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ウリ(瓜) ウリ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ウリ(瓜)
ウリ

広い意味ではウリ科植物の総称であるが,一般にはこのなかのマクワウリシロウリなどをさすことが多い。ウリ科植物の多くはつる性の草で,葉柄の脇から巻きひげを出して他物に巻きついて伸びるが,カボチャやスイカのように地をはうものもある。葉は互生し,形や大きさはいろいろある。花は放射相称で,雄花と雌花の区別があり,黄または白色5枚の花弁は合弁で,下半部は筒状または杯状になる。萼も筒状で,先端は5裂する。雄花のおしべの形に特徴があり,5本のおしべがそれぞれ1個の葯 (やく) をもつもの,5本のうち2本ずつくっつき1本だけ離れているもの,および5本が全部くっついているものなどがある。めしべは1本で先が3裂し,子房は下位で萼筒に包まれる。果実は水分の多い果肉から成り,多数の種子をつくる。日本に野生するものにはアマチャヅルカラスウリスズメウリゴキヅルなどがあるが,いずれも果実は食用にならない。食用になるウリ類はすべて外来のもので,熱帯アジア,西インド諸島,熱帯アフリカなどの原産である。

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百科事典マイペディアの解説

ウリ(瓜)【ウリ】

キュウリマクワウリメロンなど,ウリ科キュウリ属の植物の果実の通称。広義にはスイカ属,ユウガオ属,ヘチマ属,カボチャ属なども含む。また日本原産のものには,カラスウリ属,食用にはならないがスズメウリ属,ゴキヅル属などがある。

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世界大百科事典 第2版の解説

ウリ【ウリ(瓜) cucurbit】

ウリは広義にはウリ科に属する栽培植物(ウリ類)やその果実の総称であるが,狭義にはマクワウリイラスト),メロン(イラスト),シロウリキュウリ(イラスト)などを含むキュウリ属の果実を指す。ウリ類の果実は,多肉・多汁な果肉を有するものが多いので,食用としての利用価値が高い。ここでは広義のウリ類を中心に述べる。
【ウリ科Cucurbitaceaeの植物】
 双子葉植物。ウリ科は野生種を含めて約100属850種があり,熱帯から温帯にかけて分布するが,高温で日照時間の長い乾燥した気候の地域に多い植物群である。

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世界大百科事典内のウリ(瓜)の言及

【ウリクサ(瓜草)】より

…畑や庭などのやや湿気の多い所に生える雑草で,ゴマノハグサ科の一年草(イラスト)。夏から秋にかけて淡紫色の唇形花をつける。和名は果実が瓜に似るのでいう。茎はまばらに分枝して広がり,長さ10~20cm。葉は短い柄があり,卵形で先はあまりとがらず,長さ7~20mm,幅6~13mm,粗い鋸歯がある。上部の葉のわきから細い花柄を伸ばして1花をつける。萼は筒形で先が短く5裂し,5本の稜がある。花冠は長さ約7mm。…

【ウリクラゲ(瓜水母)】より

…無触手綱ウリクラゲ科の有櫛(ゆうしつ)動物(イラスト)。日本各地に分布するが,とくに寒海に多産する。…

【瓜子姫】より

ウリから生まれた女の子を主人公とする昔話で,〈瓜姫〉〈瓜子織姫〉〈瓜姫子〉〈瓜姫御寮〉などとも呼ばれ,全国に広く分布している。機織を好む美しい姫に成長した瓜子姫が,山からやってきたアマノジャクにだまされて殺されそうになるが,間一髪のところで救われ,殿様の嫁になって幸福に暮らす話と,これとは対照的に無惨に殺されてしまう話とがあり,前者は西南日本に多く,後者は東北・北陸地方に多くみられる。…

※「ウリ(瓜)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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