おお‐だい(おほだひ)【大鯛】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 大きな鯛。② 魚「まだい(真鯛)」の異名。
おお‐たとうがみ(おほたたうがみ)【大畳紙】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 厚い檀紙(だんし)に箔(はく)などを散らした畳紙。江戸時代に用いられ、その中に小引合、杉原など懐紙をはさみ、詩歌を書きとめ、あるいは…
おお‐つうじ(おほ‥)【大通事】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 江戸時代、長崎で中国人との間の通訳を勤めた唐通事の長。
おお‐てあい(おほてあひ)【大手合】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 囲碁の専門棋士の昇段を決める定式手合いの通称。昇段するには、一定数対局し、規定の点数をとらなければならない。
おお‐どけい(おほ‥)【大時計】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 大きな時計。特に、屋上や塔などに取り付けてあるもの。[初出の実例]「三千世界を見る費長房〈一鶴〉 大時計須彌の南をくるりくるり〈西…
おお‐どしま(おほ‥)【大年増】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 年増の中でも年のいった中年の婦人。四〇歳ぐらいの婦人。今日では芸者などについていうことが多い。古くは娘盛りをかなり過ぎた年頃の女…
おお‐とろ(おほ‥)【大とろ】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 マグロの腹身で、脂肪分の最も多い部分をいう。
おお‐なかぐろ(おほ‥)【大中黒】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 鷲の矢羽の斑の一種。中黒は上下が白く、中央部の黒い羽。大中黒はその黒い部分の幅の広いものをいう。[初出の実例]「廿四さいたるおほ…
おお‐なだい(おほ‥)【大名題・大名代】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 江戸時代の歌舞伎で、一日を通しての狂言の題名。→小名題。[初出の実例]「彼げいしゃなる者二人、台上に立て時々の狂言、大名題・小名題…
おお‐なんど(おほ‥)【大納戸】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 納戸役の一つ。江戸時代、幕府、諸大名の御納戸をつかさどって、衣服や器物の出納をする役。おなんどかた。⇔小納戸。[初出の実例]「甲(…
おお‐にえ(おほにへ)【大贄・大嘗】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① ( 大贄 ) ( 「贄(にえ)」の敬称。立派な贄の意 ) 朝廷へ貢物(みつぎもの)として奉る土地の産物。おおなえ。[初出の実例]「海人大贄(おほ…
おお‐は(おほ‥)【大翳・円翳】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 鳥の羽や絹布を張ったうちわ型の道具で、三メートル程度の長柄のついているもの。儀式などで、天皇の顔を隠すために左右から女官がかざし…
おおば‐こ(おほば‥)【大葉子・車前草】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ]① オオバコ科の多年草。各地の山野や路傍に普通にみられる。葉は根元から群がって生え、楕円形ないし卵形で、長い柄があり、長さ三~一五センチ…
おお‐ばり(おほ‥)【大梁】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 木造または鉄筋コンクリート建築で、小梁(こばり)を受ける大きな梁をいう。[初出の実例]「大梁三本〈是を牛丸太と云〉此三本の大梁材木問…
おお‐びし(おほ‥)【大菱】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 刀の柄糸の巻き方の一つ。柄糸の巻き合せ目に、大きな菱形を表わすもの。② 紋章の一つ。菱形の紋。[初出の実例]「大内(おほち)修理亮、…
おお‐ひね(おほ‥)【大陳】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 「おおひねごめ(大陳米)」の略。[初出の実例]「買置の本は残さず此蔵に 大ひねと云米柳陰」(出典:俳諧・西鶴大矢数(1681)第二三)
おお‐ひめぎみ(おほ‥)【大姫君】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 貴人の長女をいう尊敬語。おおひめ。おおいぎみ。おおひめごぜん。⇔弟姫君(おとひめぎみ)。[初出の実例]「愛宮の御許に、桃園の大姫君の…
おお‐ふだ(おほ‥)【大札】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 大きい札。[初出の実例]「捕二家主一、大札を先に持レ之将出けり」(出典:古事談(1212‐15頃)四)② 大きい高札、制札。[初出の実例]「速…
おお‐べや(おほ‥)【大部屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 大きなへや。② 江戸時代、大名屋敷で、「臥煙(がえん)」と称した火消し人夫が起居していた大きな部屋。また、小者、人足などの詰めてい…
おお‐ほんだ(おほ‥)【大本多】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 男性の髪の結い方の一つ。本多髷の形を大きくしたもの。明和・安永(一七六四‐八一)頃流行した。[初出の実例]「小春(こはる)のころ柳(や…
おお‐まゆ(おほ‥)【大眉】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 高眉をまゆ墨で大きく太くかいたもの。[初出の実例]「小児の大眉に鉄漿黒(かねくろ)也」(出典:太平記(14C後)二)
おおみ‐き(おほみ‥)【大御酒】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「おおみ」は接頭語 ) 神、天皇などにさしあげる酒。[初出の実例]「白檮(かし)のふに 横臼(よくす)を作り 横臼に 醸(か)みし意富美岐(…
おおみ‐た(おほみ‥)【大御田】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「おおみ」は接頭語 ) 神社経営のための田地。御戸代(みとしろ)。[初出の実例]「おほみ田のうるほふばかりせきかけて井堰(ゐぜき)に落…
おおみ‐ふね(おほみ‥)【大御船】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「おおみ」は接頭語 ) 天皇などのお乗りになる船。[初出の実例]「難波人 鈴船取らせ 腰なずみ その船取らせ 於朋瀰赴泥(オホミフネ)取…
