エッセネ派 えっせねは Essenes
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ユダヤ王国のハスモン王朝期(紀元前142~前63)に成立したとみられるユダヤ教の一派。この時代のユダヤ教は王権と祭司権をめぐる抗争と呼応して、パ…
堂上派 どうじょうは
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 近世和歌史で地下(じげ)派に対する語。「堂上」はとうしょう、どうしょうとも読む。細川幽斎から古今伝授(こきんでんじゅ)を受けた、智仁(としひと)…
ハワーリジュ派 はわーりじゅは Khawārij
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- イスラム教の最初の政治・宗教的分派。ハーリジーKhārijī派ともいう。第4代正統カリフのアリーとのちにウマイヤ朝を創設することになるムアーウィヤ…
ハーリジー派 はーりじーは
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- →ハワーリジュ派
バプティスト派 ばぷてぃすとは The Baptist 英語 Baptisten ドイツ語
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- プロテスタント・キリスト教の最大教派の一つ。幼児洗礼を認めず、自覚的信仰に基づく浸礼を主張してバプティストと称する。信仰と生活の唯一の権威…
ローカーヤタ派 ろーかーやたは Lokāyata
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- インド哲学において唯物論を唱えた学派。ローカーヤタとは「世間に順(したが)う者」の意で、順世派と訳す。仏典では順世外道(じゅんせいげどう)。チ…
ワルドー派 わるどーは Waldenses (Waldencians)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 12世紀のフランスにつくられた俗人の贖罪(しょくざい)・清貧の説教団。南フランスのリヨンの商人ワルドーPeter Waldo(英語)Petrus Waldus(ラテン…
本山派 ほんざんは
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 京都の聖護院に属していた天台宗系の修験道の一派。聖護院流と通称された。現在は修験宗として独立している。
ミラノ派 ミラノは Scuola Milanese
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 北イタリア,ミラノを中心に 15世紀末~16世紀前半に栄えた画派。 15世紀中頃,V.フォッパが現れて,パドバ派の影響に加えて,ミラノを訪れたブラマ…
モンゴル派 モンゴルは Mongol school
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ペルシア・ミニアチュール (細密画) の画派。 13世紀後半~14世紀後半にイル・ハン国の治下で発展。自然描写には中国元画の影響が濃厚。初期の作品と…
陽明学派 ようめいがくは Yang-ming-xue-pai
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 朱子学に対立して王陽明が唱道した儒学の一派。この学派は,陽明の死後,右派,左派の両派,あるいは現成 (左派) ,修証,帰寂 (右派) の3派に分裂し…
琳派 りんぱ
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 江戸時代における絵画を主とする工芸,書などの装飾芸術の流派。光琳派あるいは宗達光琳派ともいう。俵屋宗達に始まる画風を尾形光琳が大成し,酒井…
レモンストラント派 レモンストラントは Remonstrants
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ヤコブス・アルメニウスの教説に追従したオランダのプロテスタント。アルメニウス派ともいう。 1610年厳格なカルバン主義との見解の相違をオランダ政…
アラウィ派 アラウィは
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 4代目カリフ,アリーを支持する人々という意味。第1次世界大戦まではヌサイル派と呼ばれていた。イスラム教,シーア派の過激分派で,シリアのラタキ…
ポル・ポト派 ポルポトは
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
講座派 (こうざは)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 1930年代におこなわれた日本資本主義論争で,日本資本主義における封建制の存在を強調した学派。名称の由来は,1932年から翌年にかけて野呂栄太郎・…
巨勢派 (こせは)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 平安初期に活躍した巨勢金岡(かなおか)を始祖とする画家の家系。興福寺大乗院の《尋尊大僧正記》文明4年(1472)の条には金岡以下の系図が載せられ…
カルマット派 かるまっとは Qarāmia
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- イスラム教イスマーイール派(シーア派の一分派)の一グループをさす。9世紀末、クーファのサワード地方で反乱を起こしたハムダーン・カルマットに従…
あべいは【アベイ派】
- 改訂新版 世界大百科事典
あれちは【荒地派】
- 改訂新版 世界大百科事典
ちょなんは【チョナン派】
- 改訂新版 世界大百科事典
じは【時派】
- 改訂新版 世界大百科事典
しばは【芝派】
- 改訂新版 世界大百科事典
しゃーくたは【シャークタ派】
- 改訂新版 世界大百科事典
しゅりーばいしゅなばは【シュリーバイシュナバ派】
- 改訂新版 世界大百科事典
たかなわは【高輪派】
- 改訂新版 世界大百科事典
たなべは【田辺派】
- 改訂新版 世界大百科事典
たまゆっとは【タマユット派】
- 改訂新版 世界大百科事典
総督派 そうとくは
