コルサバード こるさばーど Khursabad
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- イラク北部、現在のモスルの対岸にあるニネベの北東約20キロメートルに位置する遺跡で、新アッシリアの首都。古代名ドゥル・シャッルキン。アッシリ…
サマリア(Samaria)
- デジタル大辞泉
- パレスチナ中部にあった古代都市、のちに地方名。前9世紀初めイスラエル王オムリが北王朝の首都として建設。北王朝は前721年アッシリアに滅ぼされ属…
ニムルード遺跡 ニムルードいせき Nimrud
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- イラク北部,アルマウシルの南東約 35kmにあるアッシリアの遺跡。古代名カラク。 1845~80年イギリスの A.レイヤードによって発掘され,1949年以来イ…
セム語族 セムごぞく Semites
- 旺文社世界史事典 三訂版
- セム系の言語を話す民族の総称セムとは,元来『旧約聖書』に見えるノアの3子ハム・セム・ヤペテのひとりセムの子孫を意味した。古代バビロニア語・…
イザヤ Esaias
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 生没年不詳前8世紀に活躍したユダ王国の預言者アッシリアの攻撃に際し,ユダヤ人を奮起させた。『旧約聖書』の「イザヤ書」は格調が高く,『新約聖…
サルダナパロス Sardanapalos; Sardanapallus
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- アッシリアの 30人の王の最後の人物。古代ローマの歴史家ディオドルス・シクルスによって言及される。彼以前のどの王よりも奢侈な生活をしたとされる…
センナケリブ せんなけりぶ Sîn-aē-erība (?―前681)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 新アッシリア帝国の王(在位前705~前681)。父サルゴン2世を継いで即位したのち、南にエラム人およびアラム系諸部族と同盟した宿敵バビロニアを敗走…
メソポタミア Mesopotamia
- 旺文社世界史事典 三訂版
- ティグリス・ユーフラテス両川の流域ギリシア語で「川の間の土地」の意。エジプトとともに世界最古の文明の発祥地で,前3000年ごろシュメール人が都…
サルゴン(2世) さるごん Sharru-kin Ⅱ (?―前705)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- シャルマネセル5世(在位前727~前722)から王位を奪取し、新アッシリア帝国最盛期を築き上げた人物(在位前721~前705)。内政的には大寺院への非課…
ネブカドネザル‐にせい【ネブカドネザル二世】
- デジタル大辞泉
- 《Nebuchadnezzar Ⅱ》[?~前562]カルデア王国(新バビロニア王国)第2代の王。在位前605~前562。アッシリアに次いでユダ王国を滅ぼし、前587年に…
ジンキルリ・フユク Zincirli Hüyük
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ヒッタイトの都市国家。現在のトルコ南部。古代名はサムアル。 19世紀末から発掘され,初期鉄器文化の遺跡を示している。周囲を城壁と塔で囲まれ,神…
フロズニー
- 百科事典マイペディア
- チェコのアッシリア学者。ウィーン,ベルリンに学び,プラハ大学教授(1919年―1952年)となる。ボアズキョイ出土の楔形(くさびがた)文書を研究し,ヒ…
イシュタルの冥界下降 イシュタルのめいかいかこう Descent of Ishtar to the Nether World
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- バビロニア=アッシリア文学の一つ。アッカド語の神話。前2千年紀のシュメール語版に,ほぼ同形の神話がある。アッカド語版には,ニネベのアッシュー…
フィリスティア人 (フィリスティアじん) Philistines
- 改訂新版 世界大百科事典
- 前12~前11世紀にパレスティナの西海岸平野に定着した民族。ラメセス3世の治世にエーゲ海域より移動して,エジプトに海上から侵入を試みたが撃退され…
ホール
- 百科事典マイペディア
- 英国の古代学者。1896年大英博物館に入り,1924年―1930年エジプト・アッシリア部長。メソポタミアではウバイドやウル,エジプトではデル・エル・バハ…
