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めしべ(雌蕊) めしべpistil

翻訳|pistil

世界大百科事典 第2版の解説

めしべ【めしべ(雌蕊) pistil】

〈しずい〉ともいう。被子植物の花の雌性器官で,子房花柱,花頭の三つの部分からなり,受粉した後,花柱や花頭はしおれたり落ちたりするが,子房は発達してとなる。めしべは,異型胞子性のシダ植物(イワヒバ)や裸子植物(ソテツ)の大胞子葉と相同な心皮carpelからなっていて,葉の変態したものである。サクラの八重咲きの品種である普賢象のめしべは,先祖返りをして緑葉となっている。裸子植物の大胞子葉と異なり,被子植物の心皮はその縁が互いに閉じ合わさって袋状となり,中に種子となる胚珠を包み込んでいて,この部分を子房ovaryという。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のめしべ(雌蕊)の言及

【花】より

…例えばソテツ,イチョウ,マツなどの裸子植物の生殖器官を含めたり,さらには胞子生殖をするツクシの穂をも花とする見解もある。
[花の概念]
 被子植物の花は見かけ上はさまざまな形があるものの,基本的には同じで,小胞子葉と大胞子葉にそれぞれ相同なおしべとめしべ,さらに萼と花冠があり,それらが付着する花托からなっている。裸子植物の生殖器官には,萼や花冠はないが,軸の先に小胞子葉や大胞子葉が集まったものであり,シダ植物の胞子囊穂(ほうしのうすい)も胞子葉や胞子囊托が集まったものである。…

※「めしべ(雌蕊)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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