ほね‐がき【骨書】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 日本画で、絵の輪郭を示す描線。
まえ‐がき(まへ‥)【前書】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 本文の前に書き添えること。また、その文章。序。はしがき。緒言。⇔後書。[初出の実例]「ふみ月をまへかきにてやせみのうた〈正忠〉」(出…
はや‐がき【早書】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 書・文・手紙、また、詩や小説などを速く書くこと。いそいで書くこと。また、そのもの。はしりがき。[初出の実例]「自然の時は海の中道 …
はこ‐がき【箱書】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 書画・器物などを収めた箱に、中の品の名称や、作者の署名、押印などを記したもの。また、鑑定家などが、その作品が真作であることを保…
擬泰西人上書 ぎたいせいじんじょうしょ
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 明六社を組織したり,貴族院議員であった中村正直が,明治5 (1872) 年新聞雑誌に発表した論文。内容は,キリスト教の公認を主張して,天皇みずからが…
かき‐ぶり【書(き)振り】
- デジタル大辞泉
- 文章や文字を書くようす。また、書いたものの感じ。「堂々とした書き振り」[類語]筆先・筆遣い・筆勢・筆鋒・筆力・筆法・運筆・用筆・字配り・タッチ
かき‐けが・す【書き汚す/書き×穢す】
- デジタル大辞泉
- [動サ四]1 書き損じる。書きそこなう。「例いとよく書く人も、…―・しなどしたるあり」〈枕・二三〉2 書きちらす。「あはれなる古事ども、唐から…
うらがききんし‐うらがき【裏書禁止裏書】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 手形、小切手などの指図証券の裏書人が、以後の新しい裏書を禁止する旨を記載すること。
かき‐なぐ・る【書殴・書撲】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 他動詞 ラ行五(四) 〙 筆の勢いにまかせて紙面などにぶつけるようにして書く。乱暴に書く。なぐり書きにする。[初出の実例]「かきなぐる墨絵お…
かすり‐がき【×掠り書(き)】
- デジタル大辞泉
- 墨の乏しい筆で、かすれたように書くこと。また、その書いたもの。
かき‐ほん【書本】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 手書きの本。写本。⇔版本。[初出の実例]「もとは版木と云ものわなうてかき本ばかりぞ」(出典:百丈清規抄(1462)一)② 大字で書いた節付…
いた‐がき【板書】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 黒板に書くこと。また、書かれたもの。ばんしょ。[初出の実例]「間崎は一度も板書きする機会が無かった白墨を」(出典:若い人(1933‐37)…
すな‐がき【砂書】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 砂を手に握って地上または板の上に少しずつこぼして、絵・文字などを書くこと。砂絵を描くこと。また、それを業とする人。砂絵。[初出の…
こま‐がき【細書】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 文字を細かく書くこと。また、その文字。〔書言字考節用集(1717)〕② 細字を書くための筆。
さや‐がき【鞘書】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 刀剣の白鞘の上に、鑑定者が、鑑定書の代わりに、その刀剣の作者、寸尺、代金などを書き入れること。また、その書き入れ。江戸中期以降行…
しゅ‐がき【朱書】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 朱で書くこと。しゅしょ。[初出の実例]「東といふ名字の上に二丁目十六番地差配と朱書(シュガ)きにした瓦斯燈には」(出典:親子(1903‐0…
つの‐がき【角書】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 浄瑠璃の名題(なだい)・歌舞伎の外題(げだい)・草子類の題名や書名などの上に、二行割、また、数行に割って書かれた文字。内容を示したり…
ため‐がき【為書】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 書画の落款に、贈与のため、寿賀するため、依頼のためなど、それを書いた理由を書き加えること。また、その書き加えたもの。[初出の実例]…
もの‐かき【物書】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 文書、記録を書く役。書き役。右筆。書記。[初出の実例]「抑、ありける物かかずが、申状を物かきにあつらへて、かかせる程に」(出典:名…
ほう‐がき(ハウ‥)【方書】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 方法をしるした書き物。また、医師の処方箋。ほうしょ。〔改正増補和英語林集成(1886)〕
わか‐がき【若書】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 画家、作家などの、若い時にかいたもの。[初出の実例]「六十三歳の画を、画商達に、ワカガキと呼ばれても仕方がない」(出典:鉄斎(1948‐…
かわかみしょせいしばい【川上書生芝居】
- 改訂新版 世界大百科事典
なぐり‐がき【殴り書(き)】
- デジタル大辞泉
- [名](スル)乱暴に、または無造作に書くこと。また、そのように書いたもの。「メモ用紙に殴り書きする」[類語]走り書き・崩し書き
かき‐か・える〔‐かへる〕【書(き)替える/書(き)換える】
- デジタル大辞泉
- [動ア下一][文]かきか・ふ[ハ下二]1 書き改める。書きなおす。「近代史を―・えるに足る史料の発見」2 通用する別の文字を使って書く。「常用…
かきいれ‐び【書入日】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 多くの利益が最も期待される日。また、転じて、利益の多い日。数え日。[初出の実例]「茶屋や花屋は流石に一年中の書入日(カキイレビ)とて…
