ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ダイアー」の意味・わかりやすい解説
ダイアー
Dyer, George
[没]1841.3.2. ロンドン
イギリスの著述家。ラムの『エリア随筆』後集の一編「友人蘇生」にその風変わりな人柄が活写されている。著書『ケンブリッジ大学と学寮の歴史』 History of the University and Colleges of Cambridge (1814) など。
ダイアー
Dyer, John
[没]1758
イギリスの詩人。ウェールズに生れ,現実の風景を婉曲的な修辞法で描写し,哲学的瞑想に昇華させるウェルギリウス風の詩を得意とした。主作品『グロンガー丘陵』 Grongar Hill (1726) ,『ローマの廃虚』 The Ruins of Rome (40) ,『羊毛』 The Fleece (57) 。
ダイアー
Dyer, Sir Edward
[没]1607.5. ロンドン
イギリスの詩人,作曲家。エリザベス1世の宮廷に仕え,1596年ナイトに叙せられた。 P.シドニーや E.スペンサーの友人。名作『わが心は王国に等しい』 My mind to me kingdom isで知られる。
ダイアー
Dyer, Sir James
[没]1582.3.24. グレートストートン
イギリスの司法官。オックスフォード大学卒業,1547年に上級法廷弁護士となり,52年にナイト爵を受けた。 56年より民事訴訟裁判官,59~82年同首席裁判長をつとめ,初めて判例主義を採用した。
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