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
トリッティ派 トリッティは Torriti scuola
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 13世紀末頃ローマで活躍したモザイク画家 J.トリッティとその後継者をいう。アッシジのサン・フランチェスコ聖堂のフレスコはトリッティとその弟子た…
公安派 こうあんは Gong-an-pai
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 中国,明末の文学の一流派。袁宏道を中心とし,兄の宗道,弟の中道の3兄弟が提唱したもので,その出身地が湖北の公安であるところからこの名がある。…
じんせい‐は【人生派】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 芸術は人生に益するところがあって初めて存在の意義があると主張する一派。ギュイヨー、トルストイなど。→人生のための芸術。〔現代日用…
こげつ‐は【古月派】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 禅宗の臨済宗から出た一派。江戸時代の中期、古月(禅材)を祖として、弟子の月船などが法流を受け継いで一派を起こしたという。
こせ‐は【巨勢派】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 日本画の流派の一つ。平安時代の巨勢金岡(こせのかなおか)を祖とする。鎌倉時代頃までは宮廷絵師として唐絵風の仏画を描いていたが託摩(…
ケルン‐は【ケルン派】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 中世末期のドイツ絵画派の一つ。ケルンの大聖堂の宗教画を多く描いた。板絵による祭壇画などで知られ、北欧風の自然主義に神秘主義的な作…
ぜんえい‐は(ゼンヱイ‥)【前衛派】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 既成の芸術観や手法を否定して、新しい芸術を興そうとする人々の一派。アバンギャルド。[初出の実例]「前衛派的な芸術論がちょっと書いて…
せんちゅう‐は【戦中派】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 戦争中に育った人々。特に大正末期から昭和初期までに生まれ、青少年期を第二次世界大戦中に過ごした年代の人々をいう。戦前派、戦後派に…
さんゆう‐は(サンイウ‥)【三遊派】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 落語家の一派。初世三遊亭円生を祖とする門系で、三遊亭を名乗るものが中心をなす。初世三遊亭円朝など多くの名人、上手を輩出して、柳派…
シエナ‐は【シエナ派】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 イタリアのシエナを中心に一三世紀後半から一六世紀初めにかけて栄えた、末期ゴシックの代表的な画派。画風は、ビザンチン美術と北欧ゴシ…
スンニー‐は【スンニー派】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( スンニーは[アラビア語] Sunnī [英語] Sunnite ) イスラムの多数派で、全イスラム教徒の九割以上を占める。口伝律法のスンナを遵奉し、…
うじ‐は(うぢ‥)【宇治派】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 一中節の流派の一つ。嘉永二年(一八四九)、五世都一中(一説には二世菅野序遊)の門人、宇治紫文斎が都派から分離して始めた流派。
うたざわ‐は(うたざは‥)【歌沢派・哥沢派】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 歌沢節の創始者、歌沢笹丸の没後に、歌沢虎右衛門(後に寅右衛門)がその二代目を継いだが、創始者の一人でもあった哥沢芝金は、文久二年…
えんがくじ‐は(ヱンガク‥)【円覚寺派】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 臨済宗の一派。祖元禅師を派祖とし、神奈川県鎌倉市の円覚寺を本山とするもの。
おうたどころ‐は【御歌所派】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 明治時代、宮内省御歌所の所長、高崎正風を中心とした歌の流派。平明でありながら写実より技巧を尊び、歌を道徳思想と深く結びつけた。
おおぐち‐は(おほぐち‥)【大口派】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 石州流茶道の一派。宝暦(一七五一‐六四)の頃、大西派の祖、大西閑斎の高弟大口樵翁のはじめたもの。大口流。
エッセネ‐は【エッセネ派】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( Essenes ) 一世紀ごろのユダヤ教の一派。死海の周辺に宗教的共同体を形成したクムラン教団も同派と考えられている。禁欲主義をとなえ、…
おむろ‐は【御室派】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 真言宗の一派。寛平法皇(宇多天皇)を派祖とし、京都市右京区にある仁和寺を本山とするもの。現在、真言宗御室派と称する。
い‐は【異派】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ある流派からみて別の流派。また、新たに立てた一つの流派。別派。[初出の実例]「宗教上の抗抵は甚た強く、異派の数を繁くすれば、国に党…
としま‐は【戸島派・渡島派】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 平家琵琶の一方(いちかた)流の一派。〔雍州府志(1684)〕
ながさき‐は【長崎派】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 江戸時代、長崎を中心に興った絵画の諸流派の総称。舶載の西洋画を模倣した若杉五十八・川原慶賀らの洋画派、中国化された西洋風写実の黄…