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アルカリ土類金属 アルカリどるいきんぞく alkaline earth metal

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アルカリ土類金属
アルカリどるいきんぞく
alkaline earth metal

周期表2族のカルシウムストロンチウムバリウムラジウムの4元素の総称。単体は比較的活性であり,溶融塩電解によって製造される。銀白色の金属で軟らかく,希ガス構造の2価の陽イオンになりやすい。

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百科事典マイペディアの解説

アルカリ土類金属【アルカリどるいきんぞく】

周期表第II族元素のうち,カルシウムCa,ストロンチウムSr,バリウムBa,ラジウムRaの総称。ベリリウムBe,マグネシウムMgをこれに加えることもある。いずれも光沢ある銀白色の金属で,Raを除き軽金属

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世界大百科事典 第2版の解説

アルカリどるいきんぞく【アルカリ土類金属 alkali(ne) earth metals】

周期表周期表第II族(第IIA族)に属するベリリウムBe,マグネシウムMg,カルシウムCa,ストロンチウムSr,バリウムBa,ラジウムRaの6種の金属元素の総称。ベリリウムと放射性のラジウム以外の元素は地球上に広く存在し,とくにマグネシウムとカルシウムは水圏,岩石圏,生物圏中に大量に分布し,多数の重要な造岩鉱物の主要成分である。単体は融解ハロゲン化物の電解で得られ,銀白色で比較的軟らかく延性があり,電気を導く。

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大辞林 第三版の解説

アルカリどるいきんぞく【アルカリ土類金属】

周期表上で 2 族に属する金属元素のうち、カルシウム・ストロンチウム・バリウム・ラジウムの四つの金属元素の総称。銀白色で比較的軟らかく、特有の炎色反応を示す。アルカリ金属元素に次いで、電気的陽性・イオン化傾向が強く、二価の陽イオンになりやすい。水と反応して塩基性の水酸化物を生じる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アルカリ土類金属
あるかりどるいきんぞく
alkaline earth metals

周期表第2族のうちカルシウム、ストロンチウム、バリウム、ラジウムの4元素の総称。これにベリリウム、マグネシウムを加えた6元素をいうこともある。ラジウムは放射性元素である。
 古くはアルカリ(アルカリ金属の水酸化物など)となる金属と「土(ど)earth」類(アルミニウムの酸化物など、水に溶けず火にも強いもの)金属との中間的な性質を示すことから、このようによんでいた。ベリリウムおよびラジウムを除いては比較的多量に存在する。マグネシウム、カルシウムは、地殻を構成する8元素(元素の存在度1%以上)に入り、また、生物体中にも存在し、広く分布する。単体はすべて銀白色または灰白色の金属で、空気中ではしだいにさびて光沢を失う。融点、沸点ともアルカリ金属よりも高く、密度も大きい。ラジウムを除いてすべて軽金属に属する。アルカリ金属に次いで陽性が著しく、つねに2価陽イオンとしての化合物をつくりやすい。またイオン化傾向は大きく、化学的性質は活発である。金属は一般に水素、窒素、酸素、塩素などとは直接化合する。水とはベリリウム、マグネシウムは徐々に、カルシウム以下は原子番号が大きいほど激しく反応して水素を発生し、水酸化物となる。水酸化物は一般に強塩基で、アルカリ金属に次ぐが、水酸化ベリリウムのみは両性である。ベリリウムおよびマグネシウムの水酸化物は難溶性であるがカルシウム以下はしだいに溶解度が大きくなる。化合物の性質はそれぞれよく似ているが、ベリリウムは例外で、むしろアルミニウムによく似ている。多くの酸と塩をつくるが一般に無色。塩化物、臭化物、ヨウ化物、硝酸塩などは水に溶ける。フッ化物、リン酸塩、炭酸塩などは難溶性である。水酸化物、炭酸塩、硝酸塩は熱すると酸化物になる。一般に安定な錯化合物はつくりにくいが、エチレンジアミン四酢酸などとは安定なキレート化合物をつくるため、それらはマグネシウム、カルシウムなどの定量に用いられる。炎色反応はカルシウムは橙(だいだい)色、ストロンチウムは深紅色、バリウムは黄緑色、ベリリウムとマグネシウムは無色である。[中原勝儼]
『高本進・稲本直樹・中原勝儼・山崎昶編『化合物の辞典』(1997/普及版・2010・朝倉書店) ▽J・A・コーワン著、小林宏・鈴木春男監訳『無機生化学』(1998・化学同人) ▽F・A・コットン、G・ウィルキンソン、P・L・ガウス著、中原勝儼訳『基礎無機化学』(1998・培風館) ▽内田希・小松高行・幸塚広光・斎藤秀俊・伊熊泰郎・紅野安彦著『無機化学』(2000・朝倉書店)』

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