しり【尻】 を よこす
- 精選版 日本国語大辞典
- 苦情をもちこむ。失敗の後始末を押しつける。[初出の実例]「水風呂の釜をぬきたる科ゆへにやど屋の亭主尻(シリ)をよこした」(出典:滑稽本・東海道中…
あかっ‐ぽ・い【赤ぽい】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 形容詞口語形活用 〙 ( 「ぽい」は接尾語 ) 赤みがかっている。赤みを帯びている。[初出の実例]「花は白い方が綺麗ですねエ、赤っぽいのよりか」(…
いばら‐ぐさ【茨草】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =いばら(茨)①[初出の実例]「親の手かけのいばらぐさ、目を突く様に、屋の内を立てふと伏せふとままにして」(出典:浄瑠璃・卯月の紅葉…
西新町にししんまち
- 日本歴史地名大系
- 徳島県:徳島市徳島城下西新町[現]徳島市西新町一―四丁目・西大工町(にしだいくまち)四―五丁目・新町橋(しんまちばし)一―二丁目新町橋の通り筋…
和井田家住宅
- デジタル大辞泉プラス
- 埼玉県八潮市にある住宅。和井田家は代々名主を務めた農家。江戸時代中期に建てられた主屋、長屋門は国の重要文化財に指定されている。
新垣家住宅
- デジタル大辞泉プラス
- 沖縄県那覇市にある住宅。新垣家は沖縄の代表的な陶器、壺屋焼の陶工。主屋、作業場、登窯などは国の重要文化財に指定されている。
ふういん‐つき【封印付き】
- デジタル大辞泉
- 1 悪人として世間に知れわたっていること。また、その人。札付き。「封印付きの極悪人」2 江戸時代、両替屋が通貨をひと包みにして封印をしたもの。
しゃれ‐おんな〔‐をんな〕【×洒▽落女/▽白女】
- デジタル大辞泉
- 1 おしゃれに凝る女性。しゃれた身なりをする女性。2 江戸時代、風呂屋などにいて、客を取った私娼。湯女ゆなの類。「柴屋町より―呼び寄せ」〈浮・…
成駒屋【なりこまや】
- 百科事典マイペディア
- 歌舞伎俳優中村歌右衛門,中村芝翫,中村鴈治郎らの屋号。初世歌右衛門が義兄弟4世市川團十郎から贈られた将棋の駒の紋に成田屋の〈成〉を結びつけ…
津田正種 (つだ-まさたね)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- ?-? 江戸時代中期の装剣金工。京都烏丸八幡町にすむ。縁頭(ふちがしら),目貫(めぬき),小柄(こづか),鐔(つば)などの直しにすぐれていた。通称は白銀…
まわり‐えん(まはり‥)【回縁】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 部屋の周囲の二方以上にめぐらした縁がわ。[初出の実例]「悋気のまはり縁(ヱン)過て御前へ出にける」(出典:浄瑠璃・蘆屋道満大内鑑(173…
みえ‐く【御影供】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「みえぐ」とも ) =みえいく(御影供)[初出の実例]「けふより三月廿一日の御影供(ミヱク)まで、二文字屋にござる筈」(出典:浮世草子…
コントロール‐タワー
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [英語] control tower ) =かんせいとう(管制塔)[初出の実例]「コントロール・タワーからの指示で、着陸姿勢に入ったダグラスは、ぐ…
おり‐て(をり‥)【折手】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 折り職人。特に扇の地紙を折りたたむ人。扇折りの女工。[初出の実例]「扇屋の弟子とは、即扇の折手なり」(出典:評判記・色道大鏡(1678…
引札 (ひきふだ)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 一枚刷りの広告。今日の〈ちらし広告〉に相当する。京坂では早くから〈ちらし〉と称していた。引札の始まったのは元禄(1688-1704)近くになってから…
水頭裏町みずがしらうらまち
- 日本歴史地名大系
- 長崎県:島原市島原城下水頭裏町[現]島原市中堀町(なかほりまち)島原城の南方、新(しん)町の東に位置する。水頭は内湊と称される城下の湊であ…
弐町目にちようめ
- 日本歴史地名大系
- 岐阜県:岐阜市加納町弐町目[現]岐阜市加納本町(かのうほんまち)中山道に沿い東西に延びる両側町。加納二六町の一。東は壱町目、西は三町目に至…
