じゅう‐ごう(ヂュウガフ)【重合】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 一種類の分子が多数結合して、二分子以上高分子に至るまでの大きい分子化合物を生ずる化学反応。二種以上の場合は共重合といい、付加反応…
錯体化学 サクタイカガク chemistry of complex
- 化学辞典 第2版
- 錯体の物性,反応,構造などを研究対象とする科学の一分野.以前は錯塩化学とよばれていた.現在では,金属イオンを含む生体高分子や金属酵素などの…
スルフラン スルフラン sulfurane
- 化学辞典 第2版
- 硫黄原子を中心として,四つの置換基が単結合で硫黄原子に結合した,三方両すい構造をとる化合物の総称.一般に,不安定なものが多く,分解するとス…
zyk・lisch, [tsýːklIʃ]
- プログレッシブ 独和辞典
- [形] (付)(副)❶ (定期的に)循環する,周期的な.❷ 環状〈輪状〉のeine zyklische Verbindung\〔化学〕 環状化合物.❸ (…
類脂質 るいししつ
- 日中辞典 第3版
- 〈生化〉类脂质lèizhīzhì,类脂化合物lèizhī huàhéwù.
水素化精製 スイソカセイセイ hydrorefining
- 化学辞典 第2版
- 石油の各留分を水素加圧下で触媒作用により精製する方法.石油中の不純物質である硫黄,酸素,窒素,ハロゲンの各有機化合物を,それぞれ硫化水素,…
ワラッハ ワラッハ Wallach, Otto
- 化学辞典 第2版
- ドイツの有機化学者.ゲッチンゲン大学でF. Wöhler(ウェーラー)について,のちベルリン大学で化学を学んだ.1870年ボン大学でF.A. Kekulé(ケクレ)の…
アラントイン
- 栄養・生化学辞典
- C4H6N4O3 (mw158.12). プリンが代謝されてできる化合物.プリン代謝でできた尿酸が,多くの哺乳類ではさらに尿酸オキシダーゼによって代謝され…
アルコール
- 栄養・生化学辞典
- 鎖式炭化水素,脂環式炭化水素の水素原子をヒドロキシル基で置換した化合物の総称.しばしばエタノールを指す(例:アルコール飲料).CH3CH2-OH(…
アンフェタミン
- 栄養・生化学辞典
- C9H13N (mw135.21). 末梢交感神経系の刺激作用と中枢神経興奮作用を示す化合物.モノアミンオキシダーゼを阻害し,モノアミンの取り込みを阻害…
坂口反応 さかぐちはんのう Sakaguchi reaction
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- α-ナフトールと次亜臭素酸ナトリウムを用いてグアニジル基を検出する呈色反応。坂口昌洋が考案した (1925) 。アルギニンなどグアニジル基をもつ化合…
グリニャール
- 百科事典マイペディア
- フランスの有機化学者。シェルブール生れ。ナンシー大学教授,リヨン大学教授を歴任。マグネシウムを含む有機化合物を研究し,1901年グリニャール試…
クロロエタン(chloroethane)
- デジタル大辞泉
- 有機塩素化合物の一種。エタンの水素原子1個を塩素原子に置き換えたもの。劇物。甘い香りをもつ無色気体。かつてガソリンに添加されたテトラエチル鉛…
いおう‐さんじゅうご〔いわうサンジフゴ〕【硫黄三五】
- デジタル大辞泉
- 硫黄の放射性同位体の一つ。半減期は87.4日。ベータ崩壊し、最終的に安定元素の塩素35に変化する。ベータ線のエネルギーが弱いため、生体内の代謝な…
スルフィン酸 スルフィンさん sulfinic acid
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- RSOOH (Rはアリール基もしくはアルキル基) で表わされる酸の総称。弱酸性化合物。遊離酸はあまり安定ではなく,酸化されてスルホン酸となる。スルホ…
プロントジル prontosil
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 最初に発見されたサルファ剤。本来は,ドイツのバイエル社が 1932年に開発したスルホンアミドアゾ化合物で,赤色染料の一種であるが,同社の実験病理…
しげき‐ひりょう(‥ヒレウ)【刺激肥料】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 農作物の生理的機能を促進することによって、土壌養分の吸収の効率を高め、収穫の増加、品質の向上を促す肥料。マンガン、銅、鉄、硼素(…