おお‐めいぶつ(おほ‥)【大名物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 名物の一つ。茶器の名物で千利休以前に選定されたもの。主として東山時代に能阿彌などが選んだ唐物(からもの)が多い。[初出の実例]「今日…
おお‐もちあい(おほもちあひ)【大保合・大持合】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 相場が長い間小さな範囲での動きしかみせず、大きな騰落もないこと。〔新聞語辞典(1933)〕
おお‐もとゆい(おほもとゆひ)【大元結】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 元結の一種。ふつうの元結の上に、装飾用としておおいむすぶもの。
おお‐ものみ(おほ‥)【大物見】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 多くの兵を率いて敵の状況をさぐりに出ること。また、その人。[初出の実例]「板垣家中の侍を六十騎、歩者(かちもの)一人もそへず、大物見…
おおもん‐ぐち(おほモン‥)【大門口】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 遊郭の入り口の門のところ。特に、江戸新吉原の入り口。[初出の実例]「日本土堤(づつみ)を通りつつ、音に聞えし新吉原、大門口にぞ着きに…
おお‐よぎ(おほ‥)【大夜着】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 普通の夜着より大型の夜着。かいまき。[初出の実例]「身にあまるなさけの程を忘れめや いとしき君とねたる大よぎ〈良庵〉」(出典:俳諧・…
おお‐ろく(おほ‥)【大六】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 大型の虫かご。⇔小六(ころく)
おお‐わかしゅ(おほ‥)【大若衆】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 成人の後も童形でいる者。[初出の実例]「朱の二た重緒のせったをはき、耳にタコのある大若衆」(出典:滑稽本・八笑人(1820‐49)二)② 男…
おお‐わらい(おほわらひ)【大笑】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 声高く笑うこと。[初出の実例]「輾然は大わらいしたことなり」(出典:玉塵抄(1563)三八)② ( 形動 ) ひどく人の物笑いになるさま。また…
だい‐うんが【大運河】
- 精選版 日本国語大辞典
- 中国の南北を結ぶ運河。秦・漢・南北朝時代に開鑿、隋の煬帝(ようだい)によって天津~黄河と淮水~揚子江が結ばれ、元の時代に杭州と天津を完全に結…
だいえ(ダイヱ)【大慧】
- 精選版 日本国語大辞典
- ⇒ちこつだいえ(癡兀大慧)
だいえい【大永】
- 精選版 日本国語大辞典
- ( 「たいえい」とも ) 室町末期、後柏原・後奈良両天皇の代の年号。永正一八年(一五二一)八月二三日に戦乱天変などのため改元、大永八年(一五二八…
たいか【大夏】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 一 ] バルクを中心とする北アフガニスタンの、中国での呼称。漢代のバクトリア王国にあたるとされるが、紀元前二世紀、この国を滅ぼしたトハラの音…
たい‐が【大駕】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 天子を敬って、その乗り物をいう語。[初出の実例]「大駕車馬ぞ」(出典:史記抄(1477)一五)[その他の文献]〔後漢書‐輿服志〕
だい‐かく【大核】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ゾウリムシなどの原生動物繊毛虫類にある二つの核のうち大形の核。物質代謝に関係する。小形で、生殖に関係する核を小核という。
だい‐かっこ(‥クヮッコ)【大括弧】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 括弧の一つ。〔 〕の形のもの。〔造本と印刷(1948)〕
だい‐がっこう(‥ガクカウ)【大学校】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 名詞 〙① 学校教育法によらない各種学校の一つ。行政官庁の直轄の教育機関が多い。海上保安大学校、航空大学校、水産大学校、防衛大学校、…
たい‐ぎ【大偽】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 はなはだしいいつわり。大きなうそ。[初出の実例]「仁義は大道の廃(すたれ)たる処に出、学教は大偽(ギ)の起る時に盛也」(出典:太平記(…
だい‐き【大毅】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 令制で一軍団(六〇〇人以上一〇〇〇人以下)の長官。兵士を検校し、戎具(じゅうぐ)を充備し、弓馬を調習し、軍陣を撫閲することをつかさ…
だい‐きこう【大気候】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 世界、諸大陸など、広い地域の気候。
だい‐きょう(‥ケウ)【大教】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 如来の教法。仏教。[初出の実例]「震旦に仏法盛にして大教を崇む」(出典:今昔物語集(1120頃か)六)
だい‐ぎょうじゃ(‥ギャウジャ)【大行者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 修行を積んだ行者。また、行者を敬っていう語。[初出の実例]「大真殿再興勧進の大行者(だいギャウジャ)」(出典:浄瑠璃・国性爺合戦(171…
たい‐きん【大禁】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「だいきん」とも ) きびしい禁制。重い法度(はっと)。[初出の実例]「夫四境七道の関所は、国の大禁(キン)を知しめ、時の非常を誡めん…
たい‐ぐん【大郡】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 面積が広く、戸口の多い郡。〔漢書‐元帝紀〕② 上代の郡の等級の一つ。大化の制では四〇里、令制では一六里以上、二〇里以下の郡をいう。…
たい‐けん【大憲】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 大きなおきて。重大な憲章。② 憲法を尊んでいう語。[初出の実例]「詔命を履践し茲に大憲を制定し」(出典:大日本帝国憲法(明治二二年)…
だい‐けんしょう(‥ケンシャウ)【大憲章】
- 精選版 日本国語大辞典
- ( [ラテン語] Magna Carta の訳語 ) ⇒マグナカルタ