「化合物」の検索結果

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マイケル反応 マイケルはんのう Michael reaction

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
マイケル付加,ミカエル付加ともいう。塩基性触媒の存在下でα,β不飽和カルボニル化合物,またはα,β不飽和ニトリルに,活性メチレンを有する化合物…

フッ(弗)素化学 (ふっそかがく) fluorine chemistry

改訂新版 世界大百科事典
フッ素およびフッ素の化合物を取り扱う化学。フッ素の存在は16世紀ころから知られてはいたが,フッ素はあらゆる元素のなかで電気陰性度が最大で反応…

複素環式化合物 ふくそかんしきかごうぶつ heterocyclic compound

日本大百科全書(ニッポニカ)
分子を構成する原子が化学結合により環状に連なっている環式有機化合物は、炭素原子のみで環が構成されている炭素環式化合物と、環を構成する原子と…

トロパン tropane

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
トロパンアルカロイドの基本骨格の化合物。アトロピンを加水分解して得られるトロピンは,トロパンに水酸基がついた化合物である。沸点 167℃。

りゅうか‐ぶつ(リウクヮ‥)【硫化物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 硫黄と陽性元素との化合物。多くは金属元素との化合物で、天然に産出して金属鉱石として用いられるものが多い。〔牙氏初学須知(1875)〕

ケト ケト keto

化学辞典 第2版
ケトンの特有構造をさす一般名.同族化合物の総称として,ケトアルコール,ケト酸などとよぶが,個々の化合物の命名には=Oに対してオキソを用いる.

TPT ティーピーティー triphenyltin

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
フェニル基が3個スズに結合した有機スズ化合物の総称。トリフェニルスズヒドロキシド (C6H5)3SnOH とトリフェニルスズアセテート (C6H5)3SnOCOCH3 が…

同族列 (どうぞくれつ) homologous series

改訂新版 世界大百科事典
有機化合物において,同じ官能基をもつ化合物あるいは同種の化合物の中には,アルキル炭素鎖の長さの異なるものが数多く存在する。たとえば,アルカ…

ビニル びにる vinyl

日本大百科全書(ニッポニカ)
ビニル化合物の略称。ビニールともいう。一般には塩化ビニルなどの重合により得られるビニル樹脂をさすことが多い。ビニルシート、ビニル管などの「…

ごうせい‐きんぞく(ガフセイ‥)【合成金属】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 非金属で、金属のような伝導性を示す人工合成物質。有機化合物での超伝導や、低次元化合物での方向性のある伝導性など、注目される物質が…

リグニン

栄養・生化学辞典
 芳香族化合物であるヒドロキシフェニルプロパンが重合した形の化合物で,木材の乾燥重量の25〜30%を占める.化学的に安定で,微生物によっても分…

高エネルギー結合

栄養・生化学辞典
 ⇒高エネルギー化合物

オルガノシラン(organosilane)

デジタル大辞泉
⇒有機珪素けいそ化合物

すいさんか‐ぶつ〔スイサンクワ‐〕【水酸化物】

デジタル大辞泉
水酸基を有する化合物。

トリアジン triazine

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
窒素3原子と炭素3原子から成る六員環の有機化合物。複素環の一種で,誘導体が多数知られているが,骨格そのものに相当する化合物は不安定で知られて…

ニトロ ニトロ nitro

化学辞典 第2版
【Ⅰ】有機化合物中の基-NO2の名称.【Ⅱ】錯化合物中で亜硝酸イオンNO2-が配位しているときの配位子の名称.例:テトラニトロ白金(Ⅱ)酸カリウムK2[Pt…

ほうこう‐ぞく〔ハウカウ‐〕【芳香族】

デジタル大辞泉
芳香族化合物のこと。

命名法 (めいめいほう)

改訂新版 世界大百科事典
自然科学の対象となる動植物,化合物,天体などの呼び方に関する規則。命名法の目的は多様なこれらの事物に統一的な名称を与えて混乱を防ぐことにあ…

1,3-双極子 イチサンソウキョクシ 1,3-dipole

化学辞典 第2版
一般式として,または,で表されるヘテロ原子を含む三中心4π電子系の化合物.例として,(1)アゾメチンイリド()(2)ニトロ化合物()(3)ニトリルオキシド…

塩化物

栄養・生化学辞典
 塩素より陽性な元素と塩素の化合物.塩化ナトリウムなどはイオン性の化合物.非金属元素の塩化物は共有結合性である.

