百科事典マイペディア 「アンセルメ」の意味・わかりやすい解説
アンセルメ
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スイスの指揮者。初め数学者を志したが指揮に転じ、1915~1930年ディアギレフ・バレエ団の指揮者。1918年にスイス・ロマンド管弦楽団を創立、1967年までその指揮者を務め、このオーケストラを世界的な地位に引き上げた。1964年(昭和39)N響に客演、1968年スイス・ロマンド管弦楽団の初来日に同行している。アンセルメは20世紀の作品に大きな関心をもち、多くの作品を初演、その普及に大きな役割を果たし、「バレエ音楽の神様」ともよばれた。オネゲル、ストラビンスキー、ラベル、デ・ファリャなどが作品をアンセルメに捧(ささ)げている。
[岩井宏之]
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…ジャズで踊るために生まれた4/4拍子のステップで,1910年代の半ばアメリカで流行し,直ちにヨーロッパへも伝えられ,これによってジャズ・バンドの渡欧もさかんになった。スイスの指揮者アンセルメは,19年ウィル・マリオン・クックWill Marion Cookの黒人ダンス・バンドで,シドニー・ベシェCidney Bechet(1897‐1959)のクラリネットを聞いた感動を《レビュー・ロマンデ》に寄稿,この一文は世界最初のジャズ評論となった。ベルギーの弁護士で詩人のロベール・ゴファンRobert Goffinの著書《ジャズの辺境》(1932),フランスの評論家ユーグ・パナシエHugues Panassiéの著《ホット・ジャズ》(1934。…
…1918年アンセルメによってジュネーブで結成された楽団。38年にはローザンヌ放送管弦楽団を吸収し,発展した。…
※「アンセルメ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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