茵・褥(読み)しとね

精選版 日本国語大辞典 「茵・褥」の意味・読み・例文・類語

しとね【茵・褥】

〘名〙 すわったり寝たりする時、下に敷く敷物使途により方形または長方形で、多く布帛製真綿包みとし、ときに藺(い)の莚(むしろ)毛織物の類を入れ、周囲を額(がく)と称して中央とは別の華麗な布帛をめぐらすのを常とした。
※西大寺流記資財帳‐宝亀一一年(780)一二月二五日「褥二床」
源氏(1001‐14頃)初音「唐のきのことごとしきはしさしたるしとねに、をかしげなる琴うちおき」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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