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グレイ(英語表記)gray

翻訳|gray

知恵蔵の解説

グレイ

電離放射線を照射された物体が単位質量当たりに受け取るエネルギー(吸収線量など)を表すSI組立単位であって、ジュールキログラム(J/kg)に相当する。名称は英国の物理学者の名にちなむ。電離放射線にはX線、ガンマ線、アルファ線などの種類があり、また、放射線と物質の相互作用にも種々の形態がある。これらの違いによって、グレイ単位で表される量には吸収線量の他にも様々なものがある。かつて慣用的に使われたラド(rad)は、正確に0.01 Gy。

(今井秀孝 独立行政法人産業技術総合研究所研究顧問 / 2008年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

百科事典マイペディアの解説

グレイ

物質に吸収された放射線のエネルギー(吸収線量)の計量単位。記号Gy。電離性放射線の照射により物質1kgにつき1Jのエネルギーが与えられるときの吸収線量。英国の放射線物理学者L.H.グレイにちなんだもので,1975年に国際単位(SI)に採用された。→ラド
→関連項目レプ(rep)

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色名がわかる辞典の解説

グレイ【grey】

色名の一つ。「gray」とも表記する。JISの色彩規格では「灰色」としている。一般に、の間にある中間の色調をさす。日本語に訳すと「灰色」となるが、グレイの語源はよくわかっていない。ただし、特定の色をさしながら、グレイゾーンというように、ブラックに近いグレイから、ホワイトに近いグレイまであるのは灰色と同じ。無彩色総称として用いることが多い。また、あまりよいイメージではないのも共通している。陰気な性格、どんよりした空、つらい生活などに「グレイ」が用いられる。

出典 講談社色名がわかる辞典について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

グレイ【gray】

物質に吸収された放射線のエネルギー(吸収線量と呼ばれる)の単位。ジュール/キログラム(J/kg)に固有の名称で,記号Gy。名は,イギリスの放射線物理学者グレーL.H.Gray(1905‐65)にちなんだもので,1975年国際単位系(SI)に採用された。以前は,ラド(rad)が吸収線量の単位として用いられた。1Gy=100radである。物質に吸収された放射線のエネルギーは最終的に熱となる。放射線を照射された水の吸収線量が4200Gyのとき,水の温度はほぼ1℃上昇する。

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大辞林 第三版の解説

グレイ【gray; grey】

グレー

グレイ【gray】

〔イギリスの物理学者グレイ(L. H. Gray1905~1965)にちなむ〕
吸収線量の SI 単位。1キログラムあたり1ジュールのエネルギーを吸収するとき一グレイとする。一グレイは100ラドにあたる。記号 Gy   → 吸収線量

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

単位名がわかる辞典の解説

グレイ【gray】

吸収放射線量の国際単位。記号は「Gy」。1Gyは放射線の照射により、物質1kgあたり1ジュールのエネルギーを吸収するときの線量(1Gy=1J/kg)。水1kgの温度を1℃上昇させるのに必要な吸収線量は4200Gy。人間は1~2Gyの線量でも死ぬことがある。◇名称は、イギリスの物理学者グレイにちなむ。

出典 講談社単位名がわかる辞典について 情報

世界大百科事典内のグレイの言及

【放射線量】より

…すなわち,Dde/dmで与えられる。吸収線量の単位は,従来,rad(ラド,radiation absorbed doseの頭文字をとる)で, 1rad=100erg/g=10-2J/kgであったが,新しい国際単位では,radに代わってGy(グレイ,Grayの略)が用いられる。 1J/kg=1Gy=100rad 吸収線量はすべての放射線に適用できるが,物質の単位質量に吸収されたエネルギーで定義されており,通常,その物質名を明記しなければならない。…

※「グレイ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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