先に(読み)サキニ

デジタル大辞泉 「先に」の意味・読み・例文・類語

さき‐に【先に/前に/×曩に】

[副]今よりも前に。以前に。「―述べたごとく」「―行われた大会」
[類語]今し方先程さっき先刻最前今今たった今今時分今頃今どき今さらナウ過去以前かつ在りし日往年往時往日旧時昔日せきじつ昔時せきじ昔年せきねん往昔おうせき往古古昔こせきいにしえ古くそのかみ当時前前かねてかねがね何時か既往これまで従来従前し方先年当年一時一頃その節当時古来あらかじめ前以て年来旧来在来その昔太古千古大昔

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「先に」の意味・読み・例文・類語

さき‐に【先に・曩に】

  1. 〘 副詞 〙 そのときよりは前であるさま。以前に。前に。かつて。さきごろ。
    1. [初出の実例]「さきに法をもとめむがために大宝元年にもろこしに渡りし時も」(出典:観智院本三宝絵(984)下)

せん‐に【先に】

  1. 〘 連語 〙 以前に。
    1. [初出の実例]「先(セン)に私が女の生徒さんたちを預ってゐたときに」(出典:桑の実(1913)〈鈴木三重吉〉二四)

さっき‐に【先に】

  1. 〘 副詞 〙 「さきに(先━)」の変化した語。〔かた言(1650)〕

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