青森県西部、西津軽郡(つがるぐん)、津軽平野の中央にあった旧町名(木造町(まち))。現在はつがる市の中央部南寄りを占める地域。1901年(明治34)町制施行。1955年(昭和30)出精(しゅっせい)、館岡(たておか)、柴田(しばた)、川除(かわよけ)、越水(こしみず)の5村と合併。2005年(平成17)、西津軽郡森田(もりた)村、柏(かしわ)村、稲垣(いながき)村、車力(しゃりき)村と合併して市制施行、つがる市となった。JR五能(ごのう)線が通じる。津軽(弘前(ひろさき))藩の新田開発によって開かれた地であるが、湿地帯のため、木材を敷いて道路としたことから木作りの村名がおこった。1681年(天和1)には新田役所が置かれた。新田開発の際、日本海沿いに植林し、後年屏風山(びょうぶやま)とよばれる防風林を設け、砂丘を固定させた。第二次世界大戦後、砂丘地の開田と開畑を行い、スイカ栽培に成功した。畑地ではメロン、ナガイモ、キュウリ、カボチャなども栽培される。亀ヶ岡遺跡(かめがおかいせき)は縄文晩期の遺跡として知られ、国史跡に指定されており、つがる市縄文住居展示資料館には出土品が展示されている。
[横山 弘]
〔世界遺産の登録〕2021年(令和3)、亀ヶ岡遺跡はユネスコ(国連教育科学文化機関)により「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産(亀ヶ岡石器時代遺跡)として世界遺産の文化遺産に登録された(世界文化遺産)。
[編集部 2022年1月21日]
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