サマリア
- 精選版 日本国語大辞典
- ( [ギリシア語] Samaria ) パレスチナ中央部の丘陵地帯にあった古代北イスラエル王国の首都。紀元前八八七年頃、イスラエル王オムリが建設。前七二二…
ニネベ(Nineveh)
- デジタル大辞泉
- 古代アッシリアの都市。現在のイラクの北部、チグリス川を挟んでモスル市の対岸に位置する。前8~7世紀ごろ首都となり栄えたが、前612年、メディア・…
セム‐ぞく【セム族】
- デジタル大辞泉
- 《Semite》西アジア・アラビア半島・北アフリカなどに分布し、セム語系の言語を用いる諸民族の総称。アラブ人・エチオピア人・ユダヤ人などのほか、…
アッカド
- 百科事典マイペディア
- 南部メソポタミア(バビロニア)の北半をさす呼称。南半をシュメールと呼ぶ。古くセム系アッカド人が居住,前2350年ころサルゴン1世が出てペルシア…
ニーナワー〔県〕 ニーナワー Nīnawā
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- イラク北西部,シリアと国境を接する県。県都はモースル。 1969年,旧モースル県を,ニーナワー県とダフーク県に2分して設置された。県都のすぐ北に…
シリア語【シリアご】
- 百科事典マイペディア
- 東方アラム語(アラム語)に属する言語。全アラム語中最も重要な文化語。元来は初期東方キリスト教の中心地エデッサを中心とするものだが,後にはシ…
けさしき‐ふくしょく【袈裟式服飾】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 僧侶が袈裟を着用するように、丈(たけ)が長く幅の広い布を一方の肩から他方の腋(わき)の下にかけて斜めに巻く服装の様式。エジプト、アッ…
ホール Hall, Harry Reginald Holland
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1873.9.30. ロンドン[没]1930.10.13. ロンドンイギリスの考古学者。 1896年より大英博物館に勤務。エジプトのデル・エル・バハリやバビロニアの…
キュロス‐にせい【キュロス二世】
- デジタル大辞泉
- 《Kuros Ⅱ》[前600~前529]アケメネス朝ペルシアの創始者。在位、前559~前529。メディアを滅ぼし、小アジア・アッシリアなどを征服し、エジプトを…
カルケミシュ
- 精選版 日本国語大辞典
- ( Carchemish ) 古代オリエント、ユーフラテス上流河畔にあった古代都市。メソポタミアと、地中海沿岸とを結ぶ貿易、交通の要路。紀元前二〇〇〇年紀…
マナセ Manasseh
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 旧約聖書中の人物。ユダの王ヒゼキヤの子 (在位前 687~642) 。 45年間エルサレムを治めたが,アッシリアの影響のもとにバール神の祭壇やアシラ像を…
バビロニア(Babylonia)
- デジタル大辞泉
- 《バビロンの地の意》西アジア、メソポタミア南東部、チグリス・ユーフラテス川の中・下流域地方の称。世界最古の文明の発祥地。シュメール人の文化…
新バビロニア王国 しんバビロニアおうこく Neo-babylonia
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 前625〜前538アッシリアの滅亡後,メソポタミアを支配したカルデア人の王国。カルデア王国ともいうナボポラッサル王が建国。ネブカドネザル2世のと…
ダマスクス Damascus
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 西アジア,シリア−アラブ共和国南西部にある同国の首都世界最古の町の1つで,前10世紀アラム人の王国の首都とされた。前732年アッシリアに滅ぼされ…
ティルス(Tyrus)
- デジタル大辞泉
- 古代フェニキアの海港都市。前12世紀ころから地中海貿易の根拠地として繁栄、アッシリアやマケドニアと争った。カルタゴはその植民市。現在のレバノ…
サルダナパールの死
- デジタル大辞泉プラス
- フランスの画家ウジューヌ・ドラクロワの絵画(1827-1828)。原題《La mort de Sardanapale》。『サルダナパロスの死』とも呼ばれる。アッシリア王の…
ニムロデ Nimrod
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 旧約聖書『創世記』 10章8~12に登場する人物名。クシの子で,「世の権力者となった最初の人」「主の前に力ある狩猟者」であり,多くの都市を建設し…
