ことトレド【古都トレド】
- 世界遺産詳解
- 1986年に登録された世界遺産(文化遺産)。スペイン絵画美術を代表する画家エル・グレコゆかりの地としても知られるトレドは、スペインのほぼ中央部…
ヒシャーム‐きゅうでん【ヒシャーム宮殿】
- デジタル大辞泉
- 《Hisham's Palace》パレスチナ地方の都市エリコの北部にある宮殿跡。ウマイヤ朝のカリフ、アブドゥル=マリクの冬の離宮として建造されたが、間もな…
ベイト‐ラス(Beit Ras)
- デジタル大辞泉
- ヨルダン北西部の町。イルビドの北郊に位置する。新約聖書に登場するデカポリス(十都市連盟)の一つ、カピトリアスがあった場所とされ、1世紀頃から…
ウマイヤド‐モスク(Omayad Mosque)
- デジタル大辞泉
- シリアの首都ダマスカスの旧市街にあるイスラム寺院。元は古代ローマ時代のジュピター神殿があった場所で、4世紀末にローマ皇帝テオドシウス1世が教…
ムーサー むーさー Mūsā b. Nuayr (640―716/717)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- アラブの軍人で、北アフリカ西部とスペインの征服者。最初、ウマイヤ朝のカリフ、アブド・アル・マリクの治下、バスラの徴税官の任にあったが、公金…
アフタル あふたる al-Aal (640ころ―708ころ)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- アラブの詩人。イラクの両河地方に生まれ、生涯を通じてキリスト教徒であった。アフタルとはあだ名で「耳の垂れ下がっていること」をいう。幼少のこ…
ムルタン(Multan)
- デジタル大辞泉
- パキスタン中部、パンジャブ州の都市。インダス川の支流チャナーブ川とサトラジ川の間に位置する。古代より西アジアと北インドを結ぶ交通の要地。8世…
アクサー・モスク
- 百科事典マイペディア
- エルサレム旧市街のイスラム教徒の聖地〈ハラム・アッシャリーフ〉の南西端に,〈岩のドーム〉と対をなして位置するモスク。名はコーラン第17章〈夜…
ナサーイー al-Nasā `ī, Abū `Abd al-Raḥmān `Āḥmad ibn Shu `ayb
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]?[没]915イスラムのハディース (伝承) 学者。6つの公認伝承集のうちの一つ『伝承集』 Sunanの著者。アリー家に好意を寄せ,反ウマイヤ朝の感情を…
アミール amīr
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- イスラーム世界における指導者。原義は「命令者」であり,その用法は多義にわたる。ウマイヤ朝やアッバース朝期には地方総督,または地方諸王朝の支…
ミスル Misr
- 旺文社世界史事典 三訂版
- イスラーム時代初期につくられた軍営地・軍営都市正統カリフ時代からウマイヤ朝の初期にかけて,アラブ人は征服地の戦略上の要地に戦士たちの駐屯す…
ムフタールの乱 ムフタールのらん al-Mukhtār
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ウマイヤ朝時代にクーファを中心として起きたシーア派の反乱。 685年ムフタール (622~687) は,第4代カリフ,アリーの子ムハンマド・イブヌル・ハナ…
ハラナ‐じょう〔‐ジヤウ〕【ハラナ城】
- デジタル大辞泉
- 《Qasr Kharanah》ヨルダン中部にある城館跡。首都アンマンの東約60キロメートルに位置する。8世紀初め、ウマイヤ朝のカリフ、ワリード1世の時代に建…
ダマスカス(Damascus)
- デジタル大辞泉
- シリア‐アラブ共和国の首都。シリア砂漠西端のオアシス都市で、古代から東西交通の要地。絹織物・金銀細工など伝統的な手工業が営まれる。現存する世…
カール=マルテル Karl Martell
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 689〜741フランク王国,メロヴィング朝の宮宰弱体化した王国を再興し,トゥール−ポワティエ間の戦いでウマイヤ朝イスラーム軍を破り,ヨーロッパ世界…
クーファ(Kūfa)
- デジタル大辞泉
- イラク中部、カルバラー州の都市。バグダッドの南約170キロメートル、ユーフラテス川沿いに位置する。イスラム教第2代正統カリフ、ウマルにより建設…
岩のドーム(いわのドーム) Qubba al-Ṣakhra
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- ウマル・モスクともいう。イェルサレムにあるイスラーム最古の建築物。7世紀後半にウマイヤ朝カリフ,アブド・アルマリクの命令で建設された。名前の…
レオン(3世) Leon Ⅲ
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 675ごろ〜741ビザンツ皇帝(在位717〜741)ウマイヤ朝イスラーム軍のコンスタンティノープル攻撃を撃退し,小アジア西部を回復した。その後,726年聖…