恋娘昔八丈 (こいむすめむかしはちじょう)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 人形浄瑠璃。時代物。5段。松貫四・吉田角丸合作。1775年(安永4)8月中旬江戸外記座初演(《義太夫熱心録》《宴遊日記別録》による)。ただし正本刊…
石原宿いしはらしゆく
- 日本歴史地名大系
- 滋賀県:蒲生郡日野町石原村石原宿[現]日野町石原石原村に設けられた御代参(ごだいさん)街道の宿駅で、成立は寛永一七年(一六四〇)春日局が伊…
大門町だいもんちよう
- 日本歴史地名大系
- 三重県:津市津城下大門町[現]津市大門観音寺門前の町人町。中世に安濃津(あのつ)港町として栄えた岩田(いわた)川南の津興(つおき)村地内に…
ゆうぎりあわのなると〔ゆふぎりあはのなると〕【夕霧阿波鳴渡】
- デジタル大辞泉
- 浄瑠璃。世話物。3巻。近松門左衛門作。正徳2年(1712)大坂竹本座初演。遊女夕霧と藤屋伊左衛門との情話を脚色したもので、「吉田屋」の段は有名。
なつ‐かげ【夏陰】
- デジタル大辞泉
- 夏の日陰。夏の物陰の涼しい所。「―のつま屋の下に衣きぬ裁つ我妹わぎも裏設けて我がため裁たばやや大に裁て」〈万・一二七八〉
旧太田家住宅
- デジタル大辞泉プラス
- 神奈川県川崎市、日本民家園にある住宅。江戸時代中期、茨城県笠間市に建てられたものを移築。主屋、土間は国の重要文化財に指定されている。
いろなおしかたのもうせん(いろなほし‥)【色直肩毛氈】
- 精選版 日本国語大辞典
- 歌舞伎所作事。常磐津。奈河本助作。五世岸沢式佐作曲。天保元年(一八三〇)江戸市村座初演。道具屋のお亀と与兵衛の道行。通称「お亀与兵衛」。
しま‐だ【島田】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 「しまだまげ(島田髷)」の略。[初出の実例]「はたご屋の女はちりのつくも髪せめて嶋田にゆふよしもかな」(出典:仮名草子・東海道名所…
とおり‐すがい(とほりすがひ)【通次】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =とおりすがり(通次)[初出の実例]「通(トヲ)りすがいに、餠屋のかんばんを見たりや、つるの子餠と有」(出典:咄本・春袋(1777)鶴の…
あずかり‐ゆかた(あづかり‥)【預浴衣】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 風呂屋が保管する常客の浴衣。[初出の実例]「それそれに又供をつれざる若き者も、〈略〉預ゆかたを拵へ」(出典:浮世草子・好色一代女(1…
ばんじょう‐ばこ(バンジャウ‥)【番匠箱】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 大工(だいく)の道具箱。[初出の実例]「肩に番匠箱、腰に小鑿小手斧掻槌(さいづち)や鋸」(出典:狂言歌謡・番匠屋(鷺小舞)(室町末‐近世…
ね‐ばな【寝端】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 寝ついて間もないころ。寝入りばな。[初出の実例]「恋のねばなの屋根つづきいつか思ひは山口屋の物干伝ひに忍び来る」(出典:浄瑠璃・心…
【椒房】しようぼう(せうばう)
- 普及版 字通
- 椒屋。〔三輔黄図、三、未央宮〕椒殿は未央宮に在り。椒を以て泥に和して塗る。其のくしてあるを取るなり。字通「椒」の項目を見る。
桑原 ふみ子 クワハラ フミコ
- 新撰 芸能人物事典 明治~平成
- 職業寄席囃子奏者 別名芸名(長唄三味線)=杵屋 柳翁(キネヤ リュウオウ) 生年月日大正7年 出身地大阪府 大阪市 経歴幼少の頃から三味線に親しみ、長…
はるつげ‐どり【春告鳥】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 名詞 〙 鳥「うぐいす(鶯)」の異名。《 季語・春 》[初出の実例]「鶯は〈略〉春つけ鳥」(出典:梵燈庵主袖下集(1384か))[ 2 ] 人情本。…
かじょう‐ぐい(カジャウぐひ)【嘉祥食・嘉定ヂャウ食】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 嘉祥の日に菓子を食べること。また、その風俗、儀式。嘉通物。嘉通(かつう)。《 季語・夏 》嘉祥食〈和漢三才図会〉[初出の実例]「嘉定食…
今町いままち
- 日本歴史地名大系
- 石川県:松任市松任町今町[現]松任市成町(なりまち)北陸街道(本町通)の上口(西口)に位置し、東は茶屋(ちやや)町に続く。明治四年(一八七…
み‐たおし〔‐たふし〕【見倒し】
- デジタル大辞泉
