被曝【ひばく】
- 百科事典マイペディア
- 放射線を受けること。放射線被曝。人体が放射線に被曝すると,放射線量が高い場合には放射線障害が起こり,低い場合でもその線量に応じて放射線障害…
超高圧放射線治療 ちょうこうあつほうしゃせんちりょう supervoltage radiotherapy
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 一般に,100万eV(電子ボルト)以上のエネルギーの放射線を発生させる装置を用いた治療。X線やγ線などは,高圧になるほど深部における線量の減衰は少…
シーベルト sievert
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 国際単位系 SIにおける放射線吸収量(線量当量)の単位。記号は Sv。放射線の生体吸収量の単位として長らく用いられていたレムに代わるものとして,…
トータルドーズ‐こうか〔‐カウクワ〕【トータルドーズ効果】
- デジタル大辞泉
- 《total ionizing dose effect》LSIやRAMなどの半導体素子が、宇宙線や放射線を大量かつ長期間受けることで劣化すること。人工衛星などに用いる半導…
モニタリング‐カー(monitoring car)
- デジタル大辞泉
- 環境中の放射線を測定する機材を搭載した車。原子力施設の周辺を移動しながら、広い範囲にわたって放射線の線量や放射性物質の濃度などを計測する。
ге́йгеровский
- プログレッシブ ロシア語辞典(露和編)
- [形3]//ге́йгеровский счётчик|〚理〛ガイガーカウンター(放射線量計測器;счётчик Ге́йгера)
多門照射 たもんしょうしゃ multiportal irradiation
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 放射線治療において,1ヵ所の深部病巣に2方向以上から線束を集中させて照射する方法をいう。これによって,皮膚表面の被曝線量と皮膚障害を減少させ…
まんせい‐ひばく【慢性被×曝】
- デジタル大辞泉
- 長期間にわたる被曝。一方、短時間の被曝は急性被曝という。放射線量の総量が等しい場合、急性被曝の方が慢性被曝に比べて人体への影響は大きくなる。
有利係数【advantage factor】
- 法則の辞典
- 原子炉の中で増幅効果が発生する場所において,ある時間間隔内に受ける放射線の量と,基準とする場所において同じ時間間隔内で受ける放射線量との比.
きゅうせい‐ひばく〔キフセイ‐〕【急性被×曝】
- デジタル大辞泉
- 短時間の被曝。一方、長期間にわたる被曝は慢性被曝という。放射線量の総量が等しい場合、急性被曝の方が慢性被曝に比べて人体への影響は大きくなる。
ちょうこう‐レンズ〔テウクワウ‐〕【調光レンズ】
- デジタル大辞泉
- 紫外線量によって色の濃度が変化する調光ガラスやプラスチックによるレンズ。これを用いた眼鏡やサングラスは、調光眼鏡、調光サングラスとよばれる。
ラム【rhm】
- 単位名がわかる辞典
- 放射線源の有効強度を表す単位。◇「roentgen per hour at one mete」から。1ラムは、空気中で1m離れた位置に、1時間あたり1レントゲンの線量を与える…
原体照射法 げんたいしょうしゃほう conformal radiation therapy
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 病巣の形状にあわせて回転または多数のビームを用いて立体的に放射線を当てる照射方法。沿革体の外から放射線を照射する外部照射は、1960年代にコバ…
電離箱 でんりばこ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 放射線が物質中を通過するときの電離作用で発生する電子とイオンを集めることにより、放射線の強度や線量またエネルギーを測定する装置。電離物質と…
国際放射線防護委員会 (こくさいほうしゃせんぼうごいいんかい) International Commission on Radiological Protection
- 改訂新版 世界大百科事典
- 略称ICRP。1928年国際放射線学会議(ICR)で創設されて以来活動を続け,放射線防護,放射線安全の方策の基本原則を検討し,その結果を勧告,報告とし…
ラム
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( rhm. [英語] roentgen per hour at one meter の略 ) 放射線源の強度をあらわす単位。線源から一メートル離れて一時間に一レントゲンの…
dosage
- 英和 用語・用例辞典