た‐か【多価】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 官能基が同一分子内に二個以上含まれる化合物にいう。同一分子内にカルボキシル基を二個以上含む脂肪酸を多価脂肪酸、水酸基を二個以上含…
かがく‐ごうせい(クヮガクガフセイ)【化学合成】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 人工的な化学反応によって化合物を合成すること。生合成に対していう。② 硝酸細菌、硫黄細菌、鉄細菌などが、無機物を酸化・還元して得…
アルコキシ アルコキシ alkoxy
- 化学辞典 第2版
- アルキル基が酸素原子と結合した形CnH2n+1O-の一価基.RO-と略記される.アルキル基Rの名をとってCH3O-メトキシ,C2H5O-エトキシなどという.アルコ…
有機
- ポケットプログレッシブ仏和・和仏辞典 第3版(和仏の部)
- 有機的な|organique有機化学chimie organique [女]有機化合物composé organique [男]有機体organisme [男], corps organique [男]
物売物 (ものうりもの)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 歌舞伎舞踊の一系統。街頭を流す物売りの風俗を舞踊化した作品群。元禄(1688-1704)ころから狂言の中にみえるが,宝暦期(1751-64)になると純粋の…
チーグラー触媒 (チーグラーしょくばい) Ziegler catalyst
- 改訂新版 世界大百科事典
- エチレンをたやすく重合させてポリエチレンにすることのできる触媒で,トリエチルアルミニウム(C2H5)3Alと四塩化チタンTiCl4との反応混合物である…
がんえん‐こうぞう〔‐コウザウ〕【岩塩構造】
- デジタル大辞泉
- 化学式AX(Aは陽性元素、Xは陰性元素)で表される化合物に見られる結晶構造の一。塩化ナトリウムで代表されるため、食塩構造、塩化ナトリウム構造と…
ベンゼンスルホン‐さん【ベンゼンスルホン酸】
- デジタル大辞泉
- 《benzenesulfonic acid》代表的なスルホン酸。ベンゼンを濃硫酸と熱して得られる無色の結晶。潮解性があり、水・エタノールに溶ける。アルカリと融…
ホジキン
- 百科事典マイペディア
- 英国の女性化学者。オックスフォード大学教授。ビタミン,ペニシリン,ステロイド,結晶性タンパク質など生化学的に重要な複雑な化合物の構造につい…
ホルミウム
- 百科事典マイペディア
- 元素記号はHo。原子番号67,原子量164.93033。密度8.795,融点1474℃,沸点2695℃。希土類元素の一つ。1879年P.T.クレーベが発見,故郷のストックホル…
酸無水物【さんむすいぶつ】
- 百科事典マイペディア
- 主としてカルボン酸の無水物をいう。分子間または分子内の2つのカルボキシル基から水H2Oが1分子とれた形の化合物。無水酢酸,無水フタル酸など。加…
尿素
- 栄養・生化学辞典
- CH4N2O (mw60.06).H2NCONH2.哺乳類のアミノ酸など窒素化合物の代謝最終生成物の主たる物質で,水に溶けやすく,毒性がない.尿素サイクルで合成…
レチノール
- 栄養・生化学辞典
- C20H30O (mw286.46). ビタミンAアルコール,ビタミンA1,アクセロフトールともいう.ビタミンA活性を示す化合物の一つ.そのままの形で摂取さ…
示性式 しせいしき rational formula
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 有機化合物の特性を示すため,その分子式のうち特定の官能基を明示した化学式。たとえば,エチルアルコールは C2H5OH と表わされる。分子の性質をさ…
コリン
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [英語] choline ) シロップ状で魚臭のある化合物。[HOCH2CH2N+(CH3)3]+OH- の化学構造をもつ。脳、肝臓、卵黄、種子などに含まれ、細…
高分子 コウブンシ polymer, macromolecule
- 化学辞典 第2版
- ポリマー,重合体ともいう.低分子に対する用語.分子量の大きな化合物をいう.一般に,分子量が約10000以上のものを高分子といい,以下のものをオリ…
懸濁重合 (けんだくじゅうごう) suspension polymerization
- 改訂新版 世界大百科事典
- 高分子化合物を合成する実際的方法の一つ。不飽和化合物であるモノマー(単量体)が互いに多数付加して高分子となる付加重合反応を,モノマーを大量…