- 1 品物を安く見積もること。安く値切ること。「ほかさまなら―もつけまするが」〈伎・音駒山守達源氏〉2 「見倒し屋」の略。「早く―を呼んで踏ませ…
いもぼう【芋棒】
- 日本の郷土料理がわかる辞典
- 京都の郷土料理で、棒だら(たらの素干し)をもどし、特産のえび芋(里芋の一種)と炊き合わせたもの。◇「いもぼう」は京都円山公園内にある平野屋…
こう‐まいり(‥まゐり)【講参】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 講中を組織して神社、寺院に参詣すること。講参詣。こうさん。[初出の実例]「ふり分髪より相借屋衆 講まいりすでに伊勢馬立られて〈三昌…
中村時蔵(4世) なかむらときぞう[よんせい]
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1927.12.1. 東京[没]1962.1.28.歌舞伎俳優。屋号播磨屋。本名小川茂男。3世中村時蔵の次男。6世芝雀を経て 1960年襲名,生来の美貌と天性を期待…
あべ‐の‐やすな【安倍保名】
- 精選版 日本国語大辞典
- 浄瑠璃「蘆屋道満大内鑑(あしやどうまんおおうちかがみ)」中の人物。平安時代の天文学者安倍晴明の父として登場。狐との間にもうけた一子が、のちの…
あまのたねこ‐の‐みこと【天種子命】
- 精選版 日本国語大辞典
- 「日本書紀」などに見える、中臣氏の祖神。天児屋命(あまのこやねのみこと)の孫。神武天皇の東征に従い、祭祀をつかさどった。天多禰伎命(あまのたね…
きさく‐もなか【喜作最中】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 大正三年(一九一四)に東京の兎屋の初代谷口喜作が創案して売り出した最中。小豆(あずき)の蜜漬けを散らしたこし餡(あん)と小倉餡を入れ…
つごもり‐そば【晦蕎麦】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( そばが細長いところから ) 延命を祝って月の末日に食べるそば。みそかそば。つもごりそば。[初出の実例]「安堵して・晦日蕎麦(ツコモリ…
らい‐う【雷雨】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 雷雲によって生じ、電光・雷鳴・突風などを伴った雨。《 季語・夏 》[初出の実例]「雷雨、神祇官屋災、往々人畜震死」(出典:続日本紀‐天…
ろ‐せい【路生】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 路上の人。往来する人。路人。行人。[初出の実例]「聖徳太子はくせのだいせん、片岡山のせいをろせいにひろめ給ふ」(出典:車屋本謡曲・…
はい‐でん【拝殿】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 拝礼を行なうために、神社の本殿の前方に設けられた社殿。拝の屋。[初出の実例]「廊の前に楽屋を造りて、拝殿を建てたり」(出典:高倉院…
はし‐おり(‥をり)【端折】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 物の端を折ること。特に、着物の裾(すそ)を折ってからげること。はしょり。[初出の実例]「はしをりをおろし、すぐに天王寺屋利兵衛方へ行…
にょうぼう‐ぐるい(ニョウバウぐるひ)【女房狂】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 女色におぼれること。遊女屋などに通いつめ、女との情事におぼれること。女狂い。[初出の実例]「杜牧は文章者で大酒飲て女房くるいするぞ…
たび‐しばい(‥しばゐ)【旅芝居】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 旅の先々で興行をする芝居。また、その芝居を演じる役者の一座。[初出の実例]「笘屋かた都から来る旅芝居 いづれ勝れてたつおとこ松」(出…
じょう‐ない(ヂャウ‥)【場内】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ある場所や会場のうち。[初出の実例]「礦山器械製造場に至る、全場みな煉瓦屋にて、場内に九十馬力の蒸気輪を設け」(出典:米欧回覧実記…
さんかく‐やしき【三角屋敷】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 名詞 〙 敷地が三角形をなす邸(やしき)。不吉なものとされた。[ 2 ] 江戸、深川平野町(台東区深川一丁目)にあった地名。付近に直助長屋と…