「化合物」の検索結果

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はん‐じせい【反磁性】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 外部の磁場と逆向きに磁化する性質。軌道電子の電磁誘導による加速が原因となる。磁化の程度は普通ごく弱いが、ベンゼン環をもつ芳香族有…

テバイン thebaine

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
化学式 C19H21NO3 。アヘンアルカロイドの一種。無色柱状晶または葉状晶。融点 193℃。モルヒネの近縁化合物。水に難溶。麻酔力は弱く,けいれん作用…

グリココール酸 グリココールさん glycocholic acid

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
コール酸とグリシンとがアミド結合した化合物。化学式 C23H36(OH)3CONHCH2COOH 。ナトリウム塩として胆汁中に存在し,脂肪などの乳化作用がある。

グリシルグリシン glycylglycine

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
グリシン2分子から成る簡単なジペプチド。化学式 H2NCH2CONHCH2COOH 。二座配位子ないし三座配位子として多くの金属イオンとキレート化合物をつくり…

アセチルアミノフルオレン

栄養・生化学辞典
 C15H13NO (mw223.28).  芳香族アミンの発がん性,変異原性測定の際,陽性の対照物質として使われる化合物.肝臓,腎臓などの機能低下を起こす物…

グアノシン二リン酸

栄養・生化学辞典
 ヌクレオチドの一つ.GTPアーゼによってGTPからリン酸が一つとれた形の化合物.Gタンパク質とよばれる信号伝達系の分子と結合して細胞内信号伝達に…

きょう‐ふつ【共沸】

デジタル大辞泉
混合溶液を蒸留するとき、一定の圧力で一定の沸点を示し、そのとき発生する蒸気と溶液の組成が等しくなる現象。化合物と異なり、圧力を変えると組成…

ふくごう‐ししつ〔フクガフ‐〕【複合脂質】

デジタル大辞泉
脂肪酸とアルコールのみからなる単純脂質に対し、ほかに燐酸りんさん・糖類・窒素化合物などが含まれる脂質。燐脂質・糖脂質など。生体に細胞膜の構…

代謝中間体

栄養・生化学辞典
 代謝中間物質,中間代謝物質ともいう.ある物質が一連の化学反応で他の化合物へと変換されていく過程で生じる物質を,最終の物質,すなわち代謝最…

アデノシン‐いちりんさん【アデノシン一×燐酸】

デジタル大辞泉
アデノシンのリボース(糖)に1分子の燐酸がついた化合物。生体の代謝に重要な役目を果たす。アデニル酸。AMP(adenosine monophosphate)。

化学式【かがくしき】

百科事典マイペディア
化合物を表すために用いる式。成分元素の種類と相対数のみを示す実験式,基によって示した示性式,分子中の原子の種類と数を示す分子式,各原子の配…

ガリウム‐ひそ【ガリウム×砒素】

デジタル大辞泉
高純度の砒素とガリウムとを直接反応させて得られる暗灰色で金属光沢のある結晶。化合物半導体としてIC・レーザー・発光素子などに用いられる。正し…

ベタイン(betaine)

デジタル大辞泉
アミノ酸のアミノ基に3個のメチル基が付加した化合物の総称。動植物に広く存在し、特にサトウダイコンに多く含まれる。甘味料や調味料などの食品添加…

アミロース

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( [英語] amylose ) アミロペクチンとともにでんぷんの主成分の一つ。でんぷん成分の二〇~二五パーセントを占める。多糖類の高分子化合…

しゅく‐じゅうごう(‥ヂュウガフ)【縮重合】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 縮合反応の繰り返しによって大きな分子化合物(重合体=ポリマー)を生成する化学反応。ナイロン、ポリエチレン、アルキド樹脂などの生成…

しかんしき‐たんかすいそ(シクヮンシキタンクヮスイソ)【脂環式炭化水素】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 炭素原子が環状に結合した構造をもつ炭化水素で、芳香族炭化水素に属さないもの。環式ではあっても脂肪族炭化水素に性質が似ているのでこ…