サルバルサン Salvarsan
- 改訂新版 世界大百科事典
- 1910年に秦佐八郎とP.エールリヒらが開発した梅毒治療薬で,化学療法剤の第1号。有機ヒ素化合物で,化学名は3,3′-ジアミノ-4,4′-ジヒドロオキシア…
捕そく剤 ホソクザイ scavenger
- 化学辞典 第2版
- 捕獲剤あるいはスカベンジャーともいう.物理化学的反応論において,その反応機構などを明らかにする目的で反応系に加えられる化合物で,種々の反応…
シュロック しゅろっく Richard R. Schrock (1945― )
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- アメリカの化学者。インディアナ州生まれ。カリフォルニア大学卒業後ハーバード大学で博士号を取得。1975年よりマサチューセッツ工科大学に勤務、198…
チアナフテン thianaphthene
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 化学式 C8H6S 。ベンゾチオフェン,チオクマロン,チオナフテンともいう。ナフタリン臭をもつ。融点 32℃,沸点 221℃。硫黄を含む複素環式化合物。染…
ハロゲン化銀【ハロゲンかぎん】
- 百科事典マイペディア
- ハロゲン族元素と銀の化合物。写真乳剤の主剤で,感光成分。通常,フィルムにはAgBr(臭化銀)とAgI(ヨウ化銀)が,印画紙にはAgBrとAgCl(塩化銀)…
ゆうきすいぎん‐ちゅうどく〔イウキスイギン‐〕【有機水銀中毒】
- デジタル大辞泉
- 水銀の有機金属化合物による中毒。多量摂取による急性中毒は死に至る。農薬や産業廃棄物などの環境汚染による微量の摂取でも、中枢神経などに蓄積す…
ポリ‐エステル
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [ドイツ語] Polyester ) 主鎖中にエステル結合(-CO-O-)をもつ高分子化合物の総称。アルキド樹脂、ポリエステル系合成繊維など。〔石…
би́тум
- プログレッシブ ロシア語辞典(露和編)
- [男1]((通例複))瀝青(れきせい),瀝青材,ビチューメン(天然の炭水化合物の総称;天然アスファルト,石油アスファルトなど)//би́тумный,//битумин…
幾何異性 キカイセイ geometrical isomerism
- 化学辞典 第2版
- 立体異性の一種で,シス-トランス異性ともいう.【Ⅰ】上記の化合物は平面分子であるが,同じ原子あるいは原子団aが,二重結合に対して同じ側に結合し…
ポリビニルアルコール
- 百科事典マイペディア
- ポバールとも。ビニルアルコールの重合物に相当する高分子化合物。一般には酢酸ビニルを苛性アルカリで加水分解して得る。無色透明。直接には水溶性…
光分解【ひかりぶんかい】
- 百科事典マイペディア
- 光によって起こる分解。光化学反応の一種で光化学分解ともいう。化合物の種類によって分解に最も強く影響する光の波長が決まっており,多くはその吸…
アンチモン(〈ドイツ〉Antimon)
- デジタル大辞泉
- 窒素族元素の一。普通は銀白色の光沢ある金属。黄色・黒色の同素体があり、非金属的性質を示す。主要鉱石は輝安鉱。単体・化合物とも有毒。活字合金…
しょうさん‐エステル(セウサン‥)【硝酸エステル】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( エステルは[ドイツ語] Ester ) 硝酸とアルコールによって得られる化合物。一般式 RONO2 加熱したり衝撃を加えると爆発しやすいものが多…
げんがい‐ろか(ゲングヮイロクヮ)【限外濾過】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 高分子化合物やコロイド粒子を濃縮するための濾過。コロジオン膜、ゼラチン膜、セロハン膜などを通して加圧下で濾過すると、一定の大きさ…
えんか‐アルミニウム(エンクヮ‥)【塩化アルミニウム】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( アルミニウムは[英語] aluminium ) アルミニウムと塩素の化合物。化学式 AlCl3 または Al2Cl6 無色で潮解性のある固体。空気中の水分を…
ホモポリ酸 ホモポリサン homopolyacid
- 化学辞典 第2版
- イソポリ酸の「イソ」のギリシア語の語源は“同等”を意味するので,“同一”を意味する「ホモ」のほうがヘテロポリ酸との対比上,より適切であるとして…