さん‐しょう(‥シャウ)【三障】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏語。(イ) 正道やその前段階である善根をさまたげる三つのさわり。煩悩障(ぼんのうしょう)(貪欲、瞋恚(しんい)、愚痴(ぐち)などの煩悩…
さん‐じょう(‥ジャウ)【三譲】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 三度、辞退すること。古く中国では、諸公・宰相などの地位に推挙されたとき、三度形式的な辞退の意を表わすことが慣例となっていた。日本…
さん‐しん【三心】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「さんじん」とも ) 仏語。① 極楽往生を得るのに必要とされる三種の心。「観無量寿経」に説く真に浄土を願う至誠心、念仏によって往生…
さん‐しん【三晉】
- 精選版 日本国語大辞典
- 中国、春秋時代の末、晉に仕えた三卿、すなわち魏斯(文侯)・趙籍(烈侯)・韓虔(かんけん)(景侯)がそれぞれ建てた魏・趙・韓の三国をいう。〔戦…
さん‐しんざん【三神山】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 一 ] 中国の伝説で、東方絶海の中央にあって仙人が住むという蓬莱(ほうらい)・方丈・瀛州(えいしゅう)の三つの山の称。三島。三壺山。[初出の実例]…
さん‐せい【三正】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① ( 「書経‐甘誓」の「有扈氏威二侮五行一、怠二棄三正一〈伝〉怠二惰棄三天地人正道一」による ) 天・地・人の正道。② ( 「礼記‐哀公問」…
さん‐そく【三足】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 三本の足。三脚(さんきゃく)。また、足のような形状のものが三本に長く伸びているものをいう。[初出の実例]「この程三足の青鳥御殿の上…
さん‐たっとく【三達徳】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「中庸」の「知仁勇三者、天下之達徳也」から ) どんな場合でも、どこでも、ふみ行なわなければならない三つの徳。すなわち、智・仁・…
さん‐ばん【三番】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 順序が第三であること。第三の順位、等級であること。[初出の実例]「ばんかたいちばんにばんさんばんまでにわさんにんつつ、そののこり…
さん‐ぴん【三一】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「ぴん」は[ポルトガル語] pinto (点の意)の変化した語か )① さいころなどで三の目と一の目が出ること。[初出の実例]「是等のかけ引…
さんぶ‐かい(‥クヮイ)【三部会】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [フランス語] États généraux の訳語 ) 一四世紀初頭に始まるフランスの身分制議会。僧侶・貴族・平民の三身分によって構成され、ふつ…
さん‐ぷく【三復】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 三度繰り返すこと。たびたび繰り返すこと。また、人の手紙を何度もていねいによむこと。[初出の実例]「三復翫レ之、温潤縝密、色正芒寒者…
さん‐ふしょう(‥フシャウ)【三不祥】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 三つのよくないこと。すなわち、幼いのに年長者につかえないこと、身分が低いのに貴人につかえないこと、不肖なのに賢者につかえないこ…
さんぼだい【三菩提】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏語。① ( 「阿耨多羅三藐三菩提(あのくたらさんみゃくさんぼだい)」の略 ) 一切の真理を悟ったその智慧の悟り。完全な悟り。[初出の実例…
さん‐まく(‥ワク)【三惑】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「さんわく」の連声 ) ⇒さんわく(三惑)
さん‐まくどう(‥アクダウ)【三悪道】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「さんあくどう」の連声 ) ⇒さんあくどう(三悪道)
さん‐みゃく【三脈】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 左右の頸(けい)動脈と右手の脈との三か所の脈搏(みゃくはく)を同時に調べて、その脈搏の整、不整によって吉凶を判断する占法。[初出の実…
さん‐めん【三麺】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 小麦粉、米粉などを用いて作った三種の食品。たとえば、すいとん・そうめん・そばの三つなど。[初出の実例]「三羹三麺、ともに初羹初麺に…
さん‐ゆう(‥イウ)【三宥】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 中国の周代で、罪を許す三つの条件。不識・過失・遺忘の三つをいう。[初出の実例]「周礼にも宥(なだむる)に三宥(ユウ)の法あり。過失・…
さんよう(サンエウ)【三要】
- 精選版 日本国語大辞典
- ⇒かんしつげんきつ(閑室元佶)
さんよう‐ちゅう(サンエフ‥)【三葉虫】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 三葉虫綱に属する節足動物の総称。今から約五~六億年前のカンブリア紀に出現し、海中生物の主役となって栄え、古生代末に滅亡した。体は…
さん‐らい【三礼】
- 精選版 日本国語大辞典
- ( 「らい」は「礼」の呉音 )[ 1 ] 〘 名詞 〙① 中国で天神・地祇(ちぎ)・人鬼(亡き人の魂)をまつる儀式。〔書経‐舜典〕② 仏語。身・口(く)・意の三…
さんりゃく【三略】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 中国の兵書。三巻。周の太公望の撰で黄石公(こうせきこう)が土橋の上で漢の張良に授けたと伝えられるが、後世の偽撰書とされる。老荘思想を基…
じゅうそう(ジフサウ)【十三】
- 精選版 日本国語大辞典
