アショーカ王石柱【アショーカおうせきちゅう】
- 百科事典マイペディア
- アショーカ王が北インド各地の仏教聖地に建てた記念石柱。ネパール国境に近いラウリヤー・ナンダンガリの石柱が原形をとどめるが,部分的には30ぐら…
善見律毘婆沙 ぜんけんりつびばしゃ
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 仏教書。 18巻。中国,南北朝時代,斉の僧伽跋陀羅 Saṁghabhadraの漢訳。上座部所伝の律蔵を注釈したもので,440年頃インドのマガダの学僧ブッダゴー…
サールナート
- 百科事典マイペディア
- インド北東部,ウッタル・プラデーシュ州にある仏跡地。釈迦が初めて仏法を説いた鹿野苑(ろくやおん)に当たる。仏塔や僧院が多く造営され,四大仏跡…
カシミール Kashmīr
- 旺文社世界史事典 三訂版
- インド北西部,パキスタン・中国と国境を接する地域。英語ではカシミア中心都市はスリナガル(吉祥天の都の意)。アショーカ王時代に仏教が伝わり,…
ブラーフミー文字【ブラーフミーもじ】
- 百科事典マイペディア
- カローシュティー文字とならび,古代インドで前300年ごろ使われた文字の一つ。起源については,インド固有のものとみる説もあるが,最近ではセム系説…
マスキ遺跡 マスキいせき Maski
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- インド南部,カルナータカ州にある遺跡。 19世紀より知られ,アショーカ王の法勅も発見されていたが,本格的には 1954年にインド考古局により調査さ…
インド博物館 インドはくぶつかん Indian Museum, Kolkata(Calcutta)
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- インド,コルカタ (カルカッタ) のチョーリンギー通りに面して建つインド最古 (1814設立) の博物館。ラームプルバー出土のアショーカ王石柱柱頭,パ…
シャーバーズ・ガリー Shāhbāz Gaṛhī
- 改訂新版 世界大百科事典
- パキスタンの北西辺境州,ペシャーワルの北東約70kmにある村で,古代の通商路上の要衝として栄えた。A.フーシェは玄奘の《大唐西域記》に記される跋…
ブラーフミー文字 (ブラーフミーもじ) Brāhmī
- 改訂新版 世界大百科事典
- 古代インドの文字。アショーカ王碑文はこの文字で刻まれている。グプタ朝期には地域差が現れ,6世紀にかけてそれが明確となり,南北両系に分かれた。…
パーンディヤ朝 パーンディヤちょう Pāṇḍya
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 古代南インドの王朝。アショーカ王刻文によって前3世紀頃,「パーンディヤ人」がインド南端部で独立国をつくっていたことがわかっている。2~3世紀に…
南方仏教 なんぽうぶっきょう
- 山川 日本史小辞典 改訂新版
- 南伝仏教とも。仏教用語としてのパーリ語を共有することから,パーリ仏教ともいう。北伝仏教に対する。アショーカ王(阿育王)以後,スリランカ,ミャ…
律(仏教)【りつ】
- 百科事典マイペディア
- サンスクリットのビナヤvinayaの訳。毘奈耶と音写。僧尼の守るべき生活規律で,罰則を伴う他律的なもの。また律を記録した文献もいう。最古の文献は…
利生塔 りしょうとう
- 山川 日本史小辞典 改訂新版
- 足利尊氏・直義(ただよし)兄弟が後醍醐天皇をはじめとする元弘以来の戦没者の慰霊と平和を祈願して建立した塔。一国ごとに寺(安国寺)と塔が設けられ…
プラークリット語【プラークリットご】
- 百科事典マイペディア
- インド・ヨーロッパ語族のインド語派に属する中期インド語の総称。雅語としてのサンスクリット(梵(ぼん)語)に対する自然な民衆の言語。パーリ語の…
アショーカノキ
- 改訂新版 世界大百科事典
- →ムユウジュ
仏典結集 ぶってんけつじゅう samīti
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 仏教経典の整理統一事業古代インドにおいては記録を文字ではなく人々の記憶に頼っていたため,釈迦の死後,遺法の散逸や異説の発生を防ぐため,弟子…
カロシュティー文字(カロシュティーもじ) Kharoṣṭhī
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 西北インドから中央アジアにかけてガンダーラ語(中期インド語)を写すのに用いられた文字。その名はサンスクリット語で,驢唇(ろしん)(ロバの唇)を意…
マウリヤ朝 マウリヤちょう Maurya
