しぜん‐ばえ【自然生】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 種まきをしないのに自然に草木などが生えること。また、そのもの。じねんばえ。[初出の実例]「うしろの土手の自然生(シゼンバヘ)を弟の亥…
しぜん‐び【自然美】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 山水、風月など自然界に現われる美。[初出の実例]「自然美と芸術美との関係に就きては、古来その説多し」(出典:審美的意識の性質を論ず…
しぜん‐ぶんるい【自然分類】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 生物の分類法のうち、類縁関係を反映している生殖器官など形質を基準として分類する方法。一八世紀以後に提唱され、進化論の成立をうなが…
しぜん‐りょく【自然力】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 自然界の作用、能力。[初出の実例]「最も活動する自然力(シゼンリョク)を支配する人間は最も冷静だから安心し給へ」(出典:恋を恋する人…
じねん‐ごどう(‥ゴダウ)【自然悟道】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏語。師や他の教えにたよらないで、みずからの修行によって、自身の本覚がひらけ、自然に道を悟ること。〔都鄙問答(1739)〕
てんち‐しぜん【天地自然】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 本来のままで、人為が加わらない状態。天然。[初出の実例]「先天の方位は不変也。後天の方位は変也。天地自然して理歴々今明也」(出典:…
ふ‐しぜん【不自然】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 自然でないこと。わざとらしいこと。また、そのさま。[初出の実例]「そんな醜い不自然な事をしてこの美しい初恋の空想を全然壊…
自然硫黄 しぜんいおう sulfur sulphur
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 非金属元素鉱物の一つ。噴気性鉱床、火山昇華物、温泉沈殿物として、あるいは化学的堆積(たいせき)岩、とくに岩塩鉱床に伴われて産し、硫黄鉱床を形…
自然鉄 しぜんてつ iron
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 金属元素鉱物の一つ。著しい還元環境の産物。隕石(いんせき)中、特殊な玄武岩、ある種の超塩基性岩中に産し、また石炭層の燃焼による産物や硫化水素…
自然法 しぜんほう natural law
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 特定の法社会において人為的に形成される実定法に対し、人為に関係なく自然的に存在し妥当すると想定される法をさす。実定法が法社会により内容を異…
自然法則 しぜんほうそく
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 私たちを取り巻く自然の諸現象の間の、また、同一の自然現象の諸側面の間の、本質的で普遍的で必然的な連関、および、これを表示する命題(法則命題…
自然林 しぜんりん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 通俗的に用いられる語で、人工林に対比される。森林の造成や保育にほとんど人の手が加わらず、天然に成立した森林を天然林というが、人の手が加わら…
大自然
- 小学館 和西辞典
- (gran) naturaleza f.大自然の懐で暮らす|vivir en el seno de la naturaleza
自然債務 しぜんさいむ Natural obligation
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 債務者が任意に弁済すれば有効である (不当利得にならない) が,債権者が裁判所に訴えることのできない債務をいう。たとえば,裁判上行使しないこと…
自然神話 しぜんしんわ nature myths
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 夜明け,日没,日月食や暴風雨そのほか,人間の想像力に印象的,刺激的な自然現象を神々や悪魔,神的存在などの働きと結びつけ,その原因を説明する…
自然放射能 しぜんほうしゃのう natural radioactivity
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 地上物質に本来含まれるウラン系列,トリウム系列,アクチニウム系列,およびカリウム 40などの放射性核種の放射能をいうが,炭素 14やトリチウムな…
無為自然 むいしぜん
- 旺文社世界史事典 三訂版
- ⇨ 道家
自然法 しぜんほう natural law
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 自然あるいは理性を基礎として存在する法人為の法である実定法をこえた効力をもち,恒久不変の普遍妥当性をもつとされる。ヨーロッパの倫理・法・政…
shizén-kai, しぜんかい, 自然界
- 現代日葡辞典
- 1 [天地万物の存在する範囲] A natureza. ⇒shizéń1 1.2 [人間をとりまく世界] O mundo natural. [A/反]Nińgénkai.3 [人…
chṓ-shizén[óo], ちょうしぜん, 超自然
- 現代日葡辞典
- A sobrenatureza;o sobrenatural.~ teki na genshō|超自然的な現象∥O fenô[ó]meno solrenatural.[S/同]Shińpí…
ふしぜん
- プログレッシブ ロシア語辞典(和露編)
- ~な‖неесте́ственный;〔人為的な〕иску́сственный
自然力 zìránlì
- 中日辞典 第3版
- [名](動力に利用できる)自然エネルギー.▶水力・風力など.“自然能源néngyuán”とも.
自然物 zìránwù
- 中日辞典 第3版
- [名]自然物.▶鳥獣・魚類・昆虫・植物・鉱物など.