- (名)投薬 投薬量 服用量 放射線の線量 X線などの投与量[放射線量]dosageの用例The government should clarify to the nation what the maximum permi…
スリーディー‐マンモグラフィー【3Dマンモグラフィー】
- デジタル大辞泉
- 《3D mammography》複数の方向から低線量X線を照射し、乳房内の三次元画像を得る診断法。乳がん検診において、従来のマンモグラフィーにくらべ、正常…
放射線健康管理学 ほうしゃせんけんこうかんりがく
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 宇宙線などの自然放射線への被曝に加えて,工業上 (原子力発電所や建造物の非破壊検査など) あるいは医療上 (X線撮影や放射線治療など) の放射線被曝…
ほうしゃせんかんり‐てちょう〔ハウシヤセンクワンリてチヤウ〕【放射線管理手帳】
- デジタル大辞泉
- 原子力発電所や再処理施設などの原子力施設で作業に従事する人が所持する手帳。放射線従事者中央登録センターが主体となり運営する、放射線管理手帳…
フィルム‐バッジ
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [英語] film badge ) 放射線発生装置や放射性物質の取扱者の放射線障害を予防する目的で、身体に受ける放射線の線量を測定するバッジ型…
フィルムバッジ フィルムバッジ film badge
- 化学辞典 第2版
- 放射線によって写真フィルムが黒化することを利用した個人用の被ばく線量計.フィルム線量計ともいう.バッジ形のプラスチック製,あるいは金属製の…
X線テレビ エックスせんテレビ X-ray Television
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- X線透過によって生じる像を,リアルタイムで可視像として映す装置。操作者がX線を直接に受けない場所で操作可能なように設計され,操作者の被曝線量…
レム
- 百科事典マイペディア
- 放射線による被曝量(線量当量)を表す単位。Roentgen equivalent manの略称。1980年後半からは国際単位系のシーベルト(Sv)が用いられレムは特殊な…
クライオ‐でんしけんびきょう〔‐デンシケンビキヤウ〕【クライオ電子顕微鏡】
- デジタル大辞泉
- たんぱく質をはじめとする生体高分子などを急速に凍結させ、高分解能でその構造を解析する透過型電子顕微鏡。試料をセ氏零下270~160度という低温に…
放射線管理 (ほうしゃせんかんり) radiation control radiation management
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 作業環境の管理 個人の管理 一般環境の管理 緊急時の管理放射線防護のための実務を放射線管理という。放射線被曝は,放射線場に個…
ブラッグ‐グレイの原理【Bragg-Gray principle】
- 法則の辞典
- 放射線量測定の基本原理.気体の詰まった小孔からなる固体を γ 線やX線で一様に照射したとき,二次電子によるイオン化を測定すると,ある仮定のもと…
国家計量標準 こっかけいりょうひょうじゅん national measurement standard
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 国家または経済圏で用いるように国家当局が承認した測定標準。国家測定標準、国家標準ともいう。当該の量の種類について、他の測定標準に量の値を付…
放射線検出器 (ほうしゃせんけんしゅつき) radiation detector
- 改訂新版 世界大百科事典
- 物質が放射線を受けたときにその中に起こる物理的,または化学的変化を利用して,放射線の到来を検知できるようにした検出器。放射線によって物質中…
かくりつてき‐えいきょう〔‐エイキヤウ〕【確率的影響】
- デジタル大辞泉
- 放射線被曝が人体に及ぼす影響を分類する概念の一つ。放射線によって細胞内のDNAの一部が損傷し、がんや白血病などが発生する確率が放射線量に比例し…
でんり‐さよう【電離作用】
- デジタル大辞泉
- 放射線が物質中を通過し、中性の原子や分子から電子を弾き飛ばして電離させる作用。ガイガーミュラー計数管は電離によって生じる電子を電気的な信号…
accumulated radiation exposure
- 英和 用語・用例辞典
- 累積放射線量accumulated radiation exposureの用例Under the rezoning of evacuation areas, areas where the accumulated radiation exposure is l…
グレイ グレイ gray
- 化学辞典 第2版
- 放射線の吸収線量の国際単位系(SI単位).記号 Gy.定義は1 Gy = 1 J kg-1.従来から用いられているラド(rad)単位との関係は,1 rad = 1 c Gy = 1…