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 前317ごろ〜前180ごろ古代インド最初の統一王朝マガダ国最大の王朝。創立者はチャンドラグプタで,アレクサンドロス大王の遠征軍を追いはらってナン…
あしょーかおうほうちょく【アショーカ王法勅】
- 改訂新版 世界大百科事典
アショーカ王石柱 (アショーカおうせきちゅう)
- 改訂新版 世界大百科事典
- インドのマウリヤ朝第3代のアショーカ王が,全インドをほぼ統一した即位8年以後に北インドの要地や仏教聖地に建てた石柱。ベナレス(ワーラーナシー…
ササラーム Sasarām
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- インド北東部,ビハール州西部の町。ロータス県の行政庁所在地。パトナの南西約 145km,カイマール台地の末端に位置し,北方にはガンジス川流域平野…
バラーバル丘石窟 バラーバルきゅうせっくつ Barābar Caves
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- インド,ビハール州ガヤー北方のバラーバル丘にある石窟群。前3世紀中葉に開掘された4つの石窟が著名。カルナ・カウハル窟,スダーマ窟,ローマス・…
ビディシャ Vidisha
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 古称ビールサ Bhīlsa。インド中部,マディヤプラデーシュ州中西部の古都。ビンディア山脈北西麓,ボパール北東約 35kmに位置し,ベトワ川にのぞむ。…
カリンガ Kaliṅga
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- インドのオリッサの海岸地方の古名。前3世紀にアショーカは激しい戦争ののち,この地方を占領した。前1世紀にカーラヴェーラ王が出現したが,その後…
マヒンダ Mahinda
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- インドのアショーカ王の子。摩ひん陀と音写する。前3世紀頃在世。マヒンダはパーリ仏典に現れる名で,サンスクリット語ではマヘーンドラ Mahēndra。…
サールナート Sārnāth
- 改訂新版 世界大百科事典
- 北インドのワーラーナシーの北6kmにあり,釈迦が初めて説法した聖地として四大仏跡の一つに数えられている。漢訳仏典では鹿野苑(ろくやおん)。発掘…
アショーカ Aśoka
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- インド,マウリヤ朝第3代の王 (在位前 268頃~232頃) 。漢訳仏典の阿育王。兄弟を殺して父王ビンドゥサーラの跡を継いだといわれる。祖父チャンドラ…
ナコンパトム Nakhon Pathom
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- タイ西部,チャオプラヤー川デルタにある町。バンコク西方 47kmに位置し,鉄道,道路,運河で結ばれている。ナコンパトム県の県都。豊かな稲作地帯を…
ブッダガヤー大精舎 ブッダガヤーだいしょうじゃ Buddh Gayā
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- インドのブッダガヤーにある仏跡。釈迦が悟りを開いたというゆかりの地に,前3世紀アショーカ王が菩提樹をまつる小精舎を建立したのに始まる。5世紀…
アショーカ Aśoka 阿育(あいく)王
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 生没年不詳(在位前268~前232頃)古代インド,マウリヤ朝第3代の王。父王から継承した領土に加え,即位9年目にカリンガを征服して,半島南端部を除く…
アショーカ
- 百科事典マイペディア
- インド,マウリヤ朝第3代の王(在位,前268年ころ―前232年ころ,異説あり)。漢字では阿育。インドの南端を除いて,集権的統一国家を建設した。仏教…
マウリヤ朝美術 マウリヤちょうびじゅつ Maurya art
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 前3世紀中葉,インドのマウリヤ王朝は西方のペルシアや古代ギリシア美術の影響を受け,古代インドにおいて初めて本格的な造形美術を花開かせた。この…
マルダン Mardān
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- パキスタン北部,カイバル・パクトゥンクワ州ペシャワル県にある町,地区。ペシャワル北東 50km,カブール川北岸の小支流に臨み,カシミール山地南麓…
あいくおうじ【阿育王寺】
- 世界の観光地名がわかる事典
