むつ[市](読み)むつ

百科事典マイペディアの解説

むつ[市]【むつ】

青森県下北半島中部の市。1959年市制,大湊田名部(たなぶ)市となり,翌年改称。半島の中心に位置し,田名部と大湊湾に臨む大湊線の終点大湊に市街がある。第3次産業人口が70.6%(2005)を占め,下北地域を商圏とする消費都市の役割を果している。第1次産業人口は6.6%と少なく,酪農や製材,ホタテガイ・コンブ・ワカメの養殖が行われる。西部は恐(おそれ)山の山地で,下北半島国定公園に含まれる。関根浜母港が置かれていた日本初の原子力船〈むつ〉(8242トン)は,1995年6月解体され,海洋地球研究船〈みらい〉に改造された。2005年3月下北郡川内町,大畑町,脇野沢村を編入。東日本大震災で,市内において被害が発生。864.16km2。6万1066人(2010)。

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世界大百科事典 第2版の解説

むつ[市]

青森県北東部,下北半島の頸部に位置する市。1959年田名部(たなぶ)町と大湊町が合体して市制を施行,大湊田名部市と称したが,翌60年現名に改称。人口4万8883(1995)。北は津軽海峡を隔てて北海道に相対し,南は大湊湾を抱く。田名部は南部藩時代から下北半島の経済的中心として海産物や木材の取引が行われ,代官所も置かれた。1870年(明治3)には官軍に敗れた会津藩が3万石に減封されて田名部に移され,斗南(となみ)藩と称した。

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