不斉炭素原子【ふせいたんそげんし】

百科事典マイペディア
有機化合物の分子内にある炭素原子のうち,4個の互いに異なる原子または基と結合しているものをいう。→光学異性→関連項目不斉合成

いせい‐たい【異性体】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( [英語] isomer の訳語 ) 同一の分子式でありながら、化学構造の違いによって異なった性質を示す化合物。

しえんか‐けいそ(シエンクヮ‥)【四塩化珪素】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 珪素の塩化物の一つ。化学式 SiCl4 無色の液体。空気中で発煙。有機珪素化合物の合成原料。テトラクロルシラン。

アリイン

栄養・生化学辞典
 C6H11NO3S (mw177.22).  ニンニクの臭気成分の前駆体となる化合物で,酸化されて臭気成分アリシンを生ずる.

ウロビリン

栄養・生化学辞典
 胆汁色素の一つで,ウロビリノーゲンの酸化により生成する.糞や尿中に排泄される.L-,I-,D-ウロビリンの3種の化合物がある.

ブラウン Brown, Herbert Charles

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]1912.5.22. イギリス,ロンドン[没]2004.12.19 アメリカ合衆国,インディアナ,ラフェーエットアメリカ合衆国の有機化学者。2歳のとき渡米。1936…

アセチリド acetylide

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
アセチレン結合の炭素原子にアルカリ金属または重金属を結合した形の塩類似化合物の総称。赤褐色の銅アセチリドのほかは無色の固体。1価の金属からは…

重合体 ジュウゴウタイ polymer

化学辞典 第2版
“poly-mer”の訳語であるが,“mono-mer”,“di-mer”などの命名に連なる“poly-mer”,すなわち,構成単位(mer)が数多く化学結合しているとみなせる化合物…

窒化物 ちっかぶつ nitride

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
窒素とそれより陽性の元素,特に金属との化合物の総称。化学結合の性質により次の3系列のものがある。 (1) イオン性窒化物 アンモニア NH3 の置換体…

二重結合【にじゅうけつごう】

百科事典マイペディア
二つの原子間の共有結合で,二つの電子対によって結合しているものをいう。構造式では>C=C<,>C=O,>C=N−,−N=N−,−N=Oなどのように2本の…

メチル化 メチルか methylation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
有機化合物の炭素,窒素,酸素,硫黄原子などに結合している水素原子をメチル基で置換する反応。このためには,ヨウ化メチル,臭化メチル,硫酸ジメ…

アリール基 ありーるき aryl group

日本大百科全書(ニッポニカ)
芳香族化合物から芳香環上の水素原子1個を除いた原子団の総称をアリール基といい、Ar-と略記する。脂肪族のアルキル基に相当する。日本語ではrとlの…

アルドール縮合 アルドールしゅくごう aldol condensation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
2 分子のアルデヒドまたはケトンを塩基の触媒作用によって重合させ,β-ヒドロキシアルデヒドまたは β -ヒドロキシケトンを生成する反応。合成化学上…

メタロセン めたろせん metalocene

日本大百科全書(ニッポニカ)
2個のシクロペンタジエニル環が金属原子をサンドイッチ型に挟み込んだ中性のπ(パイ)錯体をいう。シクロペンタジエニル環が金属原子と結合する仕方に…

尿素【にょうそ】

百科事典マイペディア
化学式はCO(NH2)2。無色の結晶。ウレアともいう。比重1.335,融点135℃。水,アルコールに可溶。1828年ウェーラーによって,初めて無機化合物から人…

電解還元 でんかいかんげん electrolytic reduction

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
電気分解において陰極反応を利用して還元する方法。陰極の材質,電解液,電流密度,温度などの条件により,還元力を自由に選択することができ,還元…

塩素化 えんそか chlorination

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
有機化合物に塩素または塩化水素を作用させて塩素誘導体をつくる反応。 (1) 塩素付加 不飽和化合物に塩素を付加させる反応。たとえばアセチレンに塩…

ポリエステル‐フィルム(polyester film)

