさい。やかましい。そうぞうしい。
- [初出の実例]「饗応など人々しければ、物など食ひてさはがしきほどしづまり、程なく夕暮にはなりてけり」(出典:大和物語(947‐957頃)二条家本附載)
- 「春の夜も静ならでさはかしき三吉野の山風にちる花までも追手の声やらんと」(出典:光悦本謡曲・二人静(1464頃))
- ② 人の出入りなどがはげしく、にぎわっている。たてこんでいる。混雑している。
- [初出の実例]「そなたにもまうでこまほしけれど、おほやけどころの人めさはがしきによりてなん」(出典:宇津保物語(970‐999頃)祭の使)
- 「こなたの御門は馬車たちこみ、人さわかしう騒ぎみちたり」(出典:源氏物語(1001‐14頃)柏木)
- ③ 忙しい。あわただしい。事が多い。また、忙しくて心が奪われる。
- [初出の実例]「若し人は迮(せは)く閙(サワカしき)が中にして死ぬるときは、寛処を得むと欲ふをもちて鳥の中に生る」(出典:聖語蔵本成実論天長五年点(828)一六)
- 「供奉の卿相雲客軍勢の中に交て警蹕の声頻也ければ是さへ六波羅の仰天一方ならず〈略〉事の体騒(サワガ)しかりし有様也」(出典:太平記(14C後)八)
- ④ 心が落ち着かない。
- [初出の実例]「在俗は駈々(サワカシく)して多くの毒虫の如く」(出典:石山寺本法華経玄賛平安中期点(950頃)六)
- 「然れば 騒(さわが)しく、物念じ不為(せ)ざらむ人は、必ず此(か)く弊(つたな)き也」(出典:今昔物語集(1120頃か)三一)
- ⑤ 穏やかでない。不安である。不吉である。
- [初出の実例]「寝ぬる夜の夢に、いとさはかしくて見え給ひつれば」(出典:源氏物語(1001‐14頃)浮舟)
- ⑥ (戦争や疫病または天変地異などで)社会の情勢が不安定である。世情が落ち着かない。
- [初出の実例]「乞巧奠(きっかうでん)を修する夜なれ共、世上騒(サハカ)しき時節なれば、詩歌を奉る騒人も無く」(出典:太平記(14C後)一)
- ⑦ 乱雑である。整っていない。
- [初出の実例]「撰集・懐紙・短尺書習ふべし。書様は色々有べし。たださはがしからぬ心遣ひ有たし」(出典:俳諧・三冊子(1702)わすれ水)
騒がしいの派生語
さわがし‐げ- 〘 形容動詞ナリ活用 〙
騒がしいの派生語
さわがし‐さ- 〘 名詞 〙
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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