さらい‐がき(さらひ‥)【復習書】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 字などを繰り返して書き習うこと。字の予習、復習をすること。また、そのもの。さらえがき。
しいれ‐がき【仕入書】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 物品を発送する場合に発送人が荷受人に送付する物品明細書。物品の品名・種類・数量・価格・仕向地・仕向人・契約条件等を記載する。
ことば‐がき【▽詞書(き)/言葉書(き)】
- デジタル大辞泉
- 1 和歌や俳句の前書きとして、その作品の動機・主題・成立事情などを記したもの。万葉集のように、漢文で書かれたものは題詞だいしという。2 絵巻…
かき‐かえ〔‐かへ〕【書(き)替え/書(き)換え】
- デジタル大辞泉
- 1 書きなおすこと。書き改めること。2 通用する別の文字で書くこと。「同音の漢字による―」3 期日の来た証書などを、改めて作成すること。「免許…
かき‐すさ・む【書き▽遊む】
- デジタル大辞泉
- [動マ四]「かきすさぶ」に同じ。「筆さしぬらして―・み給ふほどに」〈源・初音〉
こと‐がき【事書】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 文書で、「一、何々之事」と箇条を立てて書くこと。また、その体裁で書かれた文書。箇条書。[初出の実例]「ことかきに可レ書之由仰二内…
かき‐やく【書役】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 文章の草案を書いたり、事項を書き留めたり、帳簿を作成保管したりする役職。また、その人。ものかき。書記。[初出の実例]「同時にやくし…
うら‐がき【裏書】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 典籍、記録、文書、書画などの裏に、その表記の事柄の証明や説明などのための文字を書くこと。また、その書いたもの。(イ) 書画の裏に、…
きん‐がき【金書】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ⇒かながき(金書)
との‐がき【殿書】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 手紙などの宛名の下に「殿」という敬称を書くこと。また、その手紙。[初出の実例]「度々の式日をつとむる程の人よりは、殿書(ガキ)たるべ…
積毀せっき骨ほねを銷しょうす
- デジタル大辞泉
- 《鄒陽「於獄上書自明」から》讒言ざんげんが積み重なると、堅い骨も溶かしてしまう。人々の言う悪口の恐ろしさのたとえ。
つつみ‐ぎん【包銀】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 江戸時代、銀貨鋳造所であった銀座内の銀座役所および常是役所で紙包みにした銀貨。包銀は一般にそのままの状態でも授受された。また、公…
おぼえ‐がき【覚(え)書(き)】
- デジタル大辞泉
- 1 忘れないように書き留めておくこと。また、その文書。メモ。備忘録。覚え。2 条約に付帯した、あて名も署名もない略式の外交文書。条約の解釈・…
かながき【仮名書き】
- 改訂新版 世界大百科事典
かきくだし‐ぶん【書下文】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 漢文を訓読し日本語の語順に従ってかなをまじえながら書き直した文章。読み下し文。
かきっ‐ぷり【書振】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 「かきぶり(書振)」の変化した語。[初出の実例]「まるで私が、彼の一家を悲惨な状態に落し入れた様な書(カ)きっぷりで」(出典:漫談集…
山下幸内上書 (やましたこうないじょうしょ)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 江戸幕府が評定所前に設置した目安箱に,1721年(享保6)秋に山下幸内が投じた意見書。幸内は江戸麻布青山辺に住む浪人で,謙信流の軍学者という。内…
山下幸内上書 やましたこうないじょうしょ
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 享保6 (1721) 年に江戸青山に住む浪人山下幸内 (経歴不詳,一説に紀州浪人で軍学者という) が8代将軍徳川吉宗に提出した上書。享保の改革によって評…
かき‐ほぐし【書反故】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 書き損じて反故(ほぐ)にしたもの。かきくずし。
しきり‐がき【仕切書】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 売買の約がととのい、商品を授受するにあたって、実際の量目や品位等級を詳細に検査して授受すべき代金および商品を詳しく記した書類。江…
かど‐がき【廉書】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 数えあげるべき箇条、理由などを書きしるしたもの。[初出の実例]「不審の廉書(カドガキ)を出せば逐一返答致すべし」(出典:近世紀聞(187…
かた‐がき【方書】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 同居人や下宿人が住所に書きそえる「━方」という語。
きよ‐がき【清書】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 下書きした原稿などを、きれいに書き改めること。浄書。せいしょ。[初出の実例]「まだきよがきもせぬ本をつかはして侍りけるを」(出典:…
すじ‐がき(すぢ‥)【筋書】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 事柄の趣旨を記したもの。事の理由や筋道を書き記したもの。〔和英語林集成(初版)(1867)〕[初出の実例]「博士の日記はいつも粗い筋…
そう‐がき(サウ‥)【草書】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =そうしょ(草書)①[初出の実例]「召されては宿直(とのゐ)やつれの手もたゆく草書(サウガキ)したり暮れゆく春を」(出典:舞姫(1906)〈…