高分子 こうぶんし

日本大百科全書(ニッポニカ)
→高分子化合物

ヒュッケル則 ひゅっけるそく Hückel rule

日本大百科全書(ニッポニカ)
1931年にドイツのヒュッケルによって発表された、芳香族化合物の安定性に関する理論的法則。4n+2則ともいう。この法則によれば、有機化合物が芳香族…

5'リボヌクレオチド

栄養・生化学辞典
 リボヌクレオチドのうち,リボースの5′のヒドロキシル基がリン酸エステル化された化合物.アデノシン一リン酸,アデノシン二リン酸,アデノ…

ふっか‐カルシウム〔フツクワ‐〕【×弗化カルシウム】

デジタル大辞泉
弗素とカルシウムの化合物。無色の立方晶系の結晶。水に不溶。天然には蛍石として産出。弗素化合物やガラスの原料。単結晶は分光測定用プリズムなど…

水酸基【すいさんき】

百科事典マイペディア
−OHで表される原子団をいう。有機化合物中ではヒドロキシル基とよぶのが正式。水酸基をもつ化合物には水,金属の水酸化物,酸素酸,アルコール,フェ…

ラクトン

栄養・生化学辞典
 環内に-C(=O)-O-を含む複素環式化合物で,同じ分子内で-COOHと-OHがエステルを形成している形の化合物.五員環のものをγ-ラクトン,六員環のものを…

ベンゼン

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( [英語] benzene ) 石炭乾留あるいは石油の改質で得られる無色の液体。化学式は C6H6 芳香族化合物の基本となる化合物。ベンゾール。〔…

アミノ‐き【アミノ基】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( アミノは[英語] amino ) 第一アミンやアミノ酸に含まれる基。記号 -NH2 これをもつ化合物(アミノ化合物)は一般に水に溶けにくく、特…

オキソ オキソ oxo

化学辞典 第2版
【Ⅰ】カルボニル化合物を,水素化合物の酸素置換体として命名する場合の接頭語.例:3-オキソブタン酸CH3COCH2COOH.【Ⅱ】金属原子に対する陰イオン…

すずき‐カップリングはんのう〔‐ハンオウ〕【鈴木カップリング反応】

デジタル大辞泉
有機化合物の合成にパラジウムを触媒として用いるクロスカップリング反応の一つ。根岸カップリング反応で使われた亜鉛に代わり、化学反応のある段階…

基【き】

百科事典マイペディア
化学反応に際して,変化することなく一つの化合物から他の化合物へ移ることのできる原子団。たとえば水酸基−OH,アミノ基−NH2,メチル基−CH3など。→…

溶離定数 ヨウリテイスウ elution constant

化学辞典 第2版
クロマトグラフィーにおいて,ある化合物が溶離しやすいかどうかを表す数.溶離定数の大きな化合物ほど溶離しやすい.イオン交換クロマトグラフィー…

芳香環 ホウコウカン aromatic ring

化学辞典 第2版
芳香族性をもつ環状化合物の総称.ベンゼン環化合物(図a,b),非ベンゼン系芳香環(図c,d),複素芳香環(図e,f)に分類される.いずれもπ電子が非局在…

arsenic /arsənik/

プログレッシブ 仏和辞典 第2版
[男] ヒ素;ヒ素化合物.

