いっく‐に【一句に】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 副詞 〙 一言のもとに。一息に。一挙に。[初出の実例]「悪知悪見の雑毒を一句にをんぬいた」(出典:大淵代抄(1630頃)二)
さえ‐に(さへ‥)
- 精選版 日本国語大辞典
- ( 添加の意を表わす副助詞「さえ」に助詞「に」の重なったもの。→補注 ) …までも。[初出の実例]「昼は咲き夜は恋ひ寝(ぬ)る合歓木(ねぶ)の花君のみ見…
さき‐に【先に・曩に】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 副詞 〙 そのときよりは前であるさま。以前に。前に。かつて。さきごろ。[初出の実例]「さきに法をもとめむがために大宝元年にもろこしに渡りし時…
さる‐に
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 接続詞 〙① 先行の事柄を受けて、後続の事柄が起こることを示す。すると。そうこうするうちに。さるほどに。[初出の実例]「子は京に宮づかへしけ…
さわ‐に(さは‥)【多に】
- 精選版 日本国語大辞典
- ⇒さわ(多)
がて‐に【糅に】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 連語 〙 ( 「がて」は、動詞「かてる(糅)」の連用形の変化したもの ) 名詞の下に付いて、「まじりに」「まぜ合わされて」の意を表わす。〔享和…
じぶん【自分】 に
- 精選版 日本国語大辞典
- ① 自分で。みずから。[初出の実例]「自(ジ)分に奉公を勤め官祿に進めるこそ出世なれ」(出典:浮世草子・日本永代蔵(1688)四)② 個人的に。[初出の実…
なじ‐に
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 副詞 〙 ( 「なにしに」の変化した語か ) 不明な原因・理由を問うのに用いる。何故に。どういうわけで。などか。[初出の実例]「あなうたてや。な…
にや・す
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 他動詞 サ行四段活用 〙① 飲む。食う。[初出の実例]「あま酒を出したれば、〈略〉三ばいにやひて」(出典:咄本・戯言養気集(1615‐24頃)上)② 打…
にやり
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる ) 声を立てないで、表情で笑うさま、意味ありげな笑いを顔に浮かべるさまを表わす語。にやにや。[初出の実例…
にょう‐にょう
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 副詞 〙① 猫の鳴き声を表わす語。[初出の実例]「ねうねう、といとらうたげに鳴けば」(出典:源氏物語(1001‐14頃)若菜下)② 烏の鳴き声を表わす語…
に‐か
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] ( 格助詞「に」に疑問の係助詞「か」の付いたもの ) 場所、時などに関して、疑問・反語の意を表わす。[初出の実例]「新羅辺(しらきへ)か家爾可…
に‐・き
- 精選版 日本国語大辞典
- ( 完了の助動詞「ぬ」の連用形に過去の助動詞「き」の付いたもの ) 自分の直接経験として、過去になった事柄、完了した事柄を表わす。…てしまった。…
に‐・けむ
- 精選版 日本国語大辞典
- ( 完了の助動詞「ぬ」の連用形に推量の助動詞「けむ(けん)」の付いたもの ) 過去に発生、実現した事柄、完了した事柄に対する推量を表わす。…てし…
に‐しか
- 精選版 日本国語大辞典
- ( 願望を表わす終助詞「しか」が、完了の助動詞「ぬ」の連用形「に」をうけたもの。後世「にしが」とも。→しか ) 話し手自身の願望の意を表わす。…し…
とこなつ‐に【常夏に】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 副詞 〙 夏中を通してずっと。また、毎年の夏に。一説に、いつもかわらず。とこしえに。[初出の実例]「新川の その立山に 等許奈都爾(トコナツニ)…
ところ‐に【所に】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 接続助詞 〙 活用語の連体形をうけて、前の叙述を後の叙述に続ける。意味的には順接・逆接・単純接続などがある。[初出の実例]「此は何(い…
てん‐に
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 副詞 〙 ( 「てんと」「てんで」などと同語源か ) まるで。まったく。てんと。[初出の実例]「酔ひ臥したりしその隙(ひま)に、本尊を奪はれてんに…
とかく【兎角】 に
- 精選版 日本国語大辞典
- ① =とかく(兎角)[ 一 ]①[初出の実例]「すすめる方と思ひしかど、とかくになびきて、なよびゆき」(出典:源氏物語(1001‐14頃)帚木)② =とかく(…
ばか‐に【馬鹿に】
- 精選版 日本国語大辞典
- ⇒ばか(馬鹿)に
すま‐に
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 副詞 〙① 休めずに。忙しく。暇なく。「手もすまに」の形で、手を休めず、忙しくの意で用いられる。[初出の実例]「戯奴(わけ)がため吾が手も須麻…
ふつく‐に【悉に・尽に】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 副詞 〙 ( 「ふつに(都━)」と同語源の語で、「く」は副詞語尾 ) ことごとく。すっかり。すべて。ふつに。ふつまに。[初出の実例]「近侍諸の女王…
て‐に
