



ふ
なり。貝に從ひ、
(べん)聲」とするが、
に従う字形ではない。卜文・金文の字形にみえる万の部分は、羲の下部にみえる
(こう)の部分と同じく、牲体の下半を示し、金文に
をまた
としるすものがあって、
に牲を薦める意。さらに貝を加えて
となる。神霊を迎えるときの礼。賓は賓客。賓客とは、古くは客神を意味した。〔玉
〕に「客なり」とあり、客は客神をいう語である。〔詩、周頌、有客〕は、殷の祖神を客神として周
に迎えることを歌う。賓は客神。またその客神を迎え送ることを、賓迎・賓送という。それよりして人に返報するを賓といい、主に対して客礼をとることを賓といい、主従の礼をとることを賓服・賓従という。
客 末良比止(まらひと) 〔名義抄〕
マラフド・ムカシ・シタガフ・ウヤマフ・キタル・ムカフ・ミチビク 〔字鏡集〕
キモノ・キタル・タカフ・ムカフ・ムナシ・ミチビク・シタガフ・ウヤマフ・アキラカ・マラウド
声として殯・
・鬢・嬪など十字を収める。殯は殯葬、
は
導、みな神事・儀礼に関する字である。これを以ていえば濱(浜)・擯などにも、
の声義を承けるところがあると考えられる。
・
・殯・濱pienは同声。邊(辺)pyenは声近く、辺境の祭梟(さいきよう)(首祭)を行うところ、また異神と接するところである。
bienは水涯、水に臨んで祭る意象の字で、陸には邊、水には
(ひん)という。濱も水辺で行う葬送の礼に関する字であろう。
▶・賓階▶・賓館▶・賓雁▶・賓戯▶・賓客▶・賓敬▶・賓献▶・賓貢▶・賓佐▶・賓座▶・賓尸▶・賓師▶・賓事▶・賓次▶・賓日▶・賓実▶・賓射▶・賓主▶・賓従▶・賓将▶・賓食▶・賓席▶・賓接▶・賓
▶・賓属▶・賓待▶・賓長▶・賓天▶・賓白▶・賓賓▶・賓附▶・賓服▶・賓伏▶・賓辟▶・賓朋▶・賓萌▶・賓末▶・賓滅▶・賓友▶・賓余▶・賓旅▶・賓侶▶・賓僚▶・賓礼▶・賓老▶
賓・大賓・待賓・典賓・拝賓・揖賓・礼賓・来賓出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...