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ちり紙(塵紙) ちりがみ

世界大百科事典 第2版の解説

ちりがみ【ちり紙(塵紙)】

手すき和紙において〈ちり〉という場合,ごみや汚物などの意味ではなく,コウゾなどの樹皮の黒皮や繊維の太い結束などをさす。たとえば,製紙工程でちり取り(除塵(じよじん))作業とよばれるものは,黒皮や結束を取り除く作業をさす。したがって本来のちり紙は,上等な白い紙をすくために取り除いたコウゾ皮の甘皮部分や表皮,黒皮などですいたものをいい,十分に砕けきれずに残ったコウゾ皮のかすや黒皮が紙面に現れている。また毎日の紙すき作業の終りの紙料液には,すく際に除いたちりが多量に含まれており,この残液ですいた紙もちり紙となる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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