ば‐しょ【場所】
〘名〙
① ある
物事が、存在したり行なわれたりするところ。ところ。場。位置。また、
特定の地域。
区域。
※
浄瑠璃・最明寺殿百人上臈(1699)含み状「経世がやしき某望み申せ共、
御用の場所とてりん惜有」
② いるところ。占める位置。場席。
※歌舞伎・三人吉三廓初買(1860)二幕「大方お前が尋ねて来ようと、
今夜も場所
(バショ)へ其金を持って行ったが」
※洒落本・寸南破良意(1775)髪結「床の二ケ所も持てゐるな、場所の株も有ハ」
④ 相撲の
興行をする所または一定の
期間。また、その興行。
※歌舞伎・群清滝贔屓勢力(1867)
中幕「己が場所から帰りがけ通りかかった
栗林で」
ば‐どころ【場所】
〘名〙 場。ところ。場所(ばしょ)。
※
甲陽軍鑑(17C初)品四七「敵も
味方も入まじり、ばところを取つとられつ」
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デジタル大辞泉
「場所」の意味・読み・例文・類語
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場所
高良留美子の詩集。1963年、第13回H氏賞受賞。
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世界大百科事典(旧版)内の場所の言及
【場所請負】より
…18世紀前期に成立し,明治初年に廃止された。 近世初頭,松前藩は渡島(おしま)半島南部の和人地を直轄するとともに,それ以外の北海道の海岸部を,アイヌの各部族の支配領域に対応させて〈場所〉という領域に区分し,場所のアイヌとの交易独占権を上級家臣に知行として分与した。これは松前藩自体が江戸幕府から与えられた蝦夷地交易独占権を,家臣に分与した商場(あきないば)知行制とみられる。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」