デジタル大辞泉
「アンバー」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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アンバー
- 〘 名詞 〙 ( [英語] amber ) 琥珀色。
- [初出の実例]「アンバー[英語] amber 琥珀」(出典:アルス新語辞典(1930)〈桃井鶴夫〉)
アンバー
- 〘 名詞 〙 ( [英語] umber ) 天然の褐色顔料。また、その色。二酸化マンガン、ケイ酸塩などを含む水酸化鉄のかたまりで、塗料、絵の具の原料に用いる。ウンブラ。〔外来語辞典(1914)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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アンバー
あんばー
invar
鉄とニッケル(約36%)が主体の合金。インバールまたはインバーともいう。室温付近での熱膨張がきわめて少なく、その線熱膨張係数は鉄の約10分の1であり、1℃の温度変化があっても、長さ1メートルのアンバーは1マイクロメートルしか変化しない。少量のコバルトなどを含む超アンバーでは、線熱膨張係数はさらにこの10分の1程度である。1897年フランスの物理学者ギヨームによって発見され、この発見と応用により彼は1920年ノーベル物理学賞を受けた。「アンバー」は彼の命名による。これらの合金の磁気的性質には種々特異な現象がみられる。これらの合金は、精密な物差し、機械時計の振り子、バイメタルの低膨張側などに用いられている。かつての国際メートル原器はこの合金でつくられていた。
[及川 洪]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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アンバー【amber】
色名の一つ。JISの色彩規格では「くすんだ赤みの黄」としている。一般に、琥珀のような黄色みを帯びた茶色のこと。アンバーとは琥珀の意味。和名にも琥珀色がある。JISの色彩規格による文章表現ではともに「くすんだ赤みの黄」としているが、色を数値で表した場合はアンバーよりもわずかに赤みが強い。琥珀は地質時代のマツ科植物の樹脂が化石化した鉱物で、半透明の固体。古代から宝石として飾りに用いられた。またアンバーは同色の顔料の名称でもある。
出典 講談社色名がわかる辞典について 情報
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アンバー
緑褐色黄土色の粘土で,イタリアのウンブリア(Umbria)地方に産出する.これは耐久性のある塗料の顔料として使用される.酸化マンガンと水和した酸化鉄,珪酸,アルミナ,石灰からできている.天然の状態で緑色とするか,焼いて赤茶色の顔料として使われる[Woodward : 1729].
出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内のアンバーの言及
【インバー】より
…室温付近でほとんど熱膨張しない合金。インバール,アンバーとも呼ばれる。この性質は合金としては珍しいもので,熱膨張を打ち消すほど自発体積磁気ひずみが大きいためである。…
※「アンバー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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