デジタル大辞泉
「Ma」の意味・読み・例文・類語
エム‐エー【Ma】[Mega annum]
《Mega annum》100万年前。地質学の年代の単位として用いられる。→Ka →Ga
エム‐エー【MA】[marketing automation]
エム‐エー【MA】[minor actinide]
エム‐エー【MA】[military academy]
エム‐エー【MA】[minimum access]
エム‐アンド‐エー【M&A】[merger and acquisition]
《merger and acquisition》企業の合併・買収。企業の多角化、競争力の強化、最新技術の獲得などを目的とする企業戦略とされる。
エム‐エー【MA】[message area]
《message area》メッセージエリア。市内通話区域。NTTが設定した単位料金区域。
エム‐エー【MA】[Master of Arts]
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M&A
株式の取得や交換などの手法で企業を合併・買収すること。事業の拡大や多角化に加え、他社の技術やノウハウを取り入れられる。後継者不足の問題を抱える中小企業にとっては円滑な事業承継の手段にもなり得る。社会福祉法人も合併や事業譲渡は可能だが非営利性や公益性の観点から法令で制約を設けており、合併などで役員が利益を得ることはできない。
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エム‐アンド‐エー【M&A】
- 〘 名詞 〙 ( [英語] merger and acquisition の略 ) 企業の買収・合併。企業の体質改善、多角化などリストラクチャリングを効果的に行なうために行なわれる。
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M&A
えむあんどえー
merger and acquisition
会社の合併(merger)と株の買占め(acquisition)を組み合わせた用語で、企業買収の総称として用いられる。対象企業の経営者が賛同しているかどうかによって、友好的なものと敵対的なものとに分かれる。会社法には、両当事会社が互いに手続を踏みながら進める友好的な手段として、事業譲渡、合併、株式交換、株式移転、会社分割が定められている。一方、証券市場で株式を買い占める行為は、対象企業の同意を必要としないことから、友好的M&Aのみならず、敵対的M&Aの手段としても用いられる。
新規の業務や新たな商圏に進出する場合、自ら会社を設立することも少なくないが、M&Aを用いれば、時間を短縮することが可能である。また、事業の再構築の結果、不必要となった会社や事業部門を売却したり、他社を買収することで自社の主力事業を強化したりする場合にも、M&Aは効果的である。こうしたM&Aは、友好的であると敵対的であるとを問わず、企業価値の向上や劣化防止に役だつため、社会的にみて有用である。
しかしながら、敵対的なM&Aをしかける者のなかには、買い占めた株式を会社側に高値で買い取らせることを目的としたり、買収後に対象会社の資産を切り売りすることを目的としたりする者もいる。また、M&Aをしかけるふりをして、その過程で生まれる株価の乱高下を用いて鞘(さや)取りをする者も見受けられる。このような行為は、対象会社の企業価値を不必要に毀損(きそん)したり、市場の公正性をゆがめたりする点で、社会的な正当性をもち得ない。
近時の傾向としては、2005年に株式会社ライブドアがラジオ局のニッポン放送株を買い占めた事件を皮切りに、経営権の奪取を目的とした敵対的M&Aや、投資ファンドによる敵対的M&Aが目だつようになった。これを受けて、上場企業の側では、買収防衛策の導入が盛んに行われている。
[野村修也]
『小川好澄監修『図解雑学 M&A』改訂新版(2005・ナツメ社)』▽『村田英幸著『M&Aの法務――主要法制の完全整理』(2006・中央経済社)』▽『井上光太郎・加藤英明著『M&Aと株価』(2006・東洋経済新報社)』▽『高谷知佐子編『M&Aの労務ガイドブック』(2007・中央経済社)』▽『北地達明・北爪雅彦著『M&A入門』(日経文庫)』
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M&A【エムアンドエー】
Merger & Acquisitionの略。企業の合併・買収。米国では一般化している。買収企業は,相手企業の将来性,資産,経営資源が有効であることが見込まれ,かつ経営効率が低い場合にM&Aを行う。自社において新規投資や先端技術の開発を行うより即効性があるため,1980年代後半より日本でもM&Aを海外で行うケースが増加,近年は国内でも増え,敵対的買収に対する防衛策を導入する企業が増えている。→LBO
→関連項目合併|株式交換制度|企業再編|コングロマリット|買収防衛策|リストラクチャリング
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知恵蔵
「Ma」の解説
M&A