ワトソン(John Broadus Watson) わとそん John Broadus Watson (1878―1958)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- アメリカの心理学者。サウス・カロライナ州に生まれる。シカゴ大学卒業。同大学のエンジェルJames Rowland Angell(1869―1949)のもとで学位を得(19…
マザー家 (マザーけ)
- 改訂新版 世界大百科事典
- アメリカ,ニューイングランド植民地の代表的聖職者の家系。親子孫3代のマザーは,いずれもマサチューセッツ湾植民地のピューリタン体制の擁護に全力…
マラ Jean-Paul Marat 生没年:1743-93
- 改訂新版 世界大百科事典
- フランス革命期の政治家。スイスの中流市民の家に生まれ,フランスのボルドーとパリで医学を修め,22歳ころイギリスに渡って,医者を開業するととも…
ドルバック どるばっく Baron d'Holbach, Paul Henri Dietrich (1723―1789)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- フランス啓蒙(けいもう)期の唯物論者、無神論者。ドイツ南西部(現、ラインラント・プファルツ州)のエーデスハイム生まれ。ドイツ人貴族であったが…
大英博物館
- 知恵蔵
- イギリス・ロンドンの中心部、ブルームズベリーにある、世界最大級の博物館。大英帝国最盛期の18~19世紀にかけて、世界中から集められた発掘品や美…
新城新蔵 (しんじょうしんぞう) 生没年:1873-1938(明治6-昭和13)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 天文学者。福島県会津若松に生まれ,第二高等学校を経て東京帝大で物理学を専攻し,卒業後は京都帝大理工科大学の助教授,教授となった。理工科大学…
自然時
- 占い用語集
- それぞれの地点の太陽の位置で決められる時間のこと。日本の標準時は東経135度線上の明石の時間であるため、自然時を出すためには、1度離れるご…
自然公園 (しぜんこうえん)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 自然の風景地をそのまま利用してつくられる公園で,都市公園に対比されるもの。日本では1957年に制定された自然公園法において,〈すぐれた自然の風…
自然状態 (しぜんじょうたい) state of nature
- 改訂新版 世界大百科事典
- 国家状態に対置させられる,人間の自然に合致した状態をいう。自然状態にあっては人間は自然権をもつ,自由・平等・独立な存在としてあらわれる。17…
自然神学 (しぜんしんがく) natural theology
- 改訂新版 世界大百科事典
- 啓示にたいする信仰を出発点とする啓示神学と違って,自然的理性の光の下に到達された,神の存在や属性をめぐる認識の学的体系。哲学的神学あるいは…
自然歩道 (しぜんほどう) nature trail
- 改訂新版 世界大百科事典
- 自然遊歩道ともいう。多くの人々が四季を通じて手軽に,楽しくかつ安全に国土のすぐれた風景地等を歩くことにより,沿線の豊かな自然,歴史,文化に…
自然哲学 しぜんてつがく philosophy of nature 英語 Naturphilosophie ドイツ語 philosophie de la nature フランス語
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 自然界についての理論的・哲学的学説を一般的にさすが、主として近代自然科学成立以前のものについていわれる。自然学physica(ギリシア語)ともいう…
自然銅 しぜんどう copper
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 金属元素鉱物の一つ。銅の鉱石鉱物となることがある。二次鉱物として銅鉱床の酸化帯中に産し、また礫岩(れきがん)の基質やある種の超塩基性岩や玄武…
自然美 しぜんび beauty of nature
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 美をその対象領域によって大きく区分した場合、人間の手になる芸術美や技術美に対して、自然界にみられる美を広く自然美とよぶ。これは動植物などの…
自然保護 しぜんほご
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 人間の自然環境を保全・保護することをいう。この自然保護の考えは、きわめて広い意味で、人類が生存するようになって以来もち続けていたものであろ…
自然破壊 しぜんはかい
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
自然農法 しぜんのうほう
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
いけるしぜん【生ける自然】
- 改訂新版 世界大百科事典
自然分娩 しぜんぶんべん natural childbirth
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 1933年,イギリスの産科医 G.ディック=リードによって考案された分娩法。分娩は本来生理現象で,子宮や産道の肉体的な痛み以外に苦痛が伴うものでは…
自然学 しぜんがく
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
自然災害 しぜんさいがい natural disasters
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 自然環境の変動が急激なために,人間社会がそれに適応しえない場合に生じる災害。人為的災害に対して天災ともいう。日本では被災者生活再建支援法で…
自然食品 しぜんしょくひん
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 正確な定義は明確ではないが,普通に市販されている同種の食料品よりもより自然に近いと考えられる食品をいう。すなわち,加工食品では,食品添加物…
自然人 しぜんじん
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 近代法のもとで,権利能力が認められる社会的実在としての人間をいう。法人に対する概念であり,単に人ともいう。民法は,人が生まれてから死亡する…
自然崇拝 しぜんすうはい naturism
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 自然現象や自然物に対する崇拝。自然という言葉のなかに含まれる崇拝対象は,一定していない。広義には,人間を含むすべての自然が崇拝の対象となる…
自然対数 しぜんたいすう natural logarithm
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ネーピアの数(定数)e を底とする対数 logex を,単に logx と書き,これを自然対数という。ネーピアの対数ともいう。常用対数と区別するために lnx…
自然分類 しぜんぶんるい natural classification
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 人為分類に対応する生物分類法。生物の特徴全体をとらえて分類しようとするもので,理想的には生物の類縁関係を示す系統分類と一致するはずのもので…
自然民族 しぜんみんぞく Naturvolk
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 文字をもたない民族に対して用いられたドイツ民族学の用語。「原始民族」「野蛮人」などの曖昧な述語よりは優れているが,今日までに知られているい…