ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ホシガラス」の意味・わかりやすい解説
ホシガラス
Nucifraga caryocatactes; spotted nutcracker
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スズメ目カラス科の鳥。全長約35cm。体は黒褐色で,顔,背中,下面には密な白色斑がある。この体の白い細かい斑紋からホシガラスの名がある。下尾筒と尾羽の先端は白い。ユーラシア大陸の亜寒帯および亜高山帯に分布し,主として針葉樹林に生息している。日本では北海道,本州,四国の標高約1500m以上の針葉樹林帯からハイマツ帯で繁殖し,冬には低山帯におりてくるものもある。ガーガーとしわがれた声で鳴き,またネコの声に似たミャーという変わった声も出す。つがいか小群をつくって生活していて,ハイマツの実を好んで食べる。英名は木の実をくだいて食べることによる。巣は針葉樹の上につくり,1腹3~4個の卵を産む。
執筆者:安部 直哉
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…これらの種はいずれもカラス属に属し,和名は〈カラス〉とつけられているが,英名ではcrowのほかに,ワタリガラスをraven,ミヤマガラスをrook,コクマルガラスをjackdawという。またカラス属に近縁で別属の鳥にホシガラスやベニバシガラスがあるが,英名はそれぞれnutcrackerとchoughである。
[カラス科]
カラス科Corvidaeは26属106種からなり,南極圏の島々,ニュージーランド,大洋中の島々を除き,世界中に広く分布している。…
…これらの種はいずれもカラス属に属し,和名は〈カラス〉とつけられているが,英名ではcrowのほかに,ワタリガラスをraven,ミヤマガラスをrook,コクマルガラスをjackdawという。またカラス属に近縁で別属の鳥にホシガラスやベニバシガラスがあるが,英名はそれぞれnutcrackerとchoughである。
[カラス科]
カラス科Corvidaeは26属106種からなり,南極圏の島々,ニュージーランド,大洋中の島々を除き,世界中に広く分布している。…
※「ホシガラス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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