M&A(合併・買収)は、買収企業が被買収企業の支配権を獲得し、吸収したり、傘下に収めたりすることである。その際、買収企業が存続会社として残り、被買収企業が消滅するのが合併(merger)であり、過半数の株式取得を通じ被買収企業の支配権を移行させるのが買収(acquisition)である。M&Aの目的は、業界再編成、競争力の強化、救済など様々な形を取りながら、被買収企業だけでなく買収企業の企業価値をも高めていくことである。M&Aは、水平的合併、垂直的合併、製品拡大型合併、市場拡大型合併、コングロマリット型合併に分けることができる。 企業の統治構造の非効率性に起因する企業価値の低下によって、被買収企業の経営陣と対立し、被買収企業の支配権を獲得する敵対的買収が引き起こされ、効率性が悪く、企業価値の低い企業が排除されていくという面は否定できない。しかし同時に、新しい技術の発展による異業種間の融業化などが、将来有望な新しい事業を創出させる可能性をますます高めており、そのことが敵対的買収に向かわせる原動力となることも見落とすことができない。
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報
M&A
エムアンドエー
merger and acquisition
企業の合併 mergerと買収 acquisitionの略語。新規分野進出やグループ再編,投機を目的に実施される。アメリカ合衆国では 1960年代に最初のブームが起こり,巨大企業集団の形成が進んだ。近年は,株価が割安と思われる企業の株を買い占め,経営陣の入れ替えや不採算部門売却を通じて株価を押し上げ売却益を確保する敵対的 M&Aも多い。買収を受けた企業は防衛のため自社に有利な条件で別の友好的な企業に身売りしたり,各種の訴訟を連発することがある。1980年代には,円高進行や貿易摩擦の激化に伴うリスクを回避するため,日本企業による海外進出や M&Aが活発になった。しかしバブル経済崩壊後は,日本の大企業がリストラクチャリング(事業の再構築)の一環として子会社などを売却する案件が多い。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
M&A
企業の合併、買収を指す。M&A自体はここ数年活発に行われているが、とりわけ2005年に行われたライブドアのニッポン放送株の敵対的買収を機に、広く一般にも知られることとなった。企業のコア事業の強化や、経営のスピード化、事業の成長・展開の効率化に進めるために一般化したが、最近では外資を中心としたファンドなどの投資会社によって投機的な内容のものも増加している。友好的なM&Aほか、買収先企業の了解なく一方的にTOBなどを仕掛ける敵対的なM&Aもしばしば見受けられ、その手法・姿勢をめぐって批判を受けることも少なくない。
出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報
M&A
「(企業の) 合併・買収」のこと。企業全体の合併・買収だけでなく、一部株式譲渡、事業譲渡、資本提携等を含めた広い意味での企業間提携の総称として使われている。概念としては、経営権の移動が伴う (または影響を与える) 経済行為のこと。
出典 M&A OnlineM&A用語集について 情報
M&A
日本のポピュラー音楽。歌はJ-POPグループ、EXILE。2003年発売のアルバム「EXILE ENTERTAINMENT」にボーナストラックとして収録。作詞:SHUN、作曲:ATSUSHI。
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M&A
M&Aとは、企業の合併+買収のこと。要は他社を買い取って自分の会社に引き込んでしまう方法である。資産を買い取る方法と株式を買い取って自分の会社にする方法の2種類がある。
出典 (株)シクミカ:運営「会計用語キーワード辞典」会計用語キーワード辞典について 情報
M&A
企業の合併・買収を総称して言う。 合併と取得「Mergers and Acquisitions」の略で、「エムアンドエー」と読む。
出典 株式公開支援専門会社(株)イーコンサルタント株式公開用語辞典について 情報
世界大百科事典(旧版)内のMaの言及
【時系列分析】より
… 分析の最終目的が予測であれ制御であれ,当該する現象の時系列データの時点間の相互依存関係の構造や変動要因の把握が分析の前提となり,多様な時系列に共通に扱える問題も少なくない。最近では,ボックスG.E.P.BoxとジェンキンズG.M.Jenkinsによる後述のARIMAモデルのような汎用性の高いモデルや赤池弘次による情報量基準によるモデル選択の研究などがあり,別途に発達してきた経済時系列の分析手法とあいまって,今後の発展と手法の普及が期待される。 時系列分析の基本は,データを図示し,データ全体のなめらかな動きとその動きからのずれの成分に分けてみることである(図)。…
【精神年齢】より
…知能の発達の程度を年齢で表現した尺度で,知能年齢とも呼ばれる。略号MA。これはA.ビネが1908年に知能テストを改訂したさい,初めて用いられた。…
※「Ma」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」