化学物質審査規制法【かがくぶっしつしんさきせいほう】

百科事典マイペディア
正式名称は〈化学物質の審査及び製造に関する法律〉。PCB(ポリ塩化ビフェニル)による環境汚染を機に,1973年10月に有害な化学物質による環境・人体…

独立栄養【どくりつえいよう】

百科事典マイペディア
自主栄養ともいい,従属栄養の対。栄養素として無機化合物を摂取し,それらを原料として体内で必要な有機化合物を独力で合成していく植物的な栄養様…

第四アンモニウム化合物 だいしアンモニウムかごうぶつ quaternary ammonium compound

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
アンモニウム化合物 NH4X (Xは酸基) の水素原子が,すべて炭化水素基Rで置換された化合物の総称。一般式は NR4X 。加熱すると分解し,第三アミンを…

ビス ビス bis

化学辞典 第2版
2を表す数詞接頭語.有機化合物では,2種類以上の基名を組み合わせてつくる複合基名をもつ原子団が,一つの化合物中に2個ある場合に用いる.たとえば…

アリール遷移金属錯体 アリールセンイキンゾクサクタイ transition metal aryl complex

化学辞典 第2版
遷移金属に,フェニル基などのアリール(aryl)基がσ結合した化合物.遷移金属と炭素の間のσ結合は不安定である.おもにホスフィン化合物,CO,シクロ…

組成 ソセイ composition

化学辞典 第2版
混合物あるいは化合物中における構成成分とその量的割合.

環化 かんか cyclization

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
鎖式化合物を環式化合物にする反応。閉環ともいう。 (1) 分子内環化 1分子内の2個の官能基の間で縮合反応を行わせるか,適当な炭化水素を触媒の存在…

プラズマ重合 プラズマジュウゴウ plasma polymerization

化学辞典 第2版
気相中のモノマーガスを放電によりプラズマ状態として活性化させ,薄膜状高分子を得る方法.特定の官能基を必要とせず,有機化合物,有機金属化合物…

造塩発色 ぞうえんはっしょく halochromy

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ハロクロミー,成塩発色ともいう。化合物が酸または塩との作用で濃い着色を示す現象。不飽和ケトンやアゾ化合物でよくみられる。

倍数比例の法則 (ばいすうひれいのほうそく) law of multiple proportion

改訂新版 世界大百科事典
同じ2種の元素から異なる化合物ができるとき,一方の元素の一定量と化合する他方の元素の量は,それらの化合物の間で簡単な整数比になるという法則。…

シアノコバラミン

栄養・生化学辞典
 ビタミンB12の活性をもつ化合物の一つ.このビタミンの構造が決定されたときに,生体からこのビタミンを抽出する際,シアン化合物が加えられたため…

ジアゼピン‐かん〔‐クワン〕【ジアゼピン環】

デジタル大辞泉
《diazepine group》窒素原子を2つ含むヘテロ不飽和七員環化合物(7個の原子が環状に結合した、不飽和結合をもつ複素環式化合物)の総称。化学式C5H6…

ホスホリル ホスホリル phosphoryl

化学辞典 第2版
【Ⅰ】基のことをいう.【Ⅱ】無機化学では,基を含む化合物を一般にホスホリル化合物という.たとえば,PONは窒化ホスホリル,O=PCl3は塩化ホスホリル…

はつがん‐ぶっしつ【発×癌物質】

デジタル大辞泉
癌を発生させる物質。動物実験で比較的短期に高率に発生させることのわかった化学物質。ベンツピレンなどの芳香族炭化水素やアゾ化合物・クロム化合…

有機半導体【ゆうきはんどうたい】

百科事典マイペディア
半導体特性を示す有機化合物。たとえば多数の共役二重結合をもつフタロシアニンやその重合体,ベンゼン核が多数縮合した多環芳香族化合物およびその…

アンモノリシス ammonolysis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
加アンモニア分解あるいは加安分解ともいわれる。ある化合物の分子に水分子の OH とH が加わって化合物を2つの分子に分解する反応を加水分解というの…

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