サワード al-Sawād
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- チグリス,ユーフラテス両川下流域の肥沃な沖積平野。現在のイラク共和国の中南部にあたる。7世紀にアラブが征服した最初の農耕地帯で,ウマイヤ朝,…
アムル・イブヌル・アース `Amr ibn al-`Āṣ
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]? メッカ[没]663. フスタートイスラム勃興期からウマイヤ朝初期の武将,総督。大征服時代にエジプトを征服し,軍事基地フスタート (カイロの前…
クライシ族 クライシぞく Quraysh
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 北アラブ系のアラブ支族名。初めはヒジャーズ地方の山地で遊牧生活を送っていたが,5世紀末頃,伝説的な英雄クサイイに率いられてメッカに定着。カー…
まんすーる【マンスール(ウマイヤ朝)】
- 改訂新版 世界大百科事典
アムラ城 アムラじょう Quseir Amra
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ヨルダン中部,首都アンマンから東へ約 85kmの砂漠地帯に残るウマイヤ朝の離宮。8世紀初頭,キャラバンサライ (隊商宿) の跡に建てられたものに増改…
ウクバ・イブン・ナーフィー `Uqba ibn Nāfi`
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]?[没]683ウマイヤ朝のイフリーキヤ (現チュニジア以西) 総督の一人。エジプトの征服者アムル・イブヌル・アースの甥で,670年いまのチュニス付近…
エリコ(Jericho)
- デジタル大辞泉
- パレスチナ地方の古都。死海の北東約8キロメートルに位置する。最も古くから人々が定住した都市の一つとして知られ、旧約聖書にもその名が残る。紀元…
アブドゥッラー・イブヌッ・ズバイル `Abd Allāh ibn al-Zubayr
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]624.5.2. メジナ[没]692.10/11. メッカウマイヤ朝時代初期の僭称カリフ。母は初代カリフ,アブー・バクルの娘。ヒジュラ (ヘジラ) ののちメジナ…
ジャリール じゃりーる Jarīr (640―728)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ウマイヤ朝時代のアラビアの代表的詩人。アラビア半島中部に生まれたが、イラクの有力な総督アル・ハッジャージにみいだされ、総督をたたえる詩をつ…
西ゴート王国 にしゴートおうこく Visigoths
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 415ごろ〜711西ゴート族がスペイン・南フランスにたてた王国都はトロサ,507年以後トレド。451年,西ローマのアエティウスとともにカタラウヌムの戦…
アズラック‐じょう〔‐ジヤウ〕【アズラック城】
- デジタル大辞泉
- 《Qasr Azraq》ヨルダン東部の町アズラックにある城塞跡。古代ローマ時代の要塞に起源し、近隣のオアシス(現在のアズラック湿原保護区一帯)を防備…
アルアクサ‐モスク(Al-Aqusa Mosque)
- デジタル大辞泉
- パレスチナ地方の古都エルサレムの旧市街にあるイスラム寺院。ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の聖地である神殿の丘の上に、岩のドームとともに建…
エルサレム‐こうこがくこうえん〔‐カウコガクコウヱン〕【エルサレム考古学公園】
- デジタル大辞泉
- 《Jerusalem Archaeological Park》パレスチナ地方の古都エルサレムの旧市街にある考古学公園。神殿の丘の南側に位置し、紀元前10世紀頃から古代ロー…
フサイン・イブン・アリー al-Ḥusayn ibn `Alī
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]626.1. メジナ[没]680.10.10. イラク,カルバラーイスラム教シーア派第3代イマーム。第4代正統カリフ,アリーの息子。母はムハンマドの娘ファー…
ウマイヤ朝美術 ウマイヤちょうびじゅつ Umayyad art
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- シリアを中心に発展したウマイヤ朝治下の初期イスラム美術。代表的建築として,ダマスカスの大モスクやエルサレムの岩のドームなどがあげられる。壮…
アブー・アルアッバース Abū al-‘Abbās
