び‐かん〔‐クワン〕【微官】
- デジタル大辞泉
- 階級の低い官職。また、官吏がみずからをへりくだっていう語。卑官。小官。
うたまい‐の‐つかさ〔うたまひ‐〕【▽楽▽官/雅=楽▽寮】
- デジタル大辞泉
- 1 律令制施行以前、朝廷で歌舞音楽をつかさどった役所。また、それに属する人。楽官がっかん。2 ⇒ががくりょう(雅楽寮)
か‐かん〔‐クワン〕【夏官】
- デジタル大辞泉
- 中国周代の官職名の一。六官りっかんの一つで、軍政をつかさどる。
かん‐ぶんしょ〔クワン‐〕【官文書】
- デジタル大辞泉
- 政府や諸官庁で作成または公証した文書。
かん‐めい〔クワン‐〕【官命】
- デジタル大辞泉
- 政府の命令。官庁の命令。
かんこう‐り〔クワンコウ‐〕【官公吏】
- デジタル大辞泉
- 官吏と公吏。国家公務員と地方公務員。[類語]公僕・公務員・役人・官吏・官員・吏員・国家公務員・地方公務員・武官・文官・事務官・公吏・官僚・能…
かん‐しょう〔クワンシヤウ〕【官掌】
- デジタル大辞泉
- ⇒かじょう(官掌)
かん‐とう〔クワンタウ〕【官稲】
- デジタル大辞泉
- 律令制で、田租として徴収され、諸国に納められた稲。正税しょうぜい・公廨稲くがいとう・雑稲ざっとうの3種に分けられた。
かん‐どう〔クワンダウ〕【官道】
- デジタル大辞泉
- 国費で設備・監理する道路。
かん‐にん〔クワン‐〕【官人】
- デジタル大辞泉
- 1 官吏。役人。かんじん。「ある国の祗承しぞうの―の妻めにて」〈伊勢・六〇〉2 律令制で、太政官・各省・寮司などの、初位以上六位以下の役人の称…
調査官【ちょうさかん】
- 百科事典マイペディア
- →裁判所調査官
外交官【がいこうかん】
- 百科事典マイペディア
- 広義には外交使節(大使,公使)とその主要随員。外務公務員一般を含むこともある。日本の法令では外交使節と,外務公務員のうち参事官,書記官,外…
官国幣社 (かんこくへいしゃ)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 神社を国家が直接管理した時代の社格の一つ。官幣社と国幣社の総称。官社ともいう。古代律令制度のもとで,神祇官より例幣を奉られる社を官幣社とい…
官寺 (かんじ)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 律令制時代,天皇が発願し官(政府)が造営費を支出して建立し,経営維持のために封戸,荘園などを官給するかたわら,官の監督をうけた寺。私寺に対…
官箴 (かんしん) guān zhēn
- 改訂新版 世界大百科事典
- 中国,宋以後,士大夫のために実際政治の心得を記した書物類。宋代以降,政治,社会,経済の諸制度が複雑,多様化すると,古典的素養を身につけるこ…
さんじ‐かん〔‐クワン〕【参事官】
- デジタル大辞泉
- 内閣官房・法制局や各省庁などで、その部局の所掌事務に参画し、重要事項の総括整理や立案などを行う、課長級の職員。→審議官[類語]長官・次官・政務…
さん‐かん〔‐クワン〕【散官】
- デジタル大辞泉
- 1 律令制で、位階があって、それに相当する職務のない官。⇔職事官しきじかん。2 たいした役目のない、暇な官職。
けいむ‐かん〔‐クワン〕【刑務官】
- デジタル大辞泉
- 刑務所などの刑事施設に勤務する法務事務官・技官・教官の総称。狭義では、看守長・看守などの法務事務官をいう。
げ‐かん〔‐クワン〕【下官】
- デジタル大辞泉
- 1 下級の官職。下級の官吏。2 役人が、自分のことをへりくだっていう語。卑官。「―退出」〈小右記・寛仁元年八月廿七日〉
ち‐かん〔‐クワン〕【地官】
- デジタル大辞泉
- 中国の周代における六官りっかんの一。地方行政や教育・人事などをつかさどった。
つかさ‐こうぶり〔‐かうぶり〕【▽官▽冠/▽官▽爵】
- デジタル大辞泉
- 1 官職と位階。官位。「高き家の子として―心にかなひ」〈源・少女〉2 年官と年爵。「受領までこそ得させ給はざらめ、―、御封などはあべき事なり」…
つかさ‐やっこ【▽官▽奴】
- デジタル大辞泉
- 古代、官有の奴婢ぬひ。
しゅん‐かん〔‐クワン〕【春官】
- デジタル大辞泉
- 1 中国、周代の官職。六官りっかんの一つで、王を補佐して祭典や礼法をつかさどった。2 治部省じぶしょうの唐名。
しっ‐かん〔‐クワン〕【失官】
- デジタル大辞泉
- 旧制度で、官吏が法律上当然に官職を失うこと。国籍の喪失、廃庁・廃官・休職期間満了または禁錮以上の刑に処せられたことなどを原因とする。
しゅく‐かん〔‐クワン〕【宿官】
- デジタル大辞泉
- ⇒しゅっかん(宿官)
ない‐かん〔‐クワン〕【内官】
- デジタル大辞泉
- 1 律令制で、在京の官吏。京官。⇔外官げかん。2 宮中に奉仕する官吏。
しんさ‐かん〔‐クワン〕【審査官】
- デジタル大辞泉
- ある事柄の審査をすることを職務とする公務員。
官人【かんじん】
- 百科事典マイペディア
- 律令制度下の官吏一般をいう用語。狭義には〈大宝令〉などの官位令に官位相当が規定された,諸司の主典(さかん)以上(4等官)および品(ほん)官をさ…
弁官【べんかん】
- 百科事典マイペディア
- 律令制下の太政官(だいじょうかん)の事務局。左右両官があり,それぞれに大弁・中弁・少弁と,大史・少史が置かれた。左弁官は中務(なかつかさ)・式…
