デジタル大辞泉
「二番目物」の意味・読み・例文・類語
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出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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二番目物 (にばんめもの)
能の分類名。江戸時代,神男女狂鬼の五番立て(1日の番組編成基準に基づく分類法)を正式としたときに第2番目におかれる能。修羅物を本旨とし,《田村》《八島》《箙(えびら)》の勝修羅(この3番を除く修羅物は負修羅という)のほか,公達(きんだち)がシテの《通盛》《清経》《朝長》《敦盛》,老体の武者の《実盛》《頼政》,女武者の《巴》など約16曲ある。略二番目物として,《高野物狂》などの男物狂いや,現在物,《松虫》《錦木》などの執心遊楽物をおく。
→修羅物
執筆者:味方 健
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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二番目物【にばんめもの】
歌舞伎では世話物,能では正式の五番立の番組の2番目におかれる修羅物。
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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世界大百科事典(旧版)内の二番目物の言及
【能】より
…曲籍は,番組編成の指針であると同時に,演目の分類ともなっているし,また演出の大まかなめどともなる。すなわち,脇能物はよどみなくさわやかに,[二番目物]はきびきびと勇壮に,[三番目物]は優美にしっとりと,[四番目物]は変化を尽くして面白く,五番目物は手強く足取り速くというのがおよその演じかたである。むろん個々の演目で違いの幅は大きいが,一応の基準にはなるのである。…
※「二番目物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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