さん‐の‐きり【三の切り】
- デジタル大辞泉
- 1 義太夫節の時代物で、三段目の最終の語り場。ふつう五段からなる1曲の中心となる悲劇的場面で、一座の最高位の太夫が語る。2 講談などの聞かせど…
さん‐の‐ま【三の間】
- デジタル大辞泉
- 1 昔、貴族の邸宅で、奥女中のいた部屋。2 宇治川にかかる宇治橋の西詰めから第2と第3の橋脚の間。ここでくんだ水は茶の湯によいとされ茶人に珍重…
さん‐の‐まつ【三の松】
- デジタル大辞泉
- 能舞台で、橋懸かりの前の白州に等間隔に植えられた3本の若松のうち、いちばん揚げ幕寄りの松。懸かりの松。
さんびゃく‐しょこう【三百諸侯】
- デジタル大辞泉
- 《江戸時代、大名の数が約300あったところから》すべての大名。
さんびゃく‐だいげん【三百代言】
- デジタル大辞泉
- 1 代言人の資格がなくて他人の訴訟や談判などを扱った者。もぐりの代言人。また、弁護士をののしっていう語。2 相手を巧みに言いくるめる弁舌。詭…
さんぶ‐がゆ【三分×粥】
- デジタル大辞泉
- 米1、水20の割合(容量比)で炊いた水分の多いかゆ。
さんぶ‐きょく【三部曲】
- デジタル大辞泉
- 三部作の楽曲。
さんぶ‐ほんしょ【三部本書】
- デジタル大辞泉
- 日本の古代を記した旧事紀くじき・古事記・日本書紀の3書。吉田神道でいう。
さんまい‐ガルタ【三枚ガルタ】
- デジタル大辞泉
- カルタ賭博とばくの一。めくりカルタのうち、一から十までの札40枚を用い、順にめくって手札との3枚の合計の末尾の数字が九に最も近い者を勝ちとする…
さんまや‐かい【三摩×耶戒】
- デジタル大辞泉
- 仏語。密教で説く戒。菩提心ぼだいしんを起こした最初から心と仏と衆生の三つは平等一如であると信じて受持する戒で、伝法灌頂でんぽうかんじょうを…
さんまや‐ぎょう〔‐ギヤウ〕【三摩×耶形】
- デジタル大辞泉
- 仏・菩薩ぼさつの本誓ほんぜいを表すしるしとしての持ち物。不動明王の剣、大日如来の卒塔婆そとば、観音の蓮華、薬師の薬壺やくこなど。
さんみつ‐ゆが【三密×瑜×伽】
- デジタル大辞泉
- 行者の三密と仏の三密とが相応・融合すること。瑜伽三密。三密相応。
さんかん‐ば〔サンクワン‐〕【三冠馬】
- デジタル大辞泉
- 日本の競馬で、3歳クラシックレースのうち、皐月さつき賞・日本ダービー・菊花賞のいずれにも優勝した馬。
さんごくしき【三国史記】
- デジタル大辞泉
- 朝鮮の歴史書。50巻。高麗の金富軾きんふしょくら編。1145年成立。新羅しらぎ・百済くだら・高句麗こうくりの歴史を紀伝体で記したもので、朝鮮の歴…
さんさい‐ばおり【三斎羽織】
- デジタル大辞泉
- 筒袖で、背縫いの裾が割れている陣羽織。細川忠興の創案という。
さんさい‐りゅう〔‐リウ〕【三斎流】
- デジタル大辞泉
- 茶道の流派の一。細川忠興を開祖として、江戸初期に成立。
さんじきょう〔サンジキヤウ〕【三字経】
- デジタル大辞泉
- ⇒本朝三字経ほんちょうさんじきょう
さんじげん‐えいが〔‐エイグワ〕【三次元映画】
- デジタル大辞泉
- ⇒立体映画
さんじげん‐テレビ【三次元テレビ】
- デジタル大辞泉
- 《three-dimensional television》⇒立体テレビ
さんしゅう‐がわら〔サンシウがはら〕【三州瓦】
- デジタル大辞泉
- 三河地方から産出する粘土で焼いた日本瓦。
さんじゅう‐ぼう〔サンジフ‐〕【三十棒】
- デジタル大辞泉
- 《「三十」は数多い意》禅宗で、師が修行者を警策で激しく打って、正しい道へ教え導くこと。また、そのような厳しい教導。痛棒。
さんしょう‐は〔サンセウ‐〕【三笑派】
- デジタル大辞泉
- 落語家の一派。初世三笑亭可楽からくを祖とする。
さんしょく‐ばん【三色版】
- デジタル大辞泉
- 多色絵画・カラー写真などの原稿の3色分解撮影をし、網版法を用いてイエロー(黄)・マゼンタ(赤紫)・シアン(青緑)の3色のインキで刷り重ね、原…
さんしろう〔サンシラウ〕【三四郎】
- デジタル大辞泉
- 夏目漱石の小説。明治41年(1908)発表。熊本から上京した大学生小川三四郎の、里見美禰子への淡い恋を描く。
さんせい‐じ【三生児】
- デジタル大辞泉
- 三つ子。
さんそく‐どき【三足土器】
- デジタル大辞泉
- 三つの足をもつ煮炊き用の土器。中国の先史時代から漢代の鬲れき・鼎ていなど。
さんたいし【三体詩】
- デジタル大辞泉
- ⇒三体唐詩さんたいとうし
さん‐だいせつ【三大節】
- デジタル大辞泉
- 旧制で、三つの祝祭日。四方拝・紀元節・天長節。のち、これに明治節を加えて四大節しだいせつともいう。