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 723~754(在位749~754)アッバース朝の初代カリフ。アッバース家の革命運動を後方から指導したイブラーヒーム・ブン・ムハンマドの急逝により,クー…
ウンマ umma
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- イスラーム共同体。元来,コーランで広く宗教共同体,つまりキリスト教徒やユダヤ教徒を含め,預言者を通じて神の啓示に呼応した信徒の集団をさす言…
ムハンマド・ブン・アルカーシム Muḥammad b. al-Qāsim
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 693~716アラブの武将。712年ウマイヤ朝の軍を率いてインドのシンド地方に侵入し,その地を征服した。713年には北上してムルターンを占領した。その…
クーファ al-Kūfa
- 改訂新版 世界大百科事典
- イラク共和国のカルバラー州にある古都。人口3万。アラビア語で〈円い砂丘〉を意味するが,正しくはナバタイ語で〈赤い砂〉の意。バスラに次ぐイスラ…
ターリク・ブン・ジヤード たーりくぶんじやーど āriq b. Ziyād (?―720)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ムーサーと並ぶイベリア半島征服軍の指揮官で、ベルベル人。ウマイヤ朝のイフリーキヤ(リビア以西の北アフリカ)州総督ムーサーのマウラー(解放奴…
ムシャッター宮殿 (ムシャッターきゅうでん) Qaṣr al-Mshattā
- 改訂新版 世界大百科事典
- ヨルダン,アンマーンの南東約41kmに残るウマイヤ朝の城砦風宮殿。カリフ,ワリード2世(在位743-744)によって建造(一部未完成)。一辺145mの正方…
ハラバート‐じょう〔‐ジヤウ〕【ハラバート城】
- デジタル大辞泉
- 《Qasr al Hallabat》ヨルダン北部にある城塞跡。首都アンマンの北東約40キロメートルに位置する。古代ローマ時代に要塞として建造、東ローマ帝国時…
アンジャル(Anjar)
- デジタル大辞泉
- レバノン東部、レバノン山脈の麓、ベカー高原にある城塞都市の遺跡。ベイルートの東約50キロメートルに位置する。8世紀にウマイヤ朝のワリード1世に…
コルドバれきしちく【コルドバ歴史地区】
- 世界遺産詳解
- 1984年に登録、1994年に登録内容が変更された世界遺産(文化遺産)。コルドバは、スペイン南部のコルドバ県の県都で、アンダルシア地方の中心都市セ…
ウマル ‘Umar
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 581?~644(在位634~644)第2代正統カリフ。ウマイヤ朝カリフのウマルと区別するため,ウマル1世ともいう。イラク,シリア,エジプト,イランを征服…
アッバース朝【アッバースちょう】
- 百科事典マイペディア
- 北アフリカから中央アジアまでを支配したイスラム王朝。750年―1258年。ウマイヤ朝末期,預言者ムハンマドの血縁者がカリフとして統治すべきだという…
岩のドーム いわのドーム Qubba al-Sakhra; Dome of the Rock
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- アラビア語でクッバ・アッサフラと呼ばれ,エルサレムのアクサー・モスクを含む聖域内に建つ,現存するなかでは最古のイスラム建築。ウマイヤ朝のカ…
アーシューラー ‘āshūrā’
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- イスラーム暦ムハッラム月(第1月)10日のこと。シーア派の十二イマーム派は,イスラーム暦61年(西暦680年)のこの日,ウマイヤ朝の大軍に包囲されイラ…
シディウクバ‐モスク
- デジタル大辞泉
- 《Mosquée Sidi Okba》チュニジア中部の都市カイルアンの旧市街にあるイスラム寺院。7世紀、マグレブのイスラム化のためにウマイヤ朝より派遣された…
カリフ かりふ caliph
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- イスラム教の預言者ムハンマド(マホメット)没後の、イスラム社会の最高指導者をいう、イスラム政治学での用語。アラビア語ではハリーファkhalīfa(…
ファラズダク ふぁらずだく al-Farazdaq (641ころ―733ころ)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- アラブの詩人。イラクのバスラに生まれ、他人を風刺・非難する詩を多くつくったため幾度となく追放され、不仲のうちに離婚せざるをえなくなったこと…
グウエイルベ(Qweilbeh)
- デジタル大辞泉
- ヨルダン北西部の町。イルビドの北約10キロメートルに位置する。新約聖書に登場するデカポリス(十都市連盟)の一つ、アビラがあった場所とされる。…