- 精選版 日本国語大辞典
- ( 終助詞「て」に接続助詞「に」が付いたもの ) 「て」を軽く添えて終わった文を「に」でうけ、理由を表わす。…だから。…ゆえに。[初出の実例]「しげ…
お気に
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から‐に
- デジタル大辞泉
- [連語]《準体助詞「から」+格助詞「に」》活用語の連体形に付く。上代では格助詞「の」「が」にも付く。1 …だけの理由で。…だけで。「聞くからに…
ぞく‐に【俗に】
- デジタル大辞泉
- [連語]世間で。世間一般に。「俗にいう試験地獄」→俗
しじ‐に【▽繁に】
- デジタル大辞泉
- [副]1 草木が繁茂するさま。密生するさま。こんもり。「五百枝いほえさし―生ひたるつがの木のいやつぎつぎに」〈万・三二四〉2 数量が多いさま。…
くせに【癖に】[接助]
- デジタル大辞泉
- [接助]《名詞「くせ(癖)」+格助詞「に」から》活用語の連体形および格助詞「の」に付く。非難や不満の気持ちを込めて逆接条件を表す。にもかか…
まで‐に【×迄に】
- デジタル大辞泉
- [連語]《副助詞「まで」+格助詞「に」》1 動作・作用の至り及ぶ限度・範囲を表す。…に至るまで。…まで。「月末迄に書きあげよう」「我が紐を妹い…
むげ‐に【無下に】
- デジタル大辞泉
- [副]1 冷淡なさま。すげなく。そっけなく。「相手の懇願を無下に拒む」2 度外れなさま。むやみに。やたらに。「たれの子とも知れぬものを、―めで…
とこなつ‐に【常夏に】
- デジタル大辞泉
- [副]夏中ずっと。また、毎年の夏ごとに。「立山たちやまに降り置ける雪の―消けずて渡るは神かむながらとそ」〈万・四〇〇四〉
とっさ‐に【×咄×嗟に】
- デジタル大辞泉
- [副]その瞬間に。たちどころに。「咄嗟にブレーキをふむ」[類語]即刻・即座・即時・即席・即製・即・同時・言下・直後・直ちに・早速・すぐ・すぐ…
はや‐じに【早死に】
- デジタル大辞泉
- [名](スル)若くして死ぬこと。若死に。夭折ようせつ。「病気で早死にする」[類語]若死に・夭折・夭逝・早世
よう‐に〔ヤウ‐〕【陽に】
- デジタル大辞泉
- [副]表から見えるところでは。うわべでは。「―媚を売りて少年を惑わして陰に之を笑い」〈織田訳・花柳春話〉
に‐つき【に就き】
- デジタル大辞泉
- [連語]《格助詞「に」+動詞「つ(就)く」の連用形》1 動作や状態などの対象を表す。について。「その件に就きご相談したい」2 理由を表す。…の…
に‐や
- デジタル大辞泉
- [連語]《断定の助動詞「なり」の連用形+係助詞「や」》1㋐文中にあって連体形の結びを伴う用法。…で…か。「朝夕の宮仕へにつけても、人の心をの…
に‐より【に因り/に▽依り】
- デジタル大辞泉
- [連語]「によって」のやや改まった言い方。「代議員―選出される」「憲法第11条―基本的人権が保障されている」
ふつ‐に【▽都に/▽尽に】
- デジタル大辞泉
- [副]1 (下に打消しの語を伴って用いる)全然。まったく。「泣く声は昼夜に絶えず、眠ねぶるという事―無ければ」〈一葉・うつせみ〉2 すっかり。…
にゃんたろう
- デジタル大辞泉プラス
- 石川県かほく市でおもに活動する地域キャラクター。頭に捻りハチマキをした猫。市のマスコットキャラクター兼観光大使。
祈念に
- デジタル大辞泉プラス
- 近藤芳美の歌集。1985年刊行(不識書院)。1986年、第1回詩歌文学館賞(短歌部門)受賞。
わぎもこ‐に【吾妹子に】
- 精選版 日本国語大辞典
- 枕 「吾妹子に会ふ」の意から、「あふ」と同音を含む「あふちの花」「逢坂山」「淡海」「淡路」にかかる。[初出の実例]「我妹子爾(わぎもこニ) 淡海…
にやり
- 小学館 和伊中辞典 2版
- ◇にやりとする にやりとする ghignare(自)[av],sogghignare(自)[av];(心の中で)ri̱dere sotto i baffi (fra sé e sé) ¶会心の作に思わ…
たからかに 高らかに
- 小学館 和伊中辞典 2版
- ad alta voce, a voce alta;(よく通る声で)a voce spiegata;(鳴り響くように)sonoramente ¶高らかにアリアを歌う|cantare un'a̱ria a voce…
むやみに
- ポケットプログレッシブ独和・和独辞典(和独の部)
- gedankenlos; übermäßig
そぞろ(に)【▲漫ろ(に)】
- プログレッシブ和英中辞典(第4版)
- ❶〔落ち着かない様子〕彼は気もそぞろだったHe was quite distracted.❷〔理由なく〕そぞろに家が懐かしくなったA feeling of homesickness stole ove…
急に きゅうに
- 日中辞典 第3版
- [にわかに]忽然hūrán,突然tūrán,骤然zhòurán;[急いで]急忙jímáng.~急に笑…
にせよ
- 日中辞典 第3版
- 1〔たとえ…でも〕即使jíshǐ……,即便jíbiàn……,尽管jǐnguǎn…….たとえ子ども~にせよ許すわけにはいかな…
にやり
- 日中辞典 第3版
- 一笑yī xiào.彼は何を思い出したのか~にやりと笑った|他似乎想起什么事来,抿嘴mǐn zuǐ一笑.
いまだ(に)【▲未だ(に)】
- プログレッシブ和英中辞典(第4版)
- ❶〔この時までに〕 ⇒まだ(未だ)こんな大きな風船はいまだかつて見たことがないI have never seen such a big balloon.彼はいまだかつてない偉大な…
-くせに【-癖に】
- プログレッシブ和英中辞典(第4版)
- 君は何も知らないくせになんでも知っているような事を言うYou talk knowingly without knowing a thing.子供のくせにいろいろのことを知っているHe k…