一官 (いっかん)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- ?-? 朝鮮王朝の陶工。琉球(りゅうきゅう)陶業の創始者のひとり。文禄(ぶんろく)・慶長の役のとき薩摩(さつま)(鹿児島県)につれてこられる。元和(げ…
どかん【土官】
- 改訂新版 世界大百科事典
行政官 ぎょうせいかん
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 慶応4 (1868) 年閏4月 21日付発布の政体書により定められた「七官」中の一つ。輔相以下弁事,史官,書記などの官から成り,行政事務の総括という,政…
官当 かんとう
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 律令制において,有位者を保護するための換刑の一種。八虐その他の名教違反の罪には適用されない。官当のことは『日本書紀』,持統天皇の条にみえて…
官戸 かんこ
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 令制の官有の最下層の民の一つ。罪に座して良民から落ちたもの,家人 (けにん) ,奴婢と主家との間の子などをいう。身分は官奴婢より高く,一家を構…
官奏 かんそう
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 太政官から奏上して,天皇の勅許を得ること。奏上の形式にはその軽重により,論奏,奏事,便奏の3種がある。
だっかん【達官】
- 改訂新版 世界大百科事典
権官 ごんかん
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 令制の規定外の官の一つ。員外官が正官と並ぶ定員外の官であるのに対し,かりにその官に任じ,相当する俸禄を給された者をさす。大和権守など,初め…
荘官 しょうかん
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 荘屋,荘司ともいう。荘園制下,領主が荘園を管理し,荘民を支配するためにおいた役人。年貢公事 (くじ) の収納,治安維持,侵略防衛などにあたった…
【鉄官】てつかん
- 普及版 字通
- 製鉄の管理官。字通「鉄」の項目を見る。
【鋳官】ちゆうかん
- 普及版 字通
- 造幣官。字通「鋳」の項目を見る。
りょうじ‐かん(リャウジクヮン)【領事官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 外国に駐在して、自国民の貿易・通商・航海の利益を保護・奨励し、その地に在留する自国民の保護にあたる官吏。総領事・領事・副領事の別…
えん‐かん(‥クヮン)【閹官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「閹」は「覆い閉ざす」で、宮刑によって精気の閉ざされたの意 ) 東洋諸国、特に中国で、後宮に仕えた去勢された官吏。宦官(かんがん)…
しがく‐かん(‥クヮン)【視学官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 旧制で、中央(文部省)および地方に置かれた官吏。明治一九年(一八八六)文部省に設置され、全国五地方に配置。道府県には、同三二年…
しゅうしん‐かん(‥クヮン)【終身官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 懲戒処分または有罪判決によるほか、自ら職を辞さないかぎり、死亡するまでその官を失わない官吏。旧憲法のもとでの判事、陸海軍将校など…
こう‐かん(クヮウクヮン)【曠官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 官吏の職にありながらその職責を果たしていないこと。[初出の実例]「俾下槐路絶二曠官之声一、蓽門得中税レ駕之地上」(出典:菅家文草(9…
ぎしき‐かん(‥クヮン)【儀式官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 儀式のことをつかさどる役人。[初出の実例]「ことごとしくぎしき官の練り出でたる肱(ひじ)もちおぼえて」(出典:源氏物語(1001‐14頃)末…
ぎ‐かん(‥クヮン)【議官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 明治初期、立法機関に置かれた官名。(イ) 明治四年(一八七一)、太政官(だじょうかん)が三院制をとったとき、左院の議長、副議長の下に…
きょう‐かん(キャウクヮン)【京官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 令制で、在京の役所。内官。けいかん。[初出の実例]「凡在京諸司為二京官一、自余皆為二外官一」(出典:令義解(718)公式)[その他の文…
きゅう‐かん(キウクヮン)【嗅官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =きゅうかくき(嗅覚器)[初出の実例]「鼹鼠の眼は甚だ小く日光を受るに足らざるが如し。然れども嗅官敏捷にして」(出典:動物小学(188…
ざいむ‐かん(‥クヮン)【財務官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 第二次世界大戦前、海外におけるわが国の財務に関する事項を処理するため主要各国に駐在した職員。海外駐箚(ちゅうさつ)財務官と呼ばれ…