ホールボディカウンター
- 知恵蔵
- 体の中に取り込まれ沈着した放射性物質から漏れ出る放射線を、体の外側から検出し、その線量を測定する装置のこと。ヒューマンカウンター、あるいは…
放射線 ほうしゃせん radiation
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 狭義には放射性核種から放出される粒子。特にα線,β線,γ線をさす。広義にはX線,宇宙線などのほか,電磁波やイオン線を総称して放射線と呼ぶことも…
特定避難勧奨地点 とくていひなんかんしょうちてん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 2011年(平成23)3月11日の東北地方太平洋沖地震により発生した東京電力福島第一原子力発電所事故で、放射線量が局所的に高く、妊婦や子供への影響が…
単原子層成長 たんげんしそうせいちょう monolayer growth
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 原料ガスや分子線を用いて,1個の原子・分子ごとに1層ずつ積み上げて成長させる結晶成長技術。結晶における超微細構造 (1万分の1μm程度) の量子力学…
レントゲン
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] ( Wilhelm Konrad Röntgen ウィルヘルム=コンラート━ ) ドイツの実験物理学者。不透明体を透過するX線(レントゲン線)を発見し、一九〇一年…
避難指示区域 ひなんしじくいき
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 大規模な自然災害や原子力発電所の事故などの際、住民の立入りを原則制限・禁止する地域。大災害・事故の発生、あるいはその前兆がある場合、住民の…
photon
- 英和 用語・用例辞典
- (名)光子 光の粒[粒子] 光量子photonの関連語句photon absorption光子吸収photon acceleration光子加速photon beam光子線photon component光子成分ph…
ホットスポット
- 百科事典マイペディア
- 一般的には世界の紛争地域や犯罪地帯などの危険な場所,あるいは人気のある場所などの意味で用いられる。また地球科学で,マントル内部でマグマを発…
*do・sis, [dó.sis;đó.-]
- 小学館 西和中辞典 第2版
- [女] 〘単複同形〙1 〖医〗 (薬の1回分の)服用量,一服;(X線の)線量,照射量.2 〖化〗 含有量.3 適量,分量,程度.a [en] pequeñas …
ちょくせんりょうしか【直線量子化】
- 改訂新版 世界大百科事典
とくてい‐ひなんかんしょうちてん〔‐ヒナンクワンシヤウチテン〕【特定避難勧奨地点】
- デジタル大辞泉
- 平成23年(2011)3月に発生した福島第一原発事故において、警戒区域や計画的避難区域外で、事故発生後1年間の積算線量が20ミリシーベルトを超えると…
小線源治療 しょうせんげんちりょう brachytherapy
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 小さな放射線源を体内に留置して行う放射線療法の一種。体の内部から放射線を照射する治療法であることから「内部照射」ともよばれ、外部から照射す…
医療被曝
- 知恵蔵
- 診断や治療のために放射線にさらされること。患者本人だけでなく、付き添いや介助にあたる人の負うリスクも同じく医療被曝(ひばく)と定義されている…
放射線過剰照射事故
- 知恵蔵
- がんの放射線治療で、計算違いから過剰照射または過少照射の事故が目立っている。2003年8月、国立弘前病院(現・国立病院機構)で放射線照射が原因と疑…
けいかくてき‐ひなんくいき〔ケイクワクテキヒナンクヰキ〕【計画的避難区域】
- デジタル大辞泉
- 平成23年(2011)3月に発生した福島第一原発事故に伴い、政府が住民に対して、区域の指定から約1か月の間に避難のため立ち退くことを求めた区域。福…
切線照射 せっせんしょうしゃ tangential irradiation
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 体表に近い部位の癌などをX線または γ 線などの放射線照射で治療する場合,病巣の背後にある健康組織への照射をなくし,全身の被曝線量を減少させる…
きんきゅうじたい‐おうきゅうたいさく〔キンキフジタイオウキフタイサク〕【緊急事態応急対策】
- デジタル大辞泉
- 原子力緊急事態が発生した場合に、災害の拡大を防止するために、原子力災害対策特別措置法に基づいて実施される措置。原子力緊急事態宣言の発出、災…