ニネベ Nineveh
- 改訂新版 世界大百科事典
- イラク北部,モースルからティグリス川を渡って約500mにあるアッシリアの首都。センナヘリブ王が前700年ころから建設してのち,前612年の滅亡まで存…
オルーミーイェ(Orūmīye)
- デジタル大辞泉
- イラン北西部の都市。西アーザルバーイジャーン州の州都。旧称レザーイーイェ。トルコとの国境に近く、オルーミーイェ湖の西岸に位置する。アゼルバ…
楔形文字法【くさびがたもじほう】
- 百科事典マイペディア
- 法律文書に楔形文字を使用する法。前3000年ころから約3000年にわたってメソポタミア,小アジア地方に興亡したバビロニア,アッシリアその他の地域の…
カラテペ Karatepe
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- トルコ東南部のタウロス山麓に位置したヒッタイト王国後期の古代城塞都市。前 700年頃アッシリアに攻略された。 1945年 H.ボッセルトによって象形文…
箜篌 くご
- 旺文社日本史事典 三訂版
- 古代の楽器の一つ百済 (くだら) 琴ともいう。ハープ系の楽器で,竪箜篌は懐に抱え,あるいは座し,あるいは立って両手で奏でた。古代アッシリアで用…
アルビール(Arbīl)
- デジタル大辞泉
- イラク北部、アルビール州の都市。同州の州都。アッシリア人の古代都市アルベラに起源する。紀元前4世紀には、アレクサンドロス大王がアケメネス朝ペ…
カラク(Karak)
- デジタル大辞泉
- ヨルダン西部の都市。首都アンマンの南約140キロメートル、死海東岸に位置する。古代よりモアブ人の都市が置かれ、アッシリア、ナバテア、古代ローマ…
バビロン Babylon
- 旺文社世界史事典 三訂版
- ユーフラテス川河畔にある古代都市「神の門」の意。前30世紀ごろ建設。ハンムラビ王のとき古バビロニア王国の首都となり,のちアッシリアの支配時代…
キリス Kilis
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- トルコ南部,ガジーアンテップ県の都市で,シリア国境近くに位置する。アッシリアの記録では古代都市キリシとされている。第1次世界大戦後,フランス…
カルケミシュ Carchemish
- 改訂新版 世界大百科事典
- 北シリア(現,トルコ領),ユーフラテス川西岸の古代都市。ヒッタイト帝国と連合していたが,しばしばエジプト第18,19王朝の征服地名表に出る(ラ…
クタ Cuthah
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- シュメール・アッカドとバビロニアの聖都。現在のテルイブラヒム (バビロンの北東 50km) 。ユダヤ教徒には,アブラハムの故郷であるカルデアのウルと…
ベッド
- 百科事典マイペディア
- 寝台。古代エジプト,アッシリア時代から用いられているが,下層階級は床にわらや毛皮を敷いて寝ることが近世まで続いた。現在のベッドは,スプリン…
アスカロン(Ascalon)
- デジタル大辞泉
- イスラエル中西部の都市アシュケロンの東郊にある古代都市の遺跡。その起源は紀元前2000年頃にさかのぼり、ヘロデ王の生地とされる。古くから港とし…
サミュエル・ノア クレーマー Samuel Noa Kramer
- 20世紀西洋人名事典
- 1897.9.28 - ? 米国のシュメール学者。 ペンシルべニア大学アッシリア学教授。 ソ連(ロシア)生まれ。 ロシアに生まれたが、1906年米国に移住した。…
ヒッタイト
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( Hittite ) 紀元前二〇〇〇年頃小アジアでインド‐ヨーロッパ語を用いた一民族。紀元前一八世紀中頃アナトリアに古王国を建て、紀元前一…
メソポタミア美術 (メソポタミアびじゅつ)
- 改訂新版 世界大百科事典
- メソポタミア,すなわちティグリス,ユーフラテス両川の流域地方を中心に栄えた美術の総称。ナイル川流域のエジプト美術とともに,古代オリエントで…
ヘルモン[山] Mount Hermon
- 改訂新版 世界大百科事典
- アンチ・レバノン山脈の南端,レバノンとシリアの国境にある山。標高2814m。アラビア語ではジャバル・アッシャイフJabal al-Shaykh。北にベカー高原…
アラム語【アラムご】
- 百科事典マイペディア
- カナン語とともに北西セム語に属する言語群。Aramaic。最古の碑文は前9世紀のもの。前7世紀から前4世紀にペルシア帝国,メソポタミア,パレスティ…