- 大阪市淀川区の南部、新淀川の右岸にある地名。国道一七六号の大橋が開通する以前は十三渡の渡し場であった。阪急電鉄の神戸・宝塚・京都の各線の分…
けいさん【景三】
- 精選版 日本国語大辞典
- 室町中期の臨済宗の僧。号は補菴(ほあん)。曇仲道芳の法を嗣ぐ。安国寺、相国寺、南禅寺などに住み「京華集」一〇巻、「東遊集」一巻、「百人一首」…
三かつ (通称) さんかつ
- 歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典
- 歌舞伎・浄瑠璃の外題。元の外題三勝心中初演元禄9.1(大坂・岩井半四郎座)
三回忌 (通称) さんかいき
- 歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典
- 歌舞伎・浄瑠璃の外題。元の外題夕霧三回忌初演延宝8(大坂)
三稜 (ミクリ・サンリョウ)
- 動植物名よみかた辞典 普及版
- 学名:Sparganium erectum subsp.stoloniferum植物。ミクリ科の抽水性多年草,薬用植物
三糖類 サントウルイ trisaccharides
- 化学辞典 第2版
- 3分子の単糖からなるオリゴ糖で,1000種類以上が報告されている.構成単糖のヘミアセタール性ヒドロキシ基のうちの少なくとも一つが結合に使用されず…
ねん‐さん【年三】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =ねそう(年三)
まご‐さ【孫三】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 他人のものをただで使うこと。また、ただでもらうこと。ただ。無料。かわかし。〔洒落本・虚実柳巷方言(1794)〕
み‐け【三毛】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 鷹の背の部分の名。② 猫などで、白・黒・茶の三色の毛がまじっていること。また、その猫など。古くは犬にもいった。[初出の実例]「から…
みつ‐あし【三足】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 三本の足。また、そのような形状のもの。さんそく。[初出の実例]「おとど、ものまうのぼれり。みつあしのだい、裏黒の坏」(出典:宇津保…
みつ‐うろこ【三鱗】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =みつうろこがた(三鱗形)[初出の実例]「手配山を後に当て、三𥻘の旗を押建」(出典:関八州古戦録(1726)一四)
みつ‐ぐそく【三具足】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏前に供える華瓶(けびょう)・燭台および香炉を一揃いとしていう語。三具足〈慕帰絵〉[初出の実例]「床押板にて和尚の三鋪一対、古銅の三…
みつ‐ぐり【三栗】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 一つの毬(いが)の中に実が三個ある栗。《 季語・秋 》[初出の実例]「三栗のうはなり打や角被」(出典:俳諧・五元集(1747)亨)
みつ‐くわがた(‥くはがた)【三鍬形】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 兜(かぶと)の前立物の一種。鍬形の中間に剣の形を立てたもの。[初出の実例]「伏縄目の鎧に三鍬形(みツクワガタ)打たる甲を」(出典:太平…
みつ‐さかずき(‥さかづき)【三杯】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =みつぐみさかずき(三組杯)[初出の実例]「一番に三つ盃重たるをすうる所にて上の盃をとりて相手に礼をして」(出典:伊勢兵庫守貞宗記…
みつ‐たて【三立】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 矢羽の矧(は)ぎ方。矢羽を矢篦(やの)の三方につけること。征矢(そや)などの場合で、走羽(はしりば)・外懸羽(とかけば)・弓摺羽(ゆすりば)…
みつ‐ぶとん【三蒲団】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 三枚重ねの敷蒲団。特に江戸時代、最上位の遊女が用いたもの。みつぶ。[初出の実例]「更過て床とるにも、三つ蒲団(ブトン)替夜着」(出典…
み‐てさき【三手先】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 寺院建築の組物形式の一つ。大斗から外方に肘木(ひじき)一つ出したものを一手(ひとて)といい、さらに一つ出した肘木上の斗に尾垂木をかけ…
三念 (ビリンビ)
- 動植物名よみかた辞典 普及版
- 学名:Averrhoa bilimbi植物。カタバミ科の常緑小高木
三仏寺
- デジタル大辞泉プラス
- 鳥取県東伯郡三朝町(みささちょう)、標高約900mの三徳山にある寺院。天台宗。山号は三徳山、院号は浄土院。役の小角(えんのおづぬ)の創建と伝わる。…
三ツワフロンテック
- 日本の企業がわかる事典2014-2015
- 正式社名「株式会社三ツワフロンテック」。英文社名「MITSUWA FRONTECH CORP.」。卸売業。昭和22年(1947)「三ツワ理化有限会社」設立。同28年(1953)…
三晶
- 日本の企業がわかる事典2014-2015
- 正式社名「三晶株式会社」。英文社名「Sansho Co., Ltd.」。卸売業。昭和30年(1955)設立。本社は大阪市中央区城見。水溶性天然高分子材専門商社。製…
三日月
- デジタル大辞泉プラス
- 日本のポピュラー音楽。歌は女性歌手、絢香。2006年発売。作詞:絢香、作曲:西尾芳彦。auの音楽配信サービス「LISMO」のCMに起用。第39回日本有線大…
三去 (さんきょ)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- ⇒明石屋三去(あかしや-さんきょ)
三鍼 (さんしん)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- ?-? 江戸時代中期-後期の国学者。小沢蘆庵(ろあん)(1723-1801)にまなび,和歌をよくした。
三汀 (さんてい)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- ⇒久米正雄(くめ-まさお)
景三 (けいさん)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- ⇒横川景三(おうせん-けいさん)