- 中国の浙江(せっこう)省、寧波(ニンポー)の市街から約16kmの距離に位置する、阿育王山の麓にある寺院で、舎利宝塔(しゃりほうとう)で有名な中国禅…
マウリヤ朝(マウリヤちょう) Maurya
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 前321~前181頃古代インド最初の統一帝国。チャンドラグプタがナンダ朝を滅ぼして創始した。最盛期である第3代のアショーカの時代には,最南端を除く…
アヒンサー ahiṃsā
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 不殺生,不傷害。インド宗教一般の重要な思想の一つ。すでにベーダの一部をなすウパニシャッドにみえ,ジャイナ教においても,大小を問わず,動植物…
バレーリー Bareilly
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- インド北部,ウッタルプラデーシュ州中西部の都市。バレーリー県の行政庁所在地。デリー東方約 220km,ガンジス川平原の奥部,支流ラムガンガ (川) …
ブッダガヤー Buddh Gayā
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- インド,ビハール州のガヤー市の南方にある釈尊が悟りを開いた聖地。別称,ボドガヤー Bodh Gayā,ボダガヤー Bodh Gayā。6年間の苦行ののち,釈尊は…
ムユウジュ (無憂樹) asoka tree sorrowless tree Saraca asoca (Roxb.) De Wilde
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 伝承仏教の聖木の一つで,マメ科ジャケツイバラ亜科に属する。釈迦がこの木の下で生まれたという伝説があり,アショーカノキ,アショーカジ…
セイロン Ceylon
- 旺文社世界史事典 三訂版
- インド南東方にある島国住民の7割(980万)はほとんどが仏教徒のシンハリ人。彼らはこの島をシーハラーディーパ(獅子の島)と呼んだが,アラビア人…
マガダ国 マガダこく Magadha
- 旺文社世界史事典 三訂版
- ガンジス川中流域で栄えたインドの古王国アーリア人の侵入後,前6〜前5世紀にできた16国のうちの1つであったが,しだいに他の国を征服してインド…
蘇合香 そこう
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 雅楽の曲名。「そごう」ともいい,「そごうこう」ともいった。唐楽,盤渉調 (ばんしきちょう。主音ロ) に属する。舞があり,6人または4人で舞う。「…
カウシャーンビー Kauśāmbī
- 改訂新版 世界大百科事典
- 前8~前6世紀ころに北インドに栄えた十六大国の一つバッツァ国の都。漢名は憍賞弥。ガンガー(ガンジス)川中流域と西部および中央インドを結ぶ当時…
サーンチー Sānchī
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- インド中部,マディヤプラデーシュ州中西部の村。ボパールの北東約 40kmに位置。インド有数の仏教遺跡があり,仏教史および美術史上で重要。主要な遺…
あしょーかじゅ【アショーカ樹】
- 改訂新版 世界大百科事典
サールナート Sarnath 鹿野苑(ろくやおん)
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- インド北部の仏教遺跡。ヴァーラーナシーの近くにあり,ブッダが悟りを開いたのち最初に説教した地。20世紀に古代の大僧院の跡が発掘され,グプタ朝…
パンジャブ Punjab
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- インド亜大陸北西部,パキスタンとインドにまたがる広大な地域。パンジャブとは「5つの川」を意味し,インダス川支流のジェルム,チェナブ,ラビ,ベ…
ルンビニー Lumbinī
- 改訂新版 世界大百科事典
- 釈迦生誕の地として知られ,ネパールのタライ地方,バイラワBhairawaの西方に位置する。1896年にA.フューラーによって遺跡が発掘され,現在はネパー…
タキシラ【タキシラ】
- 世界遺産詳解
- 1980年に登録された世界遺産(文化遺産)。パキスタン東北部パンジャーブ州、首都イスラマバードの西約30kmにある、紀元前6世紀のガンダーラ時代から…
チョーラ朝 チョーラちょう Chola
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 古代南インドの王朝 (846頃~1279) 。都はカーベリ川流域のタンジョール。アショーカ王刻文によって前3世紀頃チョーラ人が南インドで独立国をつくっ…