デジタル大辞泉
「申分」の意味・読み・例文・類語
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もうし‐ぶん まうし‥【申分】
〘名〙
① 物事を申し出ること。申し立てること。また、その内容。
主張。
申事。
※
言継卿記‐永祿一二年(1569)正月二一日「平野社長松申分御返事有之、兼興曲事之段非一事之条、可有御改易也」
② 不満に思うところ。非難すべき点。
文句を言いたい点。欠点。
※雲形本狂言・
水掛聟(室町末‐近世初)「
身共こそ申分
(マウシブン)があれ共堪忍いたいた」
もうし‐わ・く まうし‥【申分】
※
史記抄(1477)
一一「別白黒とは事の利不利をきっかと申しわけて陰と陽との異なるやうに云てきかせ申さうぞ」
※
謡曲・
正尊(1541頃)「
御前にて荒けなき起請文書き申しわけられ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報