デジタル大辞泉
ポリエステルの薄膜。エステル結合を含む高分子化合物。多価アルコールと多塩基酸の重縮合により得られる。磁気テープなどに用いられる。

カーボランダム(Carborundum)

デジタル大辞泉
炭化珪素たんかけいその商標名。人工ダイヤモンドの開発中に発見。名称は、つくられた当初に炭素とコランダムの化合物と考えられため。

ラセミ‐こんごうぶつ〔‐コンガフブツ〕【ラセミ混合物】

デジタル大辞泉
化学構造が鏡像の関係にある一対の光学異性体が等量で混合したもの。旋光性は示さず、単にラセミ体という場合がある。→ラセミ化合物

ニトラミン nitramine

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ニトロアミンともいう。ニトロ基をもつアミン。一般式 RR'N-NO2 で表わされる化合物の総称。低分子量のものは爆発性がある。

過酸化物

栄養・生化学辞典
 -O-O-というペルオキシ構造をもつ化合物の総称.例えば,H2O2,過酸化ベンゾイルなど.広義にはヒドロペルオキシドも含まれる.

soda /ˈsɔda/

プログレッシブ ポルトガル語辞典(ポルトガル語・日本語の部)
[女]❶ ソーダ水,炭酸水,ソーダsoda limonada|レモンソーダ.❷ ナトリウム化合物.

きょう‐じゅうごう(‥ヂュウガフ)【共重合】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 化学反応の一形式。二種以上の分子が重合して分子の大きい化合物を生ずる反応。イオン共重合と遊離基共重合に大別される。

ホスホエノール‐ピルビンさん【ホスホエノールピルビン酸】

デジタル大辞泉
生体内で最大の高エネルギーリン酸結合をもつ有機化合物。解糖系や糖新生系の過程で生成される。植物では炭酸同化にも関与する。分子式C3H5O6P

ピリジン(pyridine)

デジタル大辞泉
複素環式化合物の一。ベンゼンの炭素原子1個を窒素で置き換えた構造をし、特異臭をもつ無色の液体。塗料などの溶剤や合成原料として重要。化学式C5H5N

老化防止剤 ろうかぼうしざい antioxidant

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ゴム製品の老化を防止する薬品で,酸化防止剤と同じ作用のものが多いので,酸化防止剤と類称される。アミン系,フェノール系化合物が多く利用されて…

ラクトン

百科事典マイペディア
分子内に−COO−をもつ複素環式の有機化合物の総称で分子内エステルをなす。γ‐およびδ‐ヒドロキシ酸は容易に脱水されてラクトンを生成する。(図)

ゲノム‐マイニング(genome mining)

デジタル大辞泉
主に細菌などの微生物のゲノム情報から未利用の遺伝子を網羅的に解析し、新規で有用な機能をもつ酵素などの天然有機化合物を発見・生合成する研究手…

アリル転移

栄養・生化学辞典
 例えば, に示したようにアリル基 (-CH2=CH-CH2-) をもつ化合物の分子内で,二重結合の位置とOHのような置換基の位置が変わる反応.

ようせい‐げんそ(ヤウセイ‥)【陽性元素】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 陽イオンになりやすい性質をもち、陰性原子や原子団に会うとイオン結合による化合物を作る元素。アルカリ金属やアルカリ土類金属がその代…

ポリエン polyene

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
多数のエチレン結合 -CH=CH- を分子内にもつ炭化水素群の総称。重要な化合物にはエチレン結合が共役ポリエン -CH=CH-CH=CH- となっているも…

フランクランド Edward Frankland 生没年:1825-99

改訂新版 世界大百科事典
イギリスの化学者。ランカシャーに私生児として生まれる。薬局の徒弟ののち,ロンドンのプレーフェアLyon Playfair(1818-98),ドイツのR.W.ブンゼ…

ディールス ディールス Diels, Otto Paul Hermann

化学辞典 第2版
ドイツの有機化学者.1899年にベルリン大学で学位を取得し,大学に残ってE.H. Fischer(フィッシャー)の助手となり,1904年に講師.1914年ベルリン大…

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