さんたいとうし〔サンタイタウシ〕【三体唐詩】
- デジタル大辞泉
- 唐の詩人167人の作を、七言絶句・七言律詩・五言律詩の三体に分けて編んだ書。南宋の周弼しゅうひつ編。1250年に成立。唐賢三体詩法。三体詩。
さんだい‐ひりょう〔‐ヒレウ〕【三大肥料】
- デジタル大辞泉
- 窒素肥料・燐酸肥料・カリ肥料の三つ。
さんてい‐どうめい【三帝同盟】
- デジタル大辞泉
- 1873年、ドイツ・オーストリア・ロシア3国の皇帝間に結ばれた協約。ビスマルクの外交政策の一環をなす。
さんてん‐しじ〔‐シヂ〕【三点支持】
- デジタル大辞泉
- 岩登りの基本姿勢。四肢のうち三肢で体を支えること。一肢だけを自由にして次の手がかり・足場へ移動する。三点確保。
さんとう‐すいへい【三等水兵】
- デジタル大辞泉
- 旧海軍における水兵科の兵の4階級の一つ。昭和17年(1942)に一等水兵と改称された。教育を終えたばかりの兵。
さんとう‐へいそう〔‐ヘイサウ〕【三等兵曹】
- デジタル大辞泉
- 旧海軍における水兵科下士官の最下位の階級。昭和17年(1942)に二等兵曹と改称された。
さんど‐まめ【三度豆】
- デジタル大辞泉
- 1 インゲンマメの別名。暖地では1年に三度とれるところからいう。2 莢豌豆さやえんどうのこと。
さんない‐おん【三内音】
- デジタル大辞泉
- 悉曇学で、三内で調音される音。→喉内音 →舌内音 →唇内音
ひら‐みつと【平三斗】
- デジタル大辞泉
- 寺社建築で、斗栱ときょうの形式の一。大斗だいとの上に肘木ひじきをのせ、その上に3個の巻斗まきとを並べたもの。
くらはし‐そうぞう〔‐ソウザウ〕【倉橋惣三】
- デジタル大辞泉
- [1882~1955]教育者・教育学者。静岡の生まれ。東京女高師教授、付属幼稚園主事。児童心理学を研究し、自由遊びを重視した幼児教育をすすめた。雑…
げんしりょく‐さんげんそく【原子力三原則】
- デジタル大辞泉
- 原子力の研究・開発・利用は、民主的な運営の下に、自主的にこれを行うものとし、その成果は公開されるべしとする、民主・自主・公開の三原則。原子…
おうせん‐けいさん〔ワウセン‐〕【横川景三】
- デジタル大辞泉
- [1429~1493]室町中期の臨済宗の僧。播磨はりまの人。別号、小補・補菴。五山文学の代表者。著「小補東遊集」「補菴京華集」など。
ご‐さんけ【御三家】
- デジタル大辞泉
- 徳川家康の第9子義直を祖とする尾州家、第10子頼宣よりのぶを祖とする紀州家、第11子頼房を祖とする水戸家のこと。ある方面で有力、または有名な三人…
こうや‐さんかた〔カウヤ‐〕【高野三方】
- デジタル大辞泉
- 平安時代以来、分かれた高野山の僧徒の三派の称。学侶方がくりょがた・行人方ぎょうにんがた・聖方ひじりかたとなっていたが、明治以降は廃止、統合…
しょうの‐じゅんぞう〔シヤウのジユンザウ〕【庄野潤三】
- デジタル大辞泉
- [1921~2009]小説家。大阪の生まれ。児童文学作家庄野英二の弟。「第三の新人」の一人。「プールサイド小景」で芥川賞受賞。家庭のささやかな日常…
みかづき‐も【三日月藻】
- デジタル大辞泉
- ミカヅキモ科ミカヅキモ属の緑藻の総称。約80種が知られる。淡水にみられる単細胞の藻類で、形は糸状か三日月状。
みつばしら‐とりい〔‐とりゐ〕【三柱鳥居】
- デジタル大辞泉
- 春日かすが鳥居を三つ、笠木が三角形をつくる形に組み合わせた特異な鳥居。京都市右京区太秦うずまさの木島このしま神社の石鳥居など。みはしらとり…
みよし‐ぼんち【三次盆地】
- デジタル大辞泉
- 広島県北東部に広がる県内最大の盆地。中国山地と吉備きび高原の間に位置し、標高150~450メートル、東西40キロメートル、南北25キロメートル。江ご…
みわ‐しんとう〔‐シンタウ〕【三輪神道】
- デジタル大辞泉
- 奈良県の大神おおみわ神社を中心に成立した神道の一派。鎌倉末期、三輪上人慶円が創唱したといわれ、室町時代に発達。両部神道思想から「日本書紀」…
む‐さんあくしゅ【無三悪趣】
- デジタル大辞泉
- 仏語。極楽浄土に地獄・餓鬼・畜生の三つの悪道がないこと。阿弥陀仏の四十八願の第一。→三悪趣
さんかげつ‐よほう【三箇月予報】
- デジタル大辞泉
- 気象庁が発表する季節予報の一つ。向こう3か月間の平均気温や降水量などの大まかな傾向を予報するもので、毎月25日頃に発表される。
さんとうじゅうやく【三等重役】[書名]
- デジタル大辞泉
- 源氏鶏太の長編小説。昭和26年(1951)から昭和27年(1952)にかけて「サンデー毎日」誌に連載。「三等重役」は流